(C)Yushi Machida‏

2018年10月8日、盛岡競馬場でマイルCS南部杯(JpnⅠ/ダ1600m)が行われる。ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴ、ノンコノユメ、ノボバカラ、オールブラッシュらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


出走予定馬・登録馬

近年の例に漏れずJRA勢が優勢になりそうなこのレースだが、大将格はやはりゴールドドリームだろう。

昨年のチャンピオンズカップを勝利し同年のフェブラリーSに続く春秋JRAダートGⅠの連勝を果たした同馬。続く今年のフェブラリーSこそノンコノユメの強襲に屈したものの、その後のかしわ記念、帝王賞と交流GⅠを連勝してこのレースに望んできた。

昨年のこのレースは大出遅れでレースに参加出来ずの4着だったものの、本来左回りのマイルはベスト条件だろう。近走はダートも安定してきており、前走の帝王賞を見る限り距離の融通性、地方ダートへの対応、戦法の幅が広がった点と全てにおいて本格化の気配を見せており、ここも通過点にするか。

デビュー依頼パーフェクト連対と全く底を見せていない3歳馬ルヴァンスレーヴも意欲の挑戦だが、ゴールドドリームを倒すだけの素質は十分に感じる。

前走のJDDでJpnⅠ2勝目を果たしたが、大井ではセオリーから外れるような大味な大外一気でまったく他の同世代馬を問題にしなかったレースは圧巻の一言。2着だったオメガパヒュームは先日のシリウスSで古馬相手に完勝しており、世代レベルは例年より高そうなのもこの馬の評価を引き上げている。

右回りだと若干勝負どころでモタつく感じがあり、左回りに変わるのはよりよい材料だ。マイルも歓迎でゴールドドリームに一泡吹かせるならこの若駒か。

今年は内田博幸騎手とのコンビでかつての豪脚を取り戻しつつ有るノンコノユメも盛岡コースは合いそうで面白い。

根岸S、フェブラリーSをどちらも最後方から撫できったその末脚は、かつてのキレ味の完全復活を印象づけた。続くかしわ記念ではコーナーで置かれてしまい万事休すの4着。やはり、直線の長いコースでこそエンジンが全開になる同馬。かしわ記念の船橋コースよりは今回の盛岡コースが合いそうで、末脚全開なら再度ゴールドドリームに迫るシーンもあるだろう。

昨年は意表を突く逃げで2着と健闘したノボバカラ。近走は全く振るわないが、北海道の芝レースで惨敗してから挑むのは昨年と同じローテーション。そして鞍上も昨年同様に名手・吉原寛人を配しての挑戦。マイルは少し長いかも知れないが、縦長のレースに持ち込めればしぶとさが活きるだけに怖い一頭だ。

3連勝で一昨年の川崎記念(Jpn1)を制したオールブラッシュは2走前のかしわ記念で久々の好走を見せた。田辺騎手とも手があってそうで、今ならマイルぐらいの距離のほうが集中力が出そうだ。

他のJRA勢、ベストウォーリアは流石にピークは過ぎた印象だが、3年前にこのレースを制し一昨年は2着、コース相性は良いだけに無視はできない。メイショウウタゲはムラはあるがハマれば意外性のある馬。相手は強いがどこまで。

地方馬は今年も厳しい状況だが、地元の雄エンパイアペガサスがどこまでやれるか。前走はベンテンコゾウとの岩手トップホースの戦いで、マイルでは分が悪いという印象もあったが最後きっちりと捉えた。どこまで差を詰められるか。

出走予定馬は以下の通り。

1-1 ノンコノユメ(セ6│内田博幸│美浦・加藤征弘)
2-2 ミッキーヘネシー(牡9│畑中信司│高知・別府真司)
3-3 メイショウウタゲ(牡7│酒井学│栗東・安達昭夫)
3-4 ベストウォーリア(牡8│北村友一│栗東・石坂正)
4-5 アリッサム(牝5│阿部英俊│岩手・佐々木由則)
4-6 ヒドゥンブレイド(牡8│坂口裕一│岩手・新田守)
5-7 ゴールドドリーム(牡5│C.ルメール│栗東・平田修)
5-8 ケルヴィンサイド(牡7│菅原俊吏│岩手・小林俊彦)
6-9 ノボバカラ(牡6│吉原寛人│美浦・天間昭一)
6-10 プリンスダム(牡7│菅原辰徳│岩手・佐々木由)
7-11 ロジストーム(牡5│村上忍│岩手・千葉幸喜)
7-12 ルヴァンスレーヴ(牡3│M.デムーロ│美浦・萩原清)
8-13 コスタアレグレ(牡8│倉兼育康│高知・別府真司)
8-14 オールブラッシュ(牡6│田辺裕信│栗東・村山明)

おすすめの記事