2018年1月6日、中山競馬場で中山金杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。セダブリランテス、ウインブライト、ダイワキャグニー、カデナ、ブラックバゴ、デニムアンドルビーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
1月3日には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。
目次
最終追いきり診断
今回は上位人気が予想されるセダブリランテスら有力馬を中心に見ていくことにしよう。
セダブリランテス牡4歳(美浦・手塚厩舎)
調教評価A
一番人気が予想される同馬。近走の成績は安定感もあり今年の活躍が期待される一頭と言えるだろう。
一週前追い切りは嶋田騎手が乗って良馬場の美浦南Bウッドコースをアルタイル(OP)と併せ馬、一杯に追って6F83.7秒上がり13.2秒0秒8先着。
最終追い切りはレースで騎乗する戸崎騎手が跨り、美浦南Bウッドコース(良)アルタイルと併せ馬、5F67.3秒上がり13.3秒。
仕掛け重視ながら最後はきっちり伸びて強めに追った併せ馬に0秒2先着。一週前は順調に作り込んでいる感じがしたが、最終追い切りでは実践を意識した質の高い内容。タイム的にも問題はないだろう。
ウインブライト牡4歳(美浦・畠山厩舎)
調教評価A-
同馬の追い切りはレースで騎乗する松岡ジョッキーが2週とも跨っている。
一週前追い切りは美浦南Bウッドコース(良)をプランスシャルマン(500万下)と併せ馬、馬なりで5F67.6秒上がり13.3秒併入という内容。
今週の最終追い切りも美浦南Bウッドコース(良)にてディスカバー(500万下)と併せ馬、強めに追っている相手に対し同馬は馬なりで6F83.4秒上がり13.2秒0秒2先着。
2週とも馬なり追い切りで順調にきている印象。特に最終追い切りでの走りは無駄がなく本調子と判断できる。
ダイワキャグニー牡4歳(美浦・菊沢厩舎)
調教評価B+
一週前追い切りはレースで騎乗する横山典が騎乗。美浦南Bウッドコース(稍重)ダイワリベラル(OP)と併せ馬。一杯に追って5F67.6秒上がり13.0秒をマーク、一杯の併せ馬に0秒4先着。
最終追い切りは調教助手が乗って美浦南Bウッドコース(良)ダイワリベラルと併せて仕掛け重点に追われ6F87.0秒上がり13.2秒0秒4先着。
前走からの好調を維持できている印象。迫力十分な動きはインパクト大だった。
カデナ牡4歳(栗東・中竹厩舎)
調教評価B+
一週前追い切りは良馬場の栗東坂路(良)を調教助手が乗って単走。一杯に追って4F54.3秒上がり12.6秒を計測。
最終追い切りも調教助手が乗って栗東坂路(良)を単走。4F53.69秒上がり12.7秒一杯という内容。
前走(天皇賞、秋)の惨敗は馬場不良もあり度外視していいだろう。軽快な動きで仕上がりは良好だ。
ブラックバゴ牡6歳(美浦・斎藤厩舎)
調教評価B+
一週前追い切りは調教助手が乗って美浦南Bウッドコース(良)一杯に追ってストーミーシー(1600万下)と併せ馬。6F81.9秒上がり12.6秒0秒8追走、0秒2遅れ。
最終追い切りも調教助手が跨り美浦南Bウッドコース(良)ストーミーシー、ミッシングリンク(1000万下)と3頭併せ馬。6F82.1秒上がり13.0秒をマーク。
ストーミーシー(一杯)に0秒2先着、ミッシングリンク(馬なり)併入という内容。キビキビとした走りでタイム、内容含め順調にきていると考えていいだろう。