2019年3月24日、中京競馬場で高松宮記念(GⅠ/芝1200m)が行われる。今回のJRA重賞予想考察では“消しデータ”にフォーカス。過去10年の当該レースを振り返り、好走馬が全く出ていない条件を導き出していく。
予想をしていくとどの馬も魅力的に見えてなかなか切ることができないというのが馬券ファンの悩みのタネだ。しかし、今回の消しデータと自分の予想を照らし合わせていけば、買う馬を絞ることもできるはずだ。
今年はダノンスマッシュ、モズスーパーフレア、レッツゴードンキ、ナックビーナス、ロジクライ、ミスターメロディらが出走する。果たして、この中で消しデータに該当している馬とは? 過去を振り返ることで2019年の好走馬が見えてくる。
目次
2019年JRA重賞考察:高松宮記念の競馬予想分析
データの対象年数:過去7年
※大幅にレースの施行条件が変わった場合は対象外とする場合あり
予想消しデータ 極端な人気薄は消し!
まずは人気面から。高松宮記念では人気薄がほとんど好走しない傾向にある。
11番人気以下 ( 0- 0- 0- 55/ 55 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 0.00% │ 複勝回収値 0
ご覧の通り、11番人気以下になると全く好走例がない。
また、オッズを見てみると……
単勝20倍以上( 0- 0- 2-77/79 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 2.50% │ 複勝回収値 25
単勝20倍よりついた馬は一頭も連対していない。かろうじて2頭が3着に入っているが、それのみだ。
原則として力のある馬の優先順位を上げたほうがいいだろう。
※以下、10番人気以内を対象に集計
予想消しデータ 高齢馬は消し
電撃6ハロンのスプリント戦だけあって、スピードがあるかどうかが最大の焦点になってくる。
スピードとなると、鍵になるのが年齢だ。
年齢を重ねれば重なるほど、スピードや瞬発力は衰えてくる。このため、高松宮記念では高齢馬の成績が良くないのだ。
4歳 ( 2- 0- 4-11/17 )
勝率 11.80% │ 単勝回収値 96
複勝率 35.30% │ 複勝回収値 131
5歳 ( 4- 2- 2-15/23 )
勝率 17.40% │ 単勝回収値 63
複勝率 34.80% │ 複勝回収値 80
6歳 ( 0- 5- 1-12/18 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 33.30% │ 複勝回収値 87
7歳 ( 1- 0- 0- 7/ 8 )
勝率 12.50% │ 単勝回収値 81
複勝率 12.50% │ 複勝回収値 32
8歳 ( 0- 0- 0- 4/ 4 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 0.00% │ 複勝回収値 0
7歳馬が1頭勝っているが、これは香港馬のエアロヴェロシティ。日本馬とは分けて考えたほうがいいだろう。
日本馬に限定すると、勝ち馬は5歳より若い。6歳馬は連対まで。7歳以上になると馬券に絡むことすら厳しくなってくる。
高齢馬を割り引くのが高松宮記念の基本戦略と言えそうだ。
予想消しデータ 前走6着以下は消し!
最高グレードのGIというだけあって、近走充実している馬がいい成績を残す傾向にある。
反対に前走凡走してから巻き返すことはかなり難しい。
前走6着以下 ( 0- 0- 2-15/17 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 11.80% │ 複勝回収値 81
前走掲示板に入れなかった馬は3着までが精一杯だ。
基本的に前走の内容が充実している馬以外の評価は落とすべきだろう。
消しデータまとめ
消しデータをまとめていくと……
・極端な人気薄は消し
・高齢馬は消し
・前走6着以下は消し
となる。今年もこの条件に合致してしまっている馬は注意が必要だ。