地方競馬ファンが待ちに待った復帰!
火曜の金沢10R・千里浜砂像特別で金沢競馬現役最強馬・ナムラダイキチが復帰戦を勝利しました。
3歳時に中央から移籍すると一気に金沢競馬の中心的存在に。2012年の白山大賞典では中央馬相手に2着。敗れた相手が、その後ジャパンカップダートを制したニホンピロアワーズでした。
翌年には地元金沢で初のJBC競走が行われる事になっていたいただけに地元だけでなく全国から期待と注目をされたナムラダイキチ。しかし、百万石賞を勝った後に骨折の為、戦線離脱…。
そして、ここからナムラダイキチに待っていたのは己との戦い。
6歳春に復帰したナムラダイキチは復帰戦と百万石賞を連勝。百万石賞は2連覇となりました。
ただ、その後、今度は脚部不安を発症し長期離脱。そして、7歳となった今年、先日のレースで復帰する形に。
復帰戦はスプリングカップで重賞を初制覇したナンディン、なんとかリベンジを果たしたい重賞3勝の10歳馬・セイカアレグロなどが集結。
スタートからセイカアレグロが果敢にハナに立つ中、ナムラダイキチは離れた2番手をティボリハーモニーと共に追走。向正面でセイカアレグロに迫るとそこからは3頭の競馬となり直線で抜け出したナムラダイキチが粘るセイカアレグロをアタマ差かわして勝利する形となりました。
結果的にはアタマ差。
やはり怪我や年齢から衰えもと感じますが、調教でもまだ早い時計を出していなかった状態でもありました。という事は、まだまだ良化途上。それで勝てた事は大きいと思います。
次走を予定している百万石賞(6月14日)がナムラダイキチには試金石となるでしょう。
自身も3連覇を狙うレース。ここには、長年のライバルであるジャングルスマイル、若手で台頭しているケージーキンカメ、今回は敗れたものの差は詰めたセイカアレグロをはじめナンディン、アキレウスなどが出走してきそうなので(まだ、筆者の想定)、まさに金沢競馬における現役最強馬を決める文句なしの舞台となりそうです。
まだまだ主役の座は譲らない走り、そして今年こそは中央馬相手に戦うナムラダイキチの姿を見たいものです。