2019年8月31日、札幌競馬場で札幌2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるゴルコンダ、サトノゴールド、ダーリントンホール、ブラックホール、レザネフォールなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?
なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。
目次
札幌2歳ステークスの勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、1番人気が2勝、2番人気が2勝、3番人気が3勝。勝ち馬の残る3頭は5、6番人気で、波乱は少ない。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 芝1800m勝ち馬が中心
まず距離実績に目を向けると、勝ち馬10頭中6頭が芝1800mで勝っていた。残る4頭のうち、2頭は芝1600mの新馬戦を勝った1戦1勝の馬で、もう2頭は芝1500mのオープン特別で連対していた。
また、勝ち馬10頭中9頭に芝レースでメンバー最速の上がり3Fをマークした経験があった。
予想参考データ② 前走1番人気の馬が中心
前走のクラス別成績は以下の通り。
新馬(5-4-7-60)
勝率 6.6% │ 連対率11.8% │ 複勝率21.1%
未勝利(3-1-0-17)
勝率 14.3% │ 連対率19.0% │ 複勝率19.0%
オープン特別(2-5-3-25)
勝率 5.7% │ 連対率20.0% │ 複勝率28.6%
GⅢ(0-0-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
また、前走人気は以下の通り。
前走1番人気(7-4-4-30)
勝率 15.6% │ 連対率24.4% │ 複勝率33.3%
前走2番人気(1-2-2-15)
勝率 5.0% │ 連対率15.0% │ 複勝率25.0%
前走3番人気(2-3-2-15)
勝率 9.1% │ 連対率22.7% │ 複勝率31.8%
前走4番人気(0-0-0-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
前走5番人気(0-1-0-10)
勝率 0.0% │ 連対率9.1% │ 複勝率9.1%
前走6~9番人気(0-0-2-24)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率7.7%
前走10番人気以下(0-0-0-2)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
予想参考データ③ 牡馬が優勢
牡・騸馬(8-7-7-81)
勝率 7.8% │ 連対率14.6% │ 複勝率21.4%
牝馬(2-3-3-27)
勝率 5.7% │ 連対率14.3% │ 複勝率22.9%
予想参考データ④ 東西ほぼ互角
美浦(4-4-4-50)
勝率 6.5% │ 連対率12.9% │ 複勝率19.4%
栗東(5-5-5-54)
勝率 7.2% │ 連対率14.5% │ 複勝率21.7%
地方(1-1-1-4)
勝率 14.3% │ 連対率28.6% │ 複勝率42.9%
2019年の主役候補は?
中心になるのはサトノゴールド。函館芝1800mの新馬戦を1番人気で勝ち上がった。
同じく函館芝1800mの新馬戦を1番人気で勝ったダーリントンホールも有力になる。
ゴルコンダは札幌芝1800mの未勝利戦で2着に1.8秒もの差をつけてコースレコードで逃げ切り、1番人気に応えた。当然、ここでも期待は大きい。
札幌芝1800mの新馬戦を勝ったレザネフォール、函館芝1800mの未勝利戦を勝ったブラックホールにもチャンスがある。