Mリーグとは?使命・理念・設立目的まで解説【麻雀プロリーグ】

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近年、プロ麻雀界の注目度を一気に押し上げたリーグがある。それが「Mリーグ」だ。テレビ放送やネット配信を通じて、麻雀を“観るスポーツ”として浸透させ、かつてないスピードでファン層を拡大してきた。今やプロ選手にとっても目指すべき最高峰の舞台となっており、その存在感は年々大きくなっている。

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本記事では、そんなMリーグの成り立ちや設立の背景、掲げられている理念、そしてプロ麻雀界における位置づけまでを網羅的に解説する。「Mリーグって何?」「なぜ注目されているのか?」という初心者から、「運営方針や理念を深く知りたい」というコアなファンまで、すべての読者に向けた内容となっている。

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目次

Mリーグとは?

Mリーグ(エムリーグ)とは、2018年に発足した日本初の本格的なプロ麻雀リーグである。正式名称は「MAHJONG PROFESSIONAL LEAGUE(M.LEAGUE)」で、民間企業がスポンサーとなるチーム制を採用し、年間を通じてレギュラーシーズンとポストシーズンを戦い抜く形式を採用している。従来の個人戦中心だった麻雀界において、団体戦かつ“チームスポーツ”としての魅力を打ち出した点が最大の特徴である。

運営は「一般社団法人Mリーグ機構」によって行われており、その中心となるのが株式会社サイバーエージェントの藤田晋社長である。藤田氏は「麻雀を日本の文化として普及させる」という理念のもと、従来の麻雀のイメージを刷新し、老若男女が楽しめる健全な知的スポーツとしての地位を確立することを目的にリーグを立ち上げた。

Mリーグには、麻雀の実力のみならず、知名度や人間性も重視されるプロ選手たちがドラフトによって指名され、各チームに所属して戦う。試合はABEMAで全試合無料生中継され、解説や実況も本格的な演出で行われている。これにより、麻雀を初めて観戦する層にも受け入れられやすい構成となっている。

また、Mリーガーとして活動する選手は、ユニフォームを着用し、喫煙・賭博・反社会的行為を禁じられるなど、厳格な規律のもとでプレーする。これにより、麻雀にありがちな“賭け事”という負のイメージを払拭し、知的でクリーンな競技として麻雀を再定義する役割も担っている。

Mリーグ機構の概要

Mリーグは「一般社団法人Mリーグ機構」によって運営されている。以下にその組織構成と主要役員情報を紹介する。

名称一般社団法人Mリーグ機構
所在地東京都港区
活動開始2018年7月

主な役員一覧

  • 最高顧問:川淵三郎(日本トップリーグ連携機構 代表理事会長、日本サッカー協会 相談役)
  • 代表理事:藤田晋(株式会社サイバーエージェント 代表取締役)
  • 理事:山下直久(株式会社KADOKAWA 取締役)
  • 理事:沖田勝典(株式会社コナミアミューズメント 代表取締役社長)
  • 理事:佐藤崇充(株式会社ジャパネットブロードキャスティング 社長執行役員)
  • 理事:山下滋(株式会社セガ 常務取締役)
  • 理事:角南源五(株式会社テレビ朝日 取締役副社長)
  • 理事:中村光孝(株式会社電通 執行役員)
  • 理事:山田覚(株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 執行役員)
  • 理事:堤天心(株式会社U-NEXT 代表取締役社長)
  • 監事:井上智治(株式会社井上ビジネスコンサルタンツ 代表取締役)

公式リンク

Mリーグの設立背景と目的

Mリーグの発足は、単なる麻雀リーグの創設にとどまらない。背景には、日本における麻雀の社会的なイメージを刷新し、競技としての麻雀を広く浸透させるという明確な目的があった。2018年7月、IT企業・サイバーエージェントの藤田晋社長が記者会見にてMリーグの創設を発表。そこでは「麻雀をメジャースポーツに」というビジョンとともに、Mリーグが果たすべき社会的使命が語られた。

それまでの麻雀界は、複数のプロ団体が並立し、それぞれが独自に活動する「分断型構造」が長く続いていた。また、世間一般には「賭博」「高齢者の娯楽」といった偏見が根強く、若年層や女性層への普及も限定的であった。藤田氏は、こうした状況を打破するためには、業界を横断する一つの「旗印」が必要だと考え、企業主体による統一リーグの立ち上げに踏み切った。

