桜花賞2018の競馬予想分析、結果発表!回収率330超のデータ該当馬とは?

2018年4月8日、阪神競馬場で桜花賞(GⅠ/芝1600m)が行われる。ラッキーライラック、アーモンドアイ、リリーノーブル、マウレア、フィニフティ、プリモシーン、アンコールブリュ、デルニエオールらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

半世紀以上も馬場改修などによるコース変更を除き阪神競馬場の1600mで行われる桜花賞は、3歳牝馬3冠レース第1弾であり、競馬ファンにとってはいよいよ待ちに待ったシーズン到来を感じるレースである。

1600mという距離で行われることから、3歳時代だけでなく古馬になってからもスプリント路線・マイル路線・中距離路線・牝馬限定路線の各路線の先頭で活躍する馬も多く、2400mのGⅠ・オークスよりも選択する幅が広いレースとも言える。

例えば昨年2017年の優勝馬レーヌミノルはスプリント・マイル路線、2015年の勝馬レッツゴードンキはスプリント・マイル路線だけではなくダート路線にも進出するなど幅を広げている。

配当傾向を過去10年で見てみると、2014年のように三連単が2,540円と万馬券にならなかった年も3回ある一方で、2008年に単勝12番人気→15番人気→5番人気の大番狂わせの組み合わせで7,002,920円と高配当になるような年もある。

2018年もどのような決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

6つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。


目次

消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。(対象データ:2008年~2017年で行われた桜花賞)

ポイント1 極端な人気薄は消し!
ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外は消し!
ポイント3 前走阪神競馬場以外は消し!
ポイント4 レース間隔4週~9週でない馬は消し!
ポイント5 前走3番人気以下は消し!
ポイント6 前走5着以下は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 極端な人気薄は消し!

上記でも触れたように三連単の配当で見ると堅い年も荒れる年もあるのが桜花賞の特徴だ。ただし、それでも、人気別に集計した場合、単勝9番人気以下になるような馬の成績は奮わない。

馬名人気予想オッズ
アーモンドアイ23.9
アマルフィコースト14130.8
アンコールプリュ731.5
アンヴァル15153.9
コーディエライト18398.8
スカーレットカラー17251.9
ツヅミモン16231.2
デルニエオール939.6
トーセンブレス1054.3
ハーレムライン1290.5
フィニフティ520.6
プリモシーン832.1
マウレア47.5
ラッキーライラック11.9
リバティハイツ1163.3
リリーノーブル35.8
レッドサクヤ1390.6
レッドレグナント627.0

人気薄・単勝9番人気以下の出走馬は……

アマルフィコースト
アンヴァル
コーディエライト
スカーレットカラー
ツヅミモン
デルニエオール
トーセンブレス
ハーレムライン
リバティハイツ
レッドサクヤ

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系が結果を残している。ディープインパクトやステイゴールド、オルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するようなマイルから中距離で特に目立つ。また、ネイティブダンサー系の代表種牡馬はキングカメハメハで、競馬場・距離問わず比較的成績を残す万能型であるが阪神競馬場のマイル戦では好成績だ。

馬名父・血統分類
アーモンドアイネイティヴダンサー系
アマルフィコーストロイヤルチャージャー系
アンコールプリュロイヤルチャージャー系
アンヴァルネイティヴダンサー系
コーディエライトロイヤルチャージャー系
スカーレットカラーロイヤルチャージャー系
ツヅミモンロイヤルチャージャー系
デルニエオールロイヤルチャージャー系
トーセンブレスロイヤルチャージャー系
ハーレムラインロイヤルチャージャー系
フィニフティロイヤルチャージャー系
プリモシーンロイヤルチャージャー系
マウレアロイヤルチャージャー系
ラッキーライラックロイヤルチャージャー系
リバティハイツネイティヴダンサー系
リリーノーブルネイティヴダンサー系
レッドサクヤロイヤルチャージャー系
レッドレグナントネイティヴダンサー系

父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外の馬は……

今年の桜花賞は全ての馬が父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系となった。

ポイント3 前走阪神競馬場以外は消し!

中山競馬場でもアネモネステークスなどトライアルレースが行われているが、3歳馬でレース経験が浅く繊細な牝馬にとっては前走で桜花賞と同じ阪神競馬場で出走することが大きな意味合いを持っている。

馬名前走場所
アーモンドアイ京都
アマルフィコースト阪神
アンコールプリュ阪神
アンヴァル阪神
コーディエライト阪神
スカーレットカラー阪神
ツヅミモン東京
デルニエオール阪神
トーセンブレス中山
ハーレムライン中山
フィニフティ東京
プリモシーン中山
マウレア阪神
ラッキーライラック阪神
リバティハイツ阪神
リリーノーブル阪神
レッドサクヤ京都
レッドレグナント中山

前走阪神競馬場で出走した馬は……

アーモンドアイ
ツヅミモン
トーセンブレス
ハーレムライン
フィニフティ
プリモシーン
レッドサクヤ
レッドレグナント

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 レース間隔4週~9週でない馬は消し!

レース間隔からポイントを探すと長期に限らず休養明け初戦の出走馬の成績が奮わない。桜花賞を大目標として調整を進めてくる馬も多く、自然と1回ないしは2回レースに出走してから挑む馬が結果を出せている。しかし、間隔を詰めて桜花賞に急仕上げで間に合わせた馬も活躍はできていない。

馬名レース間隔
アーモンドアイ13
アマルフィコースト4
アンコールプリュ4
アンヴァル4
コーディエライト4
スカーレットカラー5
ツヅミモン8
デルニエオール4
トーセンブレス3
ハーレムライン4
フィニフティ8
プリモシーン13
マウレア5
ラッキーライラック5
リバティハイツ4
リリーノーブル5
レッドサクヤ9
レッドレグナント4

レース間隔4週~9週でない馬は……

アーモンドアイ
トーセンブレス
プリモシーン

ここではこの馬たちが消える。

ポイント5 前走3番人気以下は消し!

勝ち抜き戦の様相が強いクラシック戦線では前走でも前評判が高く上位人気に支持されていた馬が、桜花賞でも活躍できている。

馬名前走人気
アーモンドアイ1
アマルフィコースト4
アンコールプリュ2
アンヴァル3
コーディエライト7
スカーレットカラー6
ツヅミモン2
デルニエオール5
トーセンブレス3
ハーレムライン1
フィニフティ5
プリモシーン2
マウレア3
ラッキーライラック1
リバティハイツ8
リリーノーブル2
レッドサクヤ2
レッドレグナント2

前走3番人気以下の馬は……

アマルフィコースト
アンヴァル
コーディエライト
スカーレットカラー
デルニエオール
トーセンブレス
フィニフティ
マウレア
リバティハイツ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント6 前走5着以下は消し!

前走人気同様に前走である程度実力が発揮できなかった馬が、桜花賞で挽回できる可能性は少なく上位入線することができた馬が確実に活躍するレースだ。

馬名前走着順
アーモンドアイ1
アマルフィコースト中止
アンコールプリュ2
アンヴァル4
コーディエライト15
スカーレットカラー7
ツヅミモン12
デルニエオール3
トーセンブレス2
ハーレムライン1
フィニフティ2
プリモシーン1
マウレア2
ラッキーライラック1
リバティハイツ1
リリーノーブル3
レッドサクヤ1
レッドレグナント2

前走5着以下の馬は……

アマルフィコースト
コーディエライト
スカーレットカラー
ツヅミモン

ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

アンコールプリュ
ラッキーライラック
リリーノーブル

今回の激走馬候補は3頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。

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