今週は京都競馬場で秋華賞(GI/芝内回り2000m)が行われる。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

なお、好走血統は過去10年、コース種牡馬成績は2014年以降(精度を高めるために1、2番人気の人気馬、および単勝100倍以上の人気薄、新馬戦、長期休み明けなどの不確定要素が多いレース=血統意外の要因で決着した可能性が高いレースは、集計から除外)を参考に考察していく。


過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
3ディープインパクトMachiavellian
4ヴィクトワールピサLost Code
8エンパイアメーカーサンデーサイレンス
1ディープインパクトGold Away
5マンハッタンカフェAnabaa
8キングカメハメハサンデーサイレンス
3ディープインパクトフレンチデピュティ
1ハーツクライスピニングワールド
4キングカメハメハサンデーサイレンス
3スズカマンボグラスワンダー
2ディープインパクトホワイトマズル
15ブライアンズタイムKingmambo
1ディープインパクトBertolini
2ディープインパクトMachiavellian
6キングカメハメハサンデーサイレンス

集計期間:2012.10.14 ~ 2016.10.16

解説・分析:注目血統は?

目につくのがディープインパクト産駒だ。

過去5年中4勝、残りの1年も連対と、抜群の強さを見せている。ほとんどが人気馬であるとはいえ、ここまで勝ち切るというのはなかなかできることではない。

では、どんなディープインパクト産駒を選べばいいのか?

カギになるのは「瞬発力に特化しすぎていない」という点だ。

秋華賞は小回りの2000mで行われる。春のクラシックでは最後の直線で瞬発力を発揮できるようなタイプの馬が有利だったが、今回は小回りを起用に立ち回れるタイプの馬が力を出す舞台といえる。

だから、瞬発力に頼らずにある程度のポジションにつけ、最後の直線で上がりをまとめられるようなタイプが好成績を残している。

他の血統を見ていく上でも「小回りに強いか」「持続的な脚を使って上がりをまとめられるか」に注目していくのがいいだろう。

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