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ゴールドドリームの勝因とテイエムジンソクの敗因は?チャンピオンズカップ2017回顧

(C)arima0208

2017年12月3日、中京競馬場でチャンピオンズカップ(GI/ダート1800m)が行われ、豪快に差し切ったゴールドドリーム(牡4)が見事勝利した。

2着は1番人気のテイエムジンソク、3着は逃げたコパノリッキーとなった。

勝者、敗者をわけた“分岐点”はどこにあったのだろうか? 振り返っていくことにしよう。


結果・着順

2017年12月 3日(日) 4回中京2日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第18回チャンピオンズカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭立

馬名S性齢
9ゴールドドリーム牡48
13テイエムジンソク牡51
1コパノリッキー牡79
2ケイティブレイブ牡43
11アウォーディー牡74
3ミツバ牡512
12カフジテイク牡55
10キングズガード牡611
4ノンコノユメセ56
108グレンツェント牡410
1114サウンドトゥルーセ72
1216ローズプリンスダム牡314
136モルトベーネ牡513
145メイショウスミトモ牡615
157ロンドンタウン牡47
15アポロケンタッキー牡5

LAP 12.8-10.9-12.5-12.7-12.7-12.3-12.0-11.8-12.4
通過 36.2-48.9-61.6-73.9  上り 73.9-61.2-48.5-36.2  平均 1F:12.23 / 3F:36.70

払い戻し

単勝  9 \1300
複勝  9 \500 / 13 \230 / 1 \560
枠連  5-7 \1570 (7)
馬連  09-13 \4140 (18)
ワイド 09-13 \1830 (23)/ 01-09 \4060 (51)/ 01-13 \2380 (34)
馬単  09-13 \9400 (43)
3連複 01-09-13 \27350 (111/455)
3連単 09-13-01 \158490 (616/2730)

レース分析

レースラップは以下の通りである。

12.8-10.9-12.5-12.7-12.7-12.3-12.0-11.8-12.4(36.2-36.2)

全馬ほぼ揃ったスタートでダート界の頂上を決める一戦が始まった。宣言通り内枠から逃げるコパノリッキーの後ろにテイエムジンソク、ケイティブレイブ、ロンドンタウンが続く形で先頭集団が形成された。

中団にはアヴォーディーやグレンツェントが引っ張り、ゴールドドリームは中団後ろの内目位置を取っていた。カフジテイク、サウンドトゥルーらは後方からの競馬となった。


テイエムジンソクが掛かり気味に逃げるコパノリッキーに突っかけたことで序盤少しペースが上がった。その後、折り合いをつけて控えたテイエムジンソク、中団もペースを合わせ、前にちょっかいを出すことはなかった。それによってコパノリッキーは脚を溜めながら楽に逃げることができた。

全体ラップは36.2-37.7-36.2(1.50.1)と、中盤にペースが緩んでいることがよく分かる。このような展開では先行有利、追い込み馬には厳しい条件となるのは明確だ。

1000m通過から12.3-12.0-11.8-12.4と徐々にペースが上がってきている。このラップ推移で後ろから完璧に差し切ったゴールドドリームの強さに驚愕した。4角のコーナリングで後退したカフジテイクのスペースを利用してロスなく加速することができたことも大きなポイントである。

完全な前残り展開でコパノリッキーとテイエムジンソクに後続は離される形となり、後ろから差し届いたのは勝ち馬だけだった。道中の捌きから4角、直線での進路ともにムーア騎手の手腕を感じる一戦でもあった。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 ゴールドドリーム

スタートを出て無理することなく中団内目に位置を取り、レース序盤をロスなく進めることができた。3角の入り付近から徐々に位置を上げていき、4角でカフジテイクが交代したスペースを通ってロスなく加速して外に出すことができた。

ペースは完全な前残り展開だったが、それを差し切ったゴールドドリームは、ここでは地力が上だったと感じざるを得ない内容だった。上記した通りムーア騎手の騎乗も見事だった。

フェブラリーステークス(GI/ダート 1600m)を制してから負けが続いていたが、再び第一線で戦えることを証明することができた。非常に強い競馬を魅せたゴールドドリームはこれでもまだ4歳、これからが非常に楽しみである。

2着 テイエムジンソク

スタートで少し掛かり気味に逃げるコパノリッキーに突っかけていった。折り合いをつけて2番手に控えた。中団が前に突っかけることなく落ち着いたため、前有利な展開となり、同馬も楽に直線を向いた。

ゴール前でコパノリッキーを交わしたものの後ろから一気に突き抜けたゴールドドリームに差されて2着入線となった。新旧対決となったチャンピオンズCだったが、負けはしたものの新興勢力として十分力を示すことができた。

有利な展開で好走することはできたが、差し展開になった時に粘って残ることができるか、今後注目すべきかも知れない。


3着 コパノリッキー

SNSで馬主Dr. Copaが宣言した通り、スムーズなスタートからハナを取って逃げた。テイエムジンソクが後ろから前を伺ったことで序盤にペースが上がった。 その後テイエムジンソクが折り合いをつけて控える選択を取り、コパノリッキーは道中脚を溜めながら楽に逃げることができた。

1000m通過付近から徐々にペースが上がり、直線では後続を離してテイエムジンソクとの叩き合いを演じた。最後は力尽きて3着も7歳ながら健闘した。まだまだ若い者には負けないぞと言わんばかりの競馬だった。

