2018年1月28日、東京競馬場で根岸ステークス(GⅢ/ダート1400m)が行われる。カフジテイク、サンライズノヴァ、キングズガード、アキトクレッセント、ベストウォーリア、ブルドッグボス、ノンコノユメらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。
目次
最終追いきり診断
ノンコノユメ・セン6歳(美浦・加藤厩舎)
評価B
1週前追い切り
1月17日美浦北Cコース(良)
6F81秒8―66秒3―51秒2―37秒7―12秒7
1週前ながら強めに追って速い時計を出した。前走よりも動きは良くなっている。
最終追い切り
1月24日美浦南Wコース(稍重)
6F84秒4―68秒3―53秒5―39秒1―13秒4
内田騎手が騎乗して前の3頭を追う形で進めたが、併せることなく結局単走馬なりでの追い切りになった。馬なりのため最後まで余力ある走りを見せ、動き自体も良くなってきた。
サンライズノヴァ・牡4歳(栗東・音無厩舎)
評価A
1週前追い切り
1月17日栗東坂路(稍重)
4F51秒3―38秒0―25秒4―13秒0
戸崎騎手が騎乗して比較的強めに追うも最後が少し甘くなったが、前走の出来はキープされている。
最終追い切り
1月24日栗東坂路(稍重)
4F53秒2―38秒4―24秒6―12秒4
最初からしっかりと追って好時計をマーク。スティッフェリオ(4歳上1000万下)との併せ馬で軽快な脚捌きを見せ2馬身半突き放した。
1週前の動きも良かったが、今週も抜群の動きで気合いのり十分な万全の出来。
キングズガード・牡7歳(栗東・寺島厩舎)
評価A-
1週前追い切り
1月18日栗東CWコース(重)
6F83秒1―67秒0―51秒7―38秒0―12秒0
藤岡裕騎手が騎乗して長めに一杯に追って好時計をマーク。体調はいい状態でキープされている。
最終追い切り
1月24日栗東CWコース(稍重)
6F84秒7―68秒4―53秒8―39秒6―12秒2
寺島調教師が騎乗してウインガーネット(4歳上500万下)と併せ、一杯に追われて併入、軽快な動きを見せた。気合い乗りも上々で折り合いもついており仕上がりは文句なし。
カフジテイク・牡6歳(栗東・湯窪厩舎)
評価A-
1週前追い切り
1月17日栗東CWコース(稍重)
6F84秒2―68秒4―53秒8―40秒0―12秒7
福永騎手が騎乗して末強めの追い切りを行った。稍重とはいえ時計は平凡で良化途上の感じ。
最終追い切り
1月24日栗東坂路(稍重)
4F53秒8―38秒8―25秒0―12秒6
調教は追えば追うほど時計の出るタイプだがこれだけ出ていれば十分。鞍上の福永騎手が気合いをいれると即座に反応して加速、脚取りも軽快でテンポの良い走りを見せた。
ベストウォーリア・牡8歳(栗東・石坂厩舎)
評価B-
1週前追い切り
1月17日栗東CWコース(稍重)
6F81秒9―66秒7―52秒7―39秒6―12秒7
ルメールが騎乗して一杯に追われた。好時計は出たもののまだ重そうな感じを受ける。
最終追い切り
1月24日栗東坂路(稍重)
4F53秒0―38秒4―25秒3―13秒0
ルメール騎手が騎乗してヴィルデローゼ(4歳上500万下)との併せ馬を行う。最初からしっかりと負荷をかける一杯の走りだったが時計は出ていない。前走から間隔があいているため、仕上がり途上の印象が強い。
明け4歳のサンライズノヴァの動きが抜群で文句なくNo.1の仕上がり。
A+の評価でも良かったが、まだまだのびしろがありそうでA評価とした。
キングズガードとカフジテイクの2頭の動きも良かったがやや先を見据えた仕上げ方の印象もある。