2019年9月16日、中山競馬場でセントライト記念(GⅡ/芝2200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるザダル、ニシノデイジー、ランフォザローゼス、リオンリオン、ルヴォルグなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?
なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。
目次
セントライト記念の勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、勝ち馬全10頭が6番人気以内で、うち8頭が4番人気以内。それほど大きな波乱はない。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 重賞勝ち馬が中心
まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中8頭が重賞勝ち馬。残る2頭は、夏に古馬相手の条件戦で1番人気に支持され、3着以内に好走していた。
さらに距離実績を見ると、勝ち馬全10頭に芝1800m以上で勝ち鞍があり、うち8頭が芝2000m以上で勝っていた。
予想参考データ② ダービー組が主力
前走のクラス別成績は以下の通り。
500万下(1-0-2-42)
勝率 2.2% │ 連対率2.2% │ 複勝率6.7%
1000万下(1-5-1-31)
勝率 2.6% │ 連対率15.8% │ 複勝率18.4%
1600万下(0-0-0-3)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
オープン特別(0-0-0-8)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
GⅢ(1-1-2-16)
勝率 5.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率20.0%
GⅡ(0-0-1-4)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率20.0%
GⅠ(7-4-4-19)
勝率 20.6% │ 連対率32.4% │ 複勝率44.1%
また、前走着順は以下の通り。
前走1着(1-4-3-44)
勝率 1.9% │ 連対率9.6% │ 複勝率15.4%
前走2着(3-0-1-15)
勝率 15.8% │ 連対率15.8% │ 複勝率21.1%
前走3着(2-0-0-13)
勝率 13.3% │ 連対率13.3% │ 複勝率13.3%
前走4着(1-1-1-12)
勝率 6.7% │ 連対率13.3% │ 複勝率20.0%
前走5着(0-2-0-10)
勝率 0.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%
前走6~9着(0-1-3-16)
勝率 0.0% │ 連対率5.0% │ 複勝率20.0%
前走10着以下(3-2-2-17)
勝率 12.5% │ 連対率20.8% │ 複勝率29.2%
勝ち馬10頭中7頭がダービー組。
予想参考データ③ 関東馬が圧倒的に強い
美浦(9-5-4-74)
勝率 9.8% │ 連対率15.2% │ 複勝率19.6%
栗東(1-5-6-51)
勝率 1.6% │ 連対率9.5% │ 複勝率19.0%
2019年の主役候補は?
ダービー組6頭の中で、重賞勝ちのある3頭が中心になる。中でも優位に立つのが、関東馬のニシノデイジー。メンバー最多の重賞2勝の実績を誇る。
弥生賞を勝ったメイショウテンゲン、青葉賞を勝ったリオンリオンは、ともに芝2000m以上で重賞を勝っている点が強調材料になる。
同じダービー組で、きさらぎ賞2着の実績があるタガノディアマンテもチャンスは十分。
夏の上がり馬では、前走の信夫山特別を1番人気で勝って3連勝を飾ったオセアグレイトが逆転候補の筆頭だ。