Mリーグの大きな特徴は、チームに企業がオーナーとして参画する「スポンサー型プロリーグ」であることだ。これにより、選手たちは安定した収入や露出機会を得られると同時に、ファンは「企業の顔」としてのチームに愛着を持ちやすくなる。また、ABEMAとの連携により地上波では実現が難しい“全試合無料配信”という形で、全国に麻雀の魅力を届ける体制も整えられた。

つまり、Mリーグの設立は、単なる麻雀大会の延長線上ではなく、「麻雀を競技として再定義し、文化的価値を再構築する」という社会的な意図を持つプロジェクトだったのである。

Mリーグが掲げる使命・理念・ビジョン

Mリーグが掲げる最大の使命は、麻雀という競技を高度な頭脳スポーツとして再定義し、社会的に健全かつ持続可能な文化として根付かせることである。公式には「麻雀の楽しさ・素晴らしさを世の中に伝える」ことを理念として掲げており、単なる娯楽ではなく、集中力・論理的思考・判断力を要する“知の競技”としての魅力を発信している。

具体的な理念は以下の通り、多岐にわたる社会的意義を内包している。

  • 高度な頭脳スポーツとしての麻雀の認知確立
  • 麻雀に対する負のイメージ(賭博・不健全性など)の払拭
  • 世代間交流を通じた社会貢献と地域活性化
  • 麻雀を起点とした国際交流の促進

これらの理念に基づき、Mリーグは「厳正なドラフト制度」により選ばれたトッププロ選手たちが、違法賭博と完全に決別し、クリーンな環境下で真剣勝負を展開する体制を整備。運営はプロ団体とも密に連携しながら、公正で信頼性の高いリーグ運営を実現している。

また、Mリーグは全年齢層にとって安心・安全に楽しめる麻雀環境の整備にも力を入れており、子どもから高齢者までが世代を超えて関わることで、社会のつながりや地域コミュニティの活性化にも貢献。さらに、将来的にはオリンピック正式種目化を視野に入れた国際活動も行っており、国内外での普及と競技価値の向上を目指している。

Mリーグは、シーズン順位や累積ポイントを重視するレギュレーションのもと、選手・チームが常に全力で競技に取り組む姿勢を尊重している。この「全力勝負の文化」こそが、Mリーグを単なるエンタメではなく、真の競技スポーツとして成立させている所以である。

なお、公式サイトには以下が活動目的として明記されている。

Mリーグの活動目的

  • Mリーグは、プロ団体から厳正なドラフトを経て指名されたトッププロによる真剣勝負を通じ、高度な頭脳スポーツとしての麻雀の認知を確立し、日本における麻雀の競技力向上に寄与します。
  • Mリーグは、参加する選手に違法賭博との決別を課し、プロ団体をはじめとする麻雀界や関係企業等と密に協力しながら、麻雀に対する負のイメージを払拭し、娯楽・競技としての地位向上に努めます。
  • Mリーグは、ファンやサポーターとの交流を通して、頭脳スポーツとしての麻雀の楽しさを広く世に伝えます。
  • Mリーグは、子どもからご高齢の方まで広く楽しまれている麻雀を、より健康に安全にプレイできる環境整備に努め、世代間の交流を促進し、社会の発展に貢献します。
  • Mリーグは、オリンピックの正式種目化を目指して所要の働きかけを国内で行うとともに、国際的な交流および親善に貢献します。
  • Mリーグは、チームにとっての最大の目標であるシーズン優勝、一つでも上の順位を勝ち取るために、チームと選手が一丸となって全力で競技に臨む姿勢を重視します。
  • Mリーグは、チームのシーズンの順位はもちろんのこと、累年の成績・ポイント(累積ポイント)も未来永劫残っていく価値と考えます。
  • Mリーグは、頭脳スポーツとして、チームの順位を向上させることが難しくなった場合においても、チームポイントを伸ばすために、全力で競技に臨む姿勢を尊重します。

