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2018年3月10日、中山競馬場で中山牝馬S(GⅢ/芝1800m)が行われる。フロンテアクイーン、トーセンビクトリー、マキシマムドパリ、ワンブレスアウェイ、カワキタエンカ、ゲッカコウ、エテルナミノルらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


ポイント1 極端な人気薄は消し!

中山牝馬Sは荒れることでよく知られている牝馬限定のハンデ重賞であるが、近年では以前と比べれば人気馬よりの決着となることも増えてきている。それでも人気別で集計した場合、9番人気以下になるような極端な人気薄の馬の成績は奮わない。

人気着別度数
9-16人気0- 3- 5- 70/ 78
人気勝率複勝率単回値複回値
9-16人気0.0%10.3%0100

集計期間:2007. 3.11 ~ 2017. 3.12

中山競馬場で行われた過去10回の結果から見ても、単勝9番人気以下から1着になった馬は1頭もおらず、2016年に単勝15番人気で3着に入ったメイショウスザンナなど該当馬も時折見られるものの基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、9番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ニアークティック系は消し!

血統からポイントを探すと父・ニアークティック系の出走馬の成績が奮わない。ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドだが、どちらかと言うと芝よりもダートが得意分野ということもあって、母父の馬がどの系統であろうと中山牝馬Sでは結果を残せていない。

父系統着別度数
ニアークティック系0- 1- 0-11/ 12
父系統勝率複勝率単回値複回値
ニアークティック系0.0%8.3%017

集計期間:2007. 3.11 ~ 2017. 3.12

2000年以降に対象を広げて見ても1着となった馬は1頭もおらず、直近10回でも2013年に単勝2番人気で2着となったスマートシルエットのみのため基本的には消しと判断して問題ないだろう。

ポイント3 社台ファーム・社台コーポレーション白老ファーム生産馬は消し!

馬産地について注目をすると、牡馬の場合クラシック戦線で中心となる中距離では現在の日本競馬界を席巻している社台グループを切り離すことはできないが、牝馬路線ではその傾向は薄れる。しかも、中山牝馬Sでは社台グループの中でも社台ファーム・社台コーポレーション白老ファーム生産馬は不振を極めている。

生産牧場着別度数
社台・社台白老0- 3- 0-19/22
生産牧場勝率複勝率単回値複回値
社台・社台白老0.0%13.6%029

集計期間:2007. 3.11 ~ 2017. 3.12

先程も登場した2013年の2着馬スマートシルエットと2015年に単勝4番人気で2着となったアイスフォーリスが該当馬ではあるものの2頭とも重賞勝馬になることも叶わなかったこともあり、社台ファームや社台コーポレーション白老ファームからの活躍馬はまだ誕生していない。

ポイント4 4歳馬は消し!

年齢別で集計すると古馬となったばかりの4歳馬の不振が目立つ。

実績のある4歳馬は、ヴィクトリアマイルなどの春のGⅠに向けてのステップレースとして中山牝馬Sを選ぶことが少ないことや競走馬としての実力を発揮しやすい5歳馬や6歳馬が活躍できていることなどが主な要因であると考えられる。

馬齢着別度数
4歳1- 2- 0-32/35
馬齢勝率複勝率単回値複回値
4歳2.9%8.6%1425

集計期間:2007. 3.11 ~ 2017. 3.12

2016年に単勝1番人気で2着に入ったルージュバックはその後重賞3勝する活躍を見せたが、裏を返すとそのくらいの素質馬でないと4歳馬で活躍することはなかなか難しいレースと言える。

ポイント5 レース間隔4週以下は消し!

牝馬は調子の波が激しいと言われているが、間隔を詰めてレースを使って調子をあげていこうと考えても結果が伴っていないことがデータからもわかる。

レース間隔着別度数
4週以下0- 2- 0-15/17
レース間隔勝率複勝率単回値複回値
4週以下0.0%11.8%055

集計期間:2007. 3.11 ~ 2017. 3.12

該当馬は2013年以降1頭もおらず、ある程度調整期間を設けて出走してきた馬に分があると考えていいだろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
9- 2- 4- 7/22
勝率複勝率単回値複回値
40.9%68.2%531225

集計期間:2007. 3.11 ~ 2017. 3.12

なんと、好走率は約7割、回収率も約380%を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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