Mリーグ歴代最高スコアランキング|過去最高得点ベスト3の選手とは

Mリーグ歴代最高スコアは誰が記録したのか?鈴木たろう

Mリーグは、日本最高峰の麻雀プロリーグとして2018年に発足して以来、数々の名勝負を生み出してきた。その中でも、視聴者を最も熱狂させる瞬間のひとつが「超高得点のトップ」である。

通常の半荘では4、5万点前後でのトップが一般的だが、歴史を塗り替えるような“10万点超え”のスコアが叩き出された瞬間には大きな反響が巻き起こる。選手の打ち筋、親番での加点ラッシュ、奇跡的な引きや放銃の連鎖がすべて噛み合ったとき、記録と記憶に残るスーパートップが誕生する。

本記事では、そんなMリーグの歴史の中で記録された「歴代最高スコア」をランキング形式で紹介しつつ、当該対局の背景や展開を振り返る。ファンならずとも必見の名シーンが詰まった内容だ。

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Mリーグ歴代最高スコアランキング

第1位:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)|112,800点

Mリーグ歴代最高スコアを記録した鈴木たろう

2024年2月26日に行われたMリーグ2023-24第89節第2試合で、鈴木たろう(赤坂ドリブンズ/最高位戦日本プロ麻雀協会)が記録した「112,800点」は、Mリーグ史上最高得点として現在も語り継がれる記録である。

対局は、東城りお(セガサミーフェニックス)仲林圭(U-NEXT Pirates)多井隆晴(渋谷ABEMAS)との組み合わせでスタート。前半は目立った動きがなかったたろうだが、南場に入ってからその様相は一変する。

南1局でツモった満貫(タンヤオ・対々和・三暗刻)を皮切りに、親番での連続アガリが始まる。南2局では多井から7700点を直撃、続く1本場では仲林から満貫をロンで奪取。これにより一気にリードを広げたたろうは、そこから怒涛の4連続リーチ→全てツモアガリという離れ業を披露した。

この間の得点はすべて跳満〜親満の高打点。最高潮に達した南2局4本場では、ツモ・リーチ・裏ドラ2枚で跳満を叩き出し、一時は127,100点にまで到達。実況席も騒然となり、ABEMAコメント欄では「ゼウス覚醒」「アニメの世界かよ」といった声が飛び交った。

対局後のインタビューでは「どうしたんだろう(笑)なんかおかしいな、と思ってました」と満面の笑み。さらに「最後リーチしようと思ってたんで、リー棒(1000点)出してたら新記録逃してたかも」と冗談交じりに振り返る姿に、スタジオもファンも沸いた。

ちなみにこの記録は、それまでの歴代1位だった黒沢咲(TEAM雷電)の記録11万2700点をわずか100点上回る形での更新。偶然か必然か、7回のリーチすべてでアガるという完璧な展開はまさに“ゼウスの奇跡”だった。

半荘スコア詳細

  • 【対局日】2024年2月26日
  • 【スコア】112,800点
  • 【対戦相手】東城りお、仲林圭、多井隆晴
  • 【試合結果】
    • 1位:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)+132.8
    • 2位:東城りお(セガサミーフェニックス)▲9.9
    • 3位:多井隆晴(渋谷ABEMAS)▲49.7
    • 4位:仲林圭(U-NEXT Pirates)▲73.2

第2位:黒沢咲(TEAM雷電)|112,700点

「セレブの豪腕」が炸裂した歴史的一戦──それが2022年11月7日に行われたMリーグ2022-23第1試合である。TEAM雷電・黒沢咲(日本プロ麻雀連盟)が記録した「112,700点」は、当時のMリーグ史上最高得点。さらに、この試合は26局という歴代最多局数と3時間28分という最長対局時間を記録する、まさに“伝説の一局”となった。

この試合は、鈴木優(U-NEXT Pirates)渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)、そして黒沢咲の4名によって行われた。試合終盤の南4局、黒沢はラス親として怒涛のアガリを開始。まず鈴木優から5,800点をアガると、2本場では鈴木たろうとの2軒リーチを制して勝負を優位に進めた。

同3〜4本場ではテンパイ料を着実に回収し、続く4本場ではリーチ・ツモ・平和・赤・裏ドラの満貫(12,000点+供託3,000点)で一気にトップへ浮上。その後もアガリを重ね、8本場終了時には99,000点に到達。観客・視聴者の視線はすでに「記録更新」一択となっていた。

