シルクロードS2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2021年1月31日、中京競馬場でシルクロードステークス(GⅢ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるモズスーパーフレア、ラウダシオン、シヴァージ、ライトオンキュー、クリノガウディーらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

今年は中京開催のため、高松宮記念などの傾向を参考に予想を進めていく。


目次

シルクロードステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は3勝、2着は1回、3着はなし。2倍台までの信頼度は堅いが、3倍台はすべて着外なので、多少人気が集まっているぐらいがよさそう。

ハンデ戦もあって、意外と伏兵馬が見捨てられない。取捨選択は大事にやっていきたいところだ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 中京1200重賞の傾向

京都が改修工事となり、今後京都1200のレースを中京でやる機会は増える。それだけデータはたまっていくだろうが、今までに行われた中京1200重賞を参考にしていく。

リピーターが来やすく、高松宮記念1着だったミスターメロディは去年中京開催だったセントウルステークスで3着に入った。高松宮記念以降馬券圏内がなかったが、ここで復調した。あとは前残り傾向もある。

モズスーパーフレアはまさにリピーターにふさわしい。扱いが難しいのがクリノガウディーで、セントウルステークスは着外に沈んだが、位置取りが良ければもっと上に行けたはず。ここの扱いは分かれるだろう。

予想参考データ② 斤量増が狙い目

日経新春杯では斤量2キロ台の減少馬が6勝しているデータがあり、唯一該当した馬がミスマンマミーアとご紹介し、結果激走した。競馬場が変わってもハンデの傾向は変わらないのかもしれない。

それでいくと、斤量1キロ台ないし2キロ台の増加をした馬が熱い。特に2キロ台は7頭中5頭が連対しており、斤量増が熱い。一方、2キロ台ないし3キロ以上の減少の馬は2着がない。

ちなみに斤量別成績では、57キロと58キロがいい。次に55キロと続く中で、56キロが未勝利なのが不思議であり、複勝率も悪い。このあたりがポイントか。

人気馬で不吉なのはシヴァージ。56キロで斤量変わらず。セントウルステークスでは位置取りが最後方でパッとしない結果になったが上がり最速ではあった。あとは展開だろう。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

モズスーパーフレアの前走はJBCスプリントだったが、初ダートを考慮すれば十分だっただろう。地方馬に2頭先着されたのはどうかだが、この馬なりには走れていた。ラウダシオンの前走はマイルチャンピオンシップだが、家賃が高かったという印象。短距離でも走らないわけではないだろうが、2歳6月の短距離戦はアテになりにくいか。

シヴァージは京阪杯が前走だったが、馬券にならない程度の相手なり、というのが似合う。5着だからここで一発があるというより、展開向かずの5着が多い。ライトオンキューはスプリンターズステークス以来だが、前走は力量通りといったところか。斤量が微妙に増えたが、吉兆となればいいのだが。

クリノガウディーの前走は阪神カップだったが、なかなかいい勝ちタイムだった。ちょっとした展開の差であり、この馬なりにはやれていた。高松宮記念以降パッとしておらず、中京1200でやられ続け58キロではあるが、やれてもおかしくはない。

2021年の危険な人気馬は?

シヴァージは人気になる見込みだが、展開が向けばいいが、最後方から届くような展開になるには、2番手が突く展開でないといけない。アッと驚く展開は見込めず、また5着になっても不思議ではない。シルクロードステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ラウダシオンは3つ目の消しデータに合致している。この距離が久しぶりでどうかだが、世代的な問題もあるので、新星が誕生するような期待感は見られない。

反対にモズスーパーフレアは危険なデータに一つも当てはまらない。斤量56.5キロは過去に経験し、一定の結果は出ている。鉄砲もきくし、2年以上ぶりに北村友一騎手が騎乗するが、成績はまずまず。降着でもらったタイトルではあるが、倒した相手にグランアレグリアがいた。その時と展開を作るメンバーに変わりがそこまでないとなれば、再現があってもいいだろう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、モズスーパーフレアと言えそうだ。

おすすめの記事