4着 ケイティブレイブ

スムーズにゲートから出てテイエムジンソクに続く3番手で内をロスなく進んだ。
直線でインから外に出して前の2頭を懸命に追うも差は縮まらず、4着での入線となった。

5着 アヴォーディー

中団外にポジションを取って道中進んだ。3角でジワジワと位置を上げていき、直線は外から前を捉えようと必死に追った。

アヴォーディーは道中外を進んだためか、内で脚を溜めてから直線で同じような進路を取った勝ち馬とは直線のキレが劣った。もう少しペースが流れる一戦で狙うべき一頭である。



上がり馬が勢いのままに重賞初制覇を果たした。

5月20日に京都競馬場で行われた平安ステークス(GIII/ダート1900m)で、1番人気のキングカメハメハ産駒グレイトパール(牡4)が、6番人気のクリソライト(牡7)を押さえて勝利した。2番人気のグレンツェント(牡4)、アスカノロマン(牡6)は下位に沈んだ。

勝ち馬の勝因、敗れた馬たちの敗因は何だったのか? 振り返っていくことにしよう。


結果・着順

2017年 5月20日(土) 3回京都9日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第24回平安S
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1900m 16頭立

馬名性齢
9グレイトパール牡41
4クリソライト牡76
1マイネルバイカ牡815
5ピオネロ牡69
16ケイティブレイブ牡44
2タガノエスプレッソ牡58
8リーゼントロック牡611
13ラストインパクト牡713
7アスカノロマン牡63
1015グレンツェント牡42
1112マイネルクロップ牡716
1211ロンドンタウン牡45
1310ロワジャルダン牡67
146クリノスターオー牡710
1514ドリームキラリ牡514
163コパノチャーリー牡512

LAP  6.9-10.6-11.1-12.5-12.1-12.1-12.4-12.5-12.6-12.9
通過 28.6-41.1-53.2-65.3
上り 74.6-62.5-50.4-38.0
平均 1F:12.18 / 3F:36.54

レース分析

まずはレースラップを見てみよう。

6.9-10.6-11.1-12.5-12.1-12.1-12.4-12.5-12.6-12.9

各場揃ったキレイなスタートからハナを切ったのはコパノチャーリーだった。淡々とした流れとなり、中盤でペースが緩むこともなかった。前に行った馬にとって、厳しい展開だったことが分かる。

3、4コーナーではケイティブレイブが前を捉えて後ろを引き離しにかかったが、楽な手応えで上がっていったのがグレイトパールだった。直線では後続を寄せ付けず、鋭い末脚で伸びてきたクリソライトに4馬身差をつける圧勝劇だった。


まさに「ダート界に新星現る」といった見出しをつけたくなるような結果となった。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 グレイトパール

長期休養明けでダートを使って以来、これで5連勝となった。最後はほとんど持ったまま、川田将雅騎手は手綱を緩めてゴール板を通過した。本当ならもっともっと差がついていたと考えていいだろう。

勝因としては実力が抜けていたことに加え、流れに上手く乗ったことが挙げられる。ほとんどの先行勢が崩れたように、ダート戦にしては先行馬に厳しい展開となった。この馬はペースの速いところで中団につけ、徐々に徐々にポジションをお仕上げていった。

結果、周りにつられて無理するようなことはなく、自然に順位を上げていけたわけだ。もっとも、実力が抜けていなければこれほどの差はつかなかったはず。

これからのダート路線で主役になれる可能性を秘めた一頭として、今後が注目されるところだ。

2着 クリソライト

ダイオライト記念を3連覇しているように、この馬の適正距離はもっと長い。だから2000m未満になると、ペースについていけない。実際、今回も終始最後方に位置していた。

それでも上位に来られたのは、差し馬が台頭できる流れになったから。いわゆる“漁夫の利”のような形だった。

今後に関しても、基本的には最低でも2000m以上ほしいところ。それ以下になると、今回のようにハイペースになるなど、何かしらの後押しが必要になる。

3着 マイネルバイカ

最内からジリジリ伸びてきた。単勝150倍から3着に来たのだから、驚きといったところ。

4着 ピオネロ

この馬もクリソライトと同じようにポジションは後ろだった中で展開が向き、最後に差してこられた。ネオユニヴァースからダートの超大物が出ていないのは、コテコテのダート血統に比べてタフな展開に対応できる力がないから。そういう意味で、今回はこの馬向きの流れになった。


ある程度展開が流れて差しの決まる展開になったからこそ、芝でも活躍したこの馬にチャンスが回ってきたわけだ。

5着 ケイティブレイブ

先行馬に厳しい展開になった中、終始先行して最後は5着に粘り込んだ。素直に評価していいだろう。

6着 タガノエスプレッソ

前述の通り、芝の差し馬が来られるような展開になったことが幸いした。馬体重が軽い馬だけに、ダート路線では厳しく、この展開で6着までであれば相当の助けがない限り、馬券圏内に浮上することは難しいと考えられる。

7着 リーゼントロック

8着 ラストインパクト

ダートでは厳しいだろう。

9着 アスカノロマン

3コーナーの時点で手応えが怪しくなり、気づけば惨敗となってしまった。舞台適性は高く、明らかに不利な展開になったというわけでもなかっただけに、不可解な敗戦だ。状態や年齢的な問題があったのかもしれない。

10着 グレンツェント

直線の入り口でいい形で外に持ち出せたが、全く伸びずに惨敗となった。前走に続く敗戦ということで、やや心配なところ。

ダートで超一流馬が出ていないネオユニヴァースの産駒、ダート馬としてはかなり馬格が小さい(470キロ前後)という点も含め、成長力が課題となりそうだ。

11着 マイネルクロップ

12着 ロンドンタウン

展開△。見直し可。

13着 ロワジャルダン

展開△。見直し可。

14着 クリノスターオー

15着 ドリームキラリ

16着 コパノチャーリー


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