そして運命の10本場、黒沢が放ったリーチに待っていたのは奇跡の一発ツモ。リーチ・一発・ツモ・一盃口の12,000点で、ついに持ち点は113,700点に。その後、たろうのアガリでようやく試合は終了し、黒沢の最終スコアは112,700点。Mリーグ史上初の11万点超えという歴史的快挙となった。

試合後、黒沢は「頭が真っ白になって忘れちゃいました」と語りながらも、「苦しい中で3着で耐えた部分もあった。それが今日、花開いた。本当に良かった」と満面の笑みを見せた。その気高さと勝負強さに、SNS上では「セレブ強すぎる」「よっ!エース!」「Mリーグ最高の名勝負」と絶賛の声が相次いだ。

半荘スコア詳細

  • 【対局日】2022年11月7日
  • 【スコア】112,700点
  • 【対戦相手】鈴木優、渋川難波、鈴木たろう
  • 【試合結果】
    • 1位:黒沢咲(TEAM雷電)+132.7
    • 2位:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)+9.9
    • 3位:鈴木優(U-NEXT Pirates)▲35.0
    • 4位:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)▲107.6

第3位:伊達朱里紗(麻雀格闘倶楽部)|105,500点

記録的快挙を達成しながら、本人はいたって自然体──それが伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部/日本プロ麻雀連盟)の凄みだ。2021年11月18日、大和証券Mリーグ2021の第2試合で10万5500点というスコアを叩き出し、当時のリーグ最高記録を更新した。アガリ回数は圧巻の9回。リーグ全体の空気を一変させる圧勝劇だった。

試合は魚谷侑未(セガサミーフェニックス)、勝又健志(EX風林火山)、黒沢咲(TEAM雷電)という実力者が並ぶ中でスタート。東3局2本場で伊達は親満貫をツモって先行する魚谷を逆転。そこから南3局にかけて、怒涛の6連続アガリが炸裂する。

リーチ・ツモの親満を皮切りに、3900点、9600点、6000点、そして1万8000点(タンヤオ・二盃口・赤ドラ・ツモ)と破竹の勢いで加点。持ち点はあっという間に9万点を超え、解説者や実況陣も騒然。ついには南3局5本場、再び親満をツモり、6ケタのスコア「105,500点」に到達。Mリーグ史上初の10万点超えを記録した。

視聴者の反応も爆発的で、「悪魔的!」「トドメだこれは!」「目がチカチカする」とSNSは大盛り上がり。解説の土田浩翔も「うーわー」「何これ…」と絶句し、番組内で特別映像としてもスコア表示の変化が取り上げられた。

インタビューで伊達は「自覚のないまますごい点数になっちゃった」「集中してて点棒は気にしてなかった」と無邪気なコメントを残す。視聴者からは「ゾーンに入ってたのか」「そんなこと言ってみてぇ」と賛辞が寄せられ、KONAMI麻雀格闘倶楽部のエースとしての存在感を一気に高めた。

半荘スコア詳細

  • 【対局日】2021年11月18日
  • 【スコア】105,500点
  • 【対戦相手】魚谷侑未、勝又健志、黒沢咲
  • 【試合結果】
    • 1位:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)+125.5
    • 2位:黒沢咲(TEAM雷電)▲12.4
    • 3位:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)▲34.3
    • 4位:勝又健志(EX風林火山)▲78.8

番外編:Mトーナメントの歴代最高スコアは?

Mリーグのオフシーズンに行われる「Mトーナメント」。Mリーグとは異なり、プロ団体の垣根を越えて現役プロ・タイトルホルダー・レジェンド雀士が一堂に会する公式戦として人気を集めている。

そんなMトーナメントでも、歴代スコアランキングが注目されている。特に2025年大会では、U-NEXT PiratesのMリーガー仲林圭10万点超えを記録し、麻雀ファンの間で大きな話題となった。Mリーグでの実力をそのままに、トーナメントでもその爆発力を見せつけた格好だ。

現在のMトーナメントにおける歴代最高得点や試合内容の詳細は、下記の特集記事で詳しく解説している。Mリーグとはまた違った、トッププロたちの真剣勝負をぜひチェックしてみてほしい。

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まとめ|10万点超の衝撃と記録は今後も更新されるか

Mリーグにおける10万点超のトップは、それだけで伝説となる瞬間だ。今回紹介した3名の選手たちは、その記録と共にファンの記憶に刻まれている。

果たして、今後この記録を塗り替える選手は現れるのか。Mリーグの今後の対局にもぜひ注目していただきたい。

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