新潟大賞典2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？名物ハンデ重賞展望

2018年5月6日、新潟競馬場で新潟大賞典（GⅢ／芝2000m）が行われる。ステファノス、トリオンフ、スズカデヴィアス、マイスタイル、ステイインシアトルらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

日程・概要

2018年 5月 6日(日)　1回新潟4日目　19頭　[仮想出馬表] 【１１Ｒ】　 第40回新潟大賞典
４歳以上・オープン・Ｇ３(ハンデ)(国際)　芝2000m・外 (B)

出走予定馬・登録馬

天皇賞と大阪杯という2000mのGⅠで2着2回があるステファノスがここなら圧倒的に実績は上。ハンデは気になるがまともなら好勝負は必至だ。

良馬場の2000m前後なら崩れない馬で、前走も国際GⅠの香港カップに遠征して4着と善戦した。このメンバーなら地力上位は確実である。問題は休み明けとどのぐらいの斤量を背負わされるかという点に集中するが、中間は順調な調整が続いており、いきなり100％の仕上げとはいかなくとも走れる出来にはありそうだ。長くいい脚をつかうタイプなので斤量を背負うのはあまりプラスとは言えないだろうが、別定戦で58キロまでは経験があり、斤量負けはしなさそう。まともなら勝ち負けだろう。

小倉大賞典を圧勝して果敢に挑んだ前走の大阪杯でも見せ場十分のレースをしたトリオンフもここなら勢いと能力で勝負になる。

3角からスパートを掛ける強気のレースで小倉大賞典を圧勝。前走の大阪杯でも強敵を相手に同じようなレースで勝負にでたが、流石に相手が強かったか。それでも大きくは負けておらず、今後に期待ができるレースぶりであった。これらのパフォーマンスからここでは力上位は間違いないが、問題は新潟の長い直線。コーナーでタイトにラップを詰めるレースで結果を出しており、直線勝負になりやすい新潟外回りのコースがどうかという懸念はある。

ようやくレースぶりが安定してきたスズカデヴィアスもGⅢレベルなら力上位の存在だ。

もともとムラがあり脚質も安定していなかった同馬であるが、後方の馬群で折り合いをつけるレースで常識にかかってきた。前々走の白富士S(2着)は東京の2000m、前走小倉大賞典(3着)は小倉の1800m。全く異なるコースとラップに対応してレースができているのは魅力。左回りも実績があり、上がり勝負にも対応できるタイプ。ここは一発も期待できそう。

マイスタイルは久々の前走、福島民報杯が味のあるレース。ハイラップを刻んで最後まで粘り通したのは地力の証明。一度叩いて上積みあればチャンスは十分。できればハナを切りたいところだ。

昨年の函館記念の大敗から久々のレースになるが、素質は引けを取らないステイインシアトルも怖い存在。上のマイスタイルとのハナ争いがどうなるかという点はあるものの、本質的には控えてもレースはできるタイプ。長期の休養で気性面のウルさい部分が解消されていれば激走があっても。

他にも京都記念強敵相手に健闘したケントオー、どうも噛み合わないレースが続いているが力はあるハクサンルドルフ、良血馬トーセンマタコイヤ、前走芝でもやれるところを見せたラインルーフ、長期休養明けを叩いて上積みありそうなレーヴミストラルなどが上位を争うか。

登録馬は以下の通り。

想定・予想オッズ