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2018年6月24日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。サトノダイヤモンド、ダンビュライト、キセキ、サトノクラウン、ヴィブロス、ミッキーロケット、ストロングタイタンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は出走各馬の調教にフォーカスしていく。どんなに能力の高い馬であっても、出走した時の状態が良くなければ100パーセントのパフォーマンスを発揮することは難しい。仮に有力馬の状態が100%でないなら、多少実力が劣る馬であっても台頭してくる可能性は十分に考えられる。特に重賞の場合、各馬の実力が拮抗している。このため、状態一つで着順が入れ替わることは珍しくない。

陣営にとっては「いかにいい状態で出走させられるか」が、馬券を買うファンにとっては「いかに状態を見極められるか」がレースのカギを握ってくるのだ。

今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


最終追いきり診断

今回は上位人気が予想される馬を中心に見ていくことにしよう。

サトノダイヤモンド・牡5歳(ディープインパクト・栗東・池江厩舎)

評価A

6月14日一週前追い切り栗東CWコース(良)

6F82秒5―67秒0―51秒9―38秒1―11秒4

シロニイ(3歳上1600万下)を0.3秒差一杯に追走して0.6秒先着、不甲斐ない前走を払拭するような動きを見せた。併せ馬で闘争本能を掻き立てるように走らせ、本来の姿に近づいてきた。

追われるまでは終始折り合いに専念してゴーサインが出れば僚馬を置き去りにして好タイムで入線。最終追い切り次第だが復活に期待が持てる一週前追い切りだった。

6月20日最終追い切り栗東CWコース(重)

6F85秒22―67秒9―51秒4―38秒3―11秒5

内にクライムメジャー(3歳上1600万下)、外にシロニイ(3歳上1600万下)の形で3頭併せを敢行、先行したシロニイをパスすると直線はクライムメジャーとびっしりと併せる形になった。合図が入るとラスト1Fは上々の伸びを見せた。

反応、フットワークともに良く、クライムメジャーに半馬身、シロニイには3馬身の差をつけて入線。動きを見る限り今年最高の出来、本来の実力は発揮できそう。

ヴィブロス・牝5歳(ディープインパクト・栗東・友道厩舎)

評価A-

6月13日一週前追い切り栗東CWコース(良)

6F80秒8―64秒8―49秒7―36秒0― 11秒2

ルタンデュボヌール(3歳上500万下)を1.7秒差一杯に追走して0.8秒先着。一週前追い切りでラスト1F11.2の破格のタイムをマーク。格下相手とは言え、ラストの仕掛けだけで完全に突き放した。状態面だけから見ればほぼ仕上がっている。

6月20日最終追い切り栗東坂路(重)

4F58秒7―41秒9―27秒7―13秒8

一週前にびっしり追っているため、坂路を馬なりで流すだけの最終追い切りとなった。海外遠征帰りだが、馬体の張りや毛づやは悪くない。見えない疲れはわからないが動きや馬体からは不安はなさそうで、それなりの力は発揮できる。

キセキ・牡4歳(ルーラーシップ・栗東・角居厩舎)

評価B+

6月17日一週前追い切り栗東CWコース(良)

5F69秒2―53秒2―39秒0―12秒1

単走馬なり、先週に続いて2週続けてデムーロ騎手が騎乗しての追い切りとなった。時計の出やすい馬場状態だったが、頭を沈めて走る姿は本調子が近い雰囲気を受けた。前走から3ヶ月、菊花賞の疲れも完全に取れてここが勝負となりそうな雰囲気が出ている。

6月20日最終追い切り栗東CWコース(重)

5F64秒8―51秒0―38秒2―12秒4

前走から3ヶ月となるため、乗り込み量は相当になっている。陣営のこのレースに掛ける意気込みは半端なく強そうだ。日経賞では折り合いを欠いてしまいレースにならなかったため、調整は折り合い重視となった。

最終追い切りは単走でウッドコースを軽快に走り切った。動きは悪くなく、馬場状態が不問なタイプなので当日のテンションが鍵を握りそう。

ダンビュライト・牡4歳(ルーラーシップ・栗東・音無厩舎)

評価A-

6月13日一週前追い切り栗東坂路(良)

4F51秒6―37秒2―12秒4

先週と同様にミッキーロケット(3歳上オープン)との併せ馬を0.2秒一杯に追われて先行して同時入線。両馬ともに出走予定のため熱の入った追い切りとなった。海外遠征帰りだが、しっかりと乗り込まれている。一週前では好時計をマークするも僚馬の方が動きがよく見えた。

6月20日最終追い切り栗東坂路(重)

4F51秒1―37秒0―24秒4―12秒5

一週前同様に坂路での併せ馬で追い切られた。相手はどちらもミッキーロケットだったが、相手の動きが良すぎて先着を許した。ただし、この馬の動きとしては上々で、軽快に好時計をマークしている。落ち着きもあって折り合いの心配もなさそう。

サトノクラウン・牡6歳(Marju・美浦・堀厩舎)

評価B+

6月14日一週前追い切り美浦南Wコース(良)

5F65秒4―50秒9―37秒4―12秒8

レイダー(3歳上1000万下)を0.6秒差追走して直線一杯に追うも、0.1秒遅れて入線。僚馬には遅れたものの、ウッドコースでの自己ベストを更新する好時計。もともと調教は動かないため、併走遅れは折り込み済み。

6月20日最終追い切り美浦南Wコース(稍重)

5F68秒5―53秒2―38秒9―13秒1

直線は内にアヴィオール(3歳500万下)、外にリリーバレロ(3歳未勝利)と、2頭に挟まれて3頭併せでの最終追い切り。外を1馬身差を追い掛け、内には1馬身先行してスタートし、直線は外を確実にとらえて同時入線、内は寄せ付けずに1馬身差をつけた。馬場状態が良くないことを考慮すればタイムは合格点、一週前の併走遅れから見れば状態は相当に上向いた。

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