2025年5月25日(日)、東京競馬場で行われた第86回優駿牝馬(オークス/GⅠ・芝2400m)は、稍重馬場の中で4番人気のカムニャック(C.シュタルケ騎手)が優勝した。鋭い末脚で2番人気アルマヴェローチェをアタマ差で退け、見事に牝馬クラシック第二冠を獲得した。
目次
レース結果(上位5着)
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 |
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1着 | 7 | 15 | カムニャック | C.シュタルケ | 4 | 2:25.7 | – |
2着 | 1 | 1 | アルマヴェローチェ | 岩田望来 | 2 | – | アタマ |
3着 | 7 | 13 | タガノアビー | 藤岡佑介 | 10 | – | 1 1/4 |
4着 | 2 | 3 | パラディレーヌ | 丹内祐次 | 7 | – | クビ |
5着 | 3 | 5 | リンクスティップ | M.デムーロ | 3 | – | 1 1/4 |
払戻金
券種 | 組み合わせ | 払戻金 |
---|---|---|
単勝 | 15 | 1,430円 |
馬連 | 1-15 | 2,470円 |
馬単 | 15-1 | 6,700円 |
三連複 | 1-13-15 | 21,380円 |
三連単 | 15-1-13 | 130,640円 |
レース回顧と展開分析
レースは稍重馬場で平均ペース。中団後方で脚を溜めたカムニャックが直線で鋭く伸び、先に抜け出したアルマヴェローチェを差し切った。10番人気タガノアビーが3着に入り、三連系馬券は波乱含みの決着となった。
血統分析:稍重で活きたスタミナと底力
カムニャックは父ブラックタイド、母父サクラバクシンオーという配合。スピードとスタミナのバランスに優れ、稍重馬場にも高い適性を示した。東京2400mという舞台でも持ち味を発揮した点は今後のGⅠ戦線でも評価に値する。
人気馬の結果
1番人気のエンブロイダリーは直線で伸びを欠き6着に敗れた。2番人気アルマヴェローチェは惜しくも2着。上位人気の一角リンクスティップ(3番人気)は5着止まりと、波乱含みの結果となった。
今後の展望
カムニャックは、順調であれば秋華賞への出走が見込まれる。牝馬三冠への挑戦権を得たことで、秋のGⅠでも注目の存在となりそうだ。敗れた人気馬たちも次走で巻き返しの可能性があり、今後の牝馬路線はさらにヒートアップしていくだろう。
詳しいデータは JRA公式レース結果ページ を参照。