他の麻雀団体との違い

Mリーグは、既存の麻雀プロ団体とは一線を画す運営体制と理念を持つ、まったく新しい形のプロリーグである。これまでの麻雀界では、「日本プロ麻雀連盟」「最高位戦日本プロ麻雀協会」「日本プロ麻雀協会」「RMU」「麻将連合」など、複数の団体が独立して活動しており、選手たちはそれぞれの団体の枠組み内でタイトル戦やリーグ戦に出場していた。

一方、Mリーグはこれらの団体を横断し、実力と人気を兼ね備えたプロ選手をドラフトで選抜し、企業がオーナーとなるチームに所属させるという、完全に独立した運営方針を採っている。つまり、Mリーグは団体の垣根を越えた“統一舞台”であり、麻雀界における最高峰のショーケースでもある。

もう一つの大きな違いは、競技と演出の両立にある。ABEMAを通じた全試合の無料配信、視聴者への分かりやすい解説、タレントや著名人を起用したスタジオ構成など、Mリーグは「麻雀の観戦」を一つのエンターテインメントとして成立させている。これは従来の団体リーグにはなかった視点であり、新規ファン層の獲得に大きく寄与している。

さらに、Mリーグの選手はユニフォームを着用し、シーズンを通じてチームの成績向上を目指す“団体競技”の選手としての責任を持つ。この「チーム麻雀」というスタイルは、個人戦が主流であったプロ団体リーグとは大きく異なる点であり、戦術や駆け引きの新たな側面も生み出している。

このように、Mリーグは既存の麻雀団体と競合するものではなく、むしろ麻雀界全体の発展に向けた“統合と発信”の役割を担う存在であるといえる。

Mリーグの今後と麻雀界への影響

Mリーグの誕生によって、麻雀界は大きな転換点を迎えた。かつて「賭け事」や「中高年の娯楽」という負のイメージが先行していた麻雀は、Mリーグによって「頭脳スポーツ」「チーム競技」としての新たな評価を獲得しつつある。特に若年層や女性層を中心に新規ファンが増加し、かつてないほど麻雀の認知が広がっている。

また、選手たちのメディア露出が増えたことで、“Mリーガー”という肩書は社会的な価値を持ち始めている。ABEMAでの全試合生配信をはじめ、YouTubeやSNS、イベント出演など、麻雀プロの活動領域は格段に広がった。選手たちはただ打つだけでなく、ファンサービスや自己発信も求められる、まさに現代型アスリートとしての役割を担っている。

さらに、教育分野や地域振興にも波及効果が見られ始めている。一部の学校では「麻雀を通じた論理的思考の育成」などを目的とした教育的取り組みが検討され、地域では麻雀イベントやMリーグ観戦会が開催されるなど、麻雀を軸とした交流の場が生まれている。

将来的には、Mリーグがオリンピック種目化への布石となる可能性も指摘されており、国際大会への発展や海外展開も視野に入っている。実際、海外ファンの増加や日本の麻雀ルールの国際的普及も進んでおり、麻雀は“日本発のグローバル知的競技”としての地位を築きつつある。

Mリーグは、麻雀界そのものの構造を変え、産業としての可能性を拡張している。その影響は今後ますます拡大し、麻雀を「日本の文化」から「世界の競技」へと押し上げる存在となるだろう。

まとめ|Mリーグは麻雀の未来を担うプロリーグである

Mリーグは、麻雀の歴史において画期的な存在であり、単なるプロリーグの枠を超えて、日本社会における麻雀の立ち位置そのものを再定義する取り組みといえる。高度な頭脳スポーツとしての価値を社会に浸透させ、麻雀を文化として根付かせるという使命は、すでに着実な成果を見せつつある。

また、企業がオーナーとなり、厳正なドラフトによって選ばれたトッププロがチームを背負って戦うという構造は、従来の個人主義的な麻雀のあり方に一石を投じ、新たな競技性とエンタメ性を創出している。麻雀界全体の活性化はもちろんのこと、地域振興や教育、国際交流といった広がりも見逃せない。

もしまだMリーグを観たことがないという読者がいれば、ぜひ一度その熱戦を体感してみてほしい。ABEMAではレギュラーシーズン・ポストシーズンを含めた全試合を無料で視聴できるほか、過去の名勝負や選手インタビューなどのアーカイブも充実している。麻雀を“観て楽しむ”文化は、確実にここから始まっている。

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