中山牝馬S2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?波乱含みのハンデ重賞を展望

2018年3月10日、中山競馬場で中山牝馬ステークス(GIII/芝1800m)が行われる。ワンブレスアウェイ、ゲッカコウ、フロンテアクイーン、トーセンビクトリー、マキシマムドパリらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


目次

日程・概要

2018年 3月10日(土) 2回中山5日目 17頭 [仮想出馬表] 【11R】  第36回ローレル競馬場賞中山牝馬S
4歳以上・オープン・G3(ハンデ)(牝)(国際)[指定] 芝1800m (A)

出走予定馬・登録馬

古馬牝馬限定戦のハンデ戦ということもあり一筋縄ではいかない予感がするものの、近走の安定感からフロンテアクイーンを中心に推したい。

3歳時からオークスに駒を進めた(6着)素質馬ではあったが、歳を重ねて徐々に安定感が出てきた。前走のターコイズSで2着となり再度のオープン入り。このあたりの晩成な感じは父メイショウサムソンの血筋が出ているのかもしれない。レースぶりは比較的自在性があるものの、好位~中団で脚を溜めて直線長く良い脚を使うレースが武器だ。

以前は追ってからの反応が今一つで置かれたり揉まれて力を出せないレースが続いていたが、完成とともにそのあたりの課題も解消されつつある印象だ。前走で惜しくも敗れた相手のミスパンテールはその後の京都牝馬Sも連勝しており、そのレース内容は相手関係からも評価できる。

前走の愛知杯で重賞初制覇を果たしたエテルナミノルが続く。

とにかくレースぶりにソツがない印象で、牝馬限定戦の2000m以下という条件なら崩れないで走る同馬。相手なりに走るとも言えるが、前走の抜け出し方は強い内容を感じさせた。この馬もフロンテアクイーン同様、完成の域に入ってきたと言っても良いだろう。馬体が増えても好走が続いているのがその理由だ。中山コースで馬券圏内に入ったことがない点こそ気になるが、レースぶりから格別苦手という印象も受けない。前走の重賞制覇で斤量が増えることが予想されるので、そこがカギになりそう。

去年の覇者トーセンビクトリーも気分さえ乗れば一発があっていい。

もともとお母さんのトゥザヴィクトリー同様、ムラがあり安定感に欠ける点も散見される同馬。ハマればという印象だが、昨秋からのレースぶりは着順こそ悪いがレース内容はそれなりにまとめている。エリザベス女王杯はスローに泣いた印象で、有馬記念も見せ場はあったが不利が響いた。前走のAJCCは強敵相手に離されはしたものの掲示板は確保しており、能力落ちは無さそうだ。

前走愛知杯で波乱を演出(2着)しオープン入りを果たしたレイホーロマンスも面白い1頭。中央再転入後は掲示板を外していない安定感が強みで、相手なりにきっちりと末脚を使う印象。小柄な馬なので今回初の関東圏での競馬となる点に気をつけたいが、状態維持なら通用する余地は十分だ。

他にも実績馬マキシマムドパリ、復活気配のエンジェルフェイス、このコース得意のゲッカコウ、噛み合えば通用しそうなワンブレスアウェイなどが一発を狙っているメンバー構成だ。

登録馬は以下の通り。

馬名S性齢斤量
エテルナミノル牝5
エンジェルフェイス牝5
オートクレール牝7
カワキタエンカ牝4
キンショーユキヒメ牝5
ゲッカコウ牝5
シャルール牝6
トーセンビクトリー牝6
ノットフォーマル牝6
ハローユニコーン牝4
バンゴール牝6
ヒストリア牝4
フロンテアクイーン牝5
ブラックオニキス牝4
マキシマムドパリ牝6
レイホーロマンス牝5
ワンブレスアウェイ牝5

想定・予想オッズ

13番人気エテルナミノル206.4倍
12番人気エンジェルフェイス206.4倍
8番人気オートクレール206.4倍
7番人気カワキタエンカ68.7倍
14番人気キンショーユキヒメ206.4倍
2番人気ゲッカコウ3.4倍
10番人気シャルール206.4倍
4番人気トーセンビクトリー3.8倍
9番人気ノットフォーマル206.4倍
16番人気ハローユニコーン206.4倍
11番人気バンゴール206.4倍
17番人気ヒストリア206.4倍
3番人気フロンテアクイーン3.7倍
15番人気ブラックオニキス206.4倍
5番人気マキシマムドパリ5.9倍
6番人気レイホーロマンス51.5倍
1番人気ワンブレスアウェイ2.5倍
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