宝塚記念2017の予想データ分析…シュヴァルグランが危険な人気馬な3つの根拠

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今週は阪神競馬場で春競馬の総決算・宝塚記念(GI/芝内回り2200m)が行われる。

“春3冠”がかかるキタサンブラック(牡5)が圧倒的な人気を集めるのが確実な中、対抗馬の一番手になるのがシュヴァルグラン(牡5)だ。天皇賞春では“2強”の一角サトノダイヤモンドを抑えて2着に食い込み、今回も躍進が期待されている。

だが、天皇賞春ほど大きな期待をかけるのは少々酷かもしれない。

というのも、シュヴァルグランにとって宝塚記念は必ずしも向いた条件だと言えないからだ。

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距離への懸念

まず最初に浮かんでくる懸念点は距離だ。

シュヴァルグランは現役屈指のステイヤーで、長距離戦やスタミナの問われる条件にめっぽう強い。だからこそ、2年連続して天皇賞春で馬券に絡めたのだ。

実際、戦績を振り返っても、長距離戦における活躍が目立つ。

レース名 距離S 着順 人気
天皇賞春G1 芝3200 4
阪神大賞G2 芝3000 2
有馬記念G1 芝2500 5
JCG1 芝2400 6
アルゼンHG2 芝2500 2
宝塚記念G1 芝2200 5
天皇賞春G1 芝3200 3
阪神大賞G2 芝3000 1
日経新春HG2 芝2400 1
オリオH1600 芝2400 1
1000万下 芝2400 1
500万下 芝2400 1
500万下 芝2000 1

本格化した3歳夏以降の成績だが、まず2000mでは1番人気に支持されながら惜敗を喫している。さらに阪神大賞典や天皇賞春といった3000m以上のレースでは堅実なのに対し、天皇賞春→宝塚記念という今年と同じローテで臨んだ昨年は9着と惨敗してしまった。

そもそも長距離戦のほうが向くことに加え、距離短縮でパフォーマンスを上げるタイプではないのだ。

宝塚記念の条件は合わない?

血統的な見地から見ると、さらに不安は増していく。

例えば宝塚記念において、ハーツクライはほとんど馬券に絡めていない。

日付 馬名
2016.6.26 シュヴァルグラン 5
2016.6.26 カレンミロティック 14 11
2016.6.26 ワンアンドオンリー 13 14
2016.6.26 フェイムゲーム 12 17
2015.6.28 ヌーヴォレコルト 3
2015.6.28 ワンアンドオンリー 4 11
2015.6.28 カレンミロティック 5 13
2014.6.29 カレンミロティック 9
2014.6.29 フェイムゲーム 7
2014.6.29 ウインバリアシオン 2
2012.6.24 ウインバリアシオン 3

かろうじてカレンミロティックが好走しているものの、6頭が5番人気以内に支持された中、馬券に絡んだのが1頭というのは物足りない。

さらにハーツクライ産駒のコース成績を見てみると……

種牡馬 着別度数
ハーツクライ 0- 3- 3-25/31
勝率 複勝率 単回値 複回値
0.0% 19.4% 0 48

※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外

ご覧のような低調な成績しか残せていない。宝塚記念というレースが得意でも、阪神芝内回り2200mというコースが得意でもないというわけだ。

道悪は?

なお、先ほどのデータは良馬場を対照したものだった。幸か不幸か、今週は道悪開催が濃厚となっている。

しかし、道悪になったからといって確実にパフォーマンスを上げるとは限らない。

例えば重馬場以上で行われた阪神のレースにおいて、ハーツクライ産駒は(1−0−0−17)という成績しか残せていない(※馬場の対象が重、不良以外は上記の条件と同様で集計)。

ハーツクライ産駒は道悪でダメというわけではないが、“道悪の鬼”というほどでもない。よって、馬場が確実に味方するとは言い切れないのだ。

まとめ

キタサンブラックの対抗馬一番手として見られているシュヴァルグランだが、意外と好材料は多くない。果たして強敵を倒し、悲願のGI初制覇を成し遂げることができるのか? 少なくとも、勝つためのハードルは決して低くないということは間違いないだろう。

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