小倉大賞典2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬とは?

※本ページにはアフィリエイト広告が含まれています。リンク経由で商品をご購入いただくと、当サイトに収益が発生する場合があります

2018年2月18日、小倉競馬場で小倉大賞典(GⅢ/芝1800m)が行われる。ウインガナドル、ダッシングブレイズ、ダノンメジャー、トリオンフ、クインズミラーグロ、ヒットザターゲット、スズカデヴィアスらが出走を予定しているが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵は果たしているのか?

現在、冬の小倉開催で唯一の重賞である小倉大賞典の歴史は古く、第1回は1967年に行われている。

過去の勝馬には2005年の勝馬メイショウカイドウや昨年の勝馬マルターズアポジーに代表されるように小倉巧者・ローカル巧者が活躍することも多いが必ずしもそうとも限らない。

2014年の勝馬ラストインパクトは同じ年にGⅡ京都大賞典なども勝っているし、今年も出走予定で引退レースとなる2013年の勝馬ヒットザターゲットも翌年のGⅡ・目黒記念を勝利するなど飛躍を遂げている。

配当に関しては、2000年以降で見ても単勝1番人気で勝利したのが、2005年メイショウカイドウと2014年のラストインパクトのみ、三連単も万馬券にならなかったのは導入初年の2005年のみとハンデ重賞らしく高配当がのぞめるレースとなっている。

2018年もこれまで同様の高配当となるのか、一転して堅く収まるのか。

今回は小倉競馬場で行われた2007年以降の小倉大賞典の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく(2010年は中京競馬場で行われたため対象外)。

DMM×DAZNホーダイ

   【サッカー野球などスポーツが月額3,480円で見放題】
DMM×DAZNホーダイなら、DAZN+DMMプレミアムをまとめてお得に楽しめる!

▶ 今すぐチェックする

目次

過去10年の該当馬(2007年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2017 2 ヒストリカル
2016 2 ダコール
2015 2 コスモソーンパーク
2015 3 ダコール
2014 2 カフナ
2013 1 ヒットザターゲット
2012 2 スマートギア
2011 1 サンライズベガ
2011 2 バトルバニヤン
2009 1 サンライズマックス
2008 1 アサカディフィート
2008 3 シルクネクサス
2007 1 アサカディフィート

注目点① 人気薄は狙っても単勝11番人気まで

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が13頭とハンデ戦らしく3分の1を超えている。

それでも、人気別に見ると単勝12番人気以下の極端な人気薄が馬券圏内に入ることはなく、極端な人気薄を狙うのは得策ではない。

ただし、複勝率が最も高いのが単勝1番人気と6番人気の50%であるので、予想する際に上位人気だからといって意識する必要はない。

人気別集計 小倉大賞典 過去10回

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 1- 2- 2- 5/ 10 10.0% 50.0%
2番人気 1- 2- 0- 7/ 10 10.0% 30.0%
3番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0%
4番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0%
5番人気 1- 0- 4- 5/ 10 10.0% 50.0%
6番人気 3- 2- 0- 5/ 10 30.0% 50.0%
7番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0%
8番人気 0- 2- 0- 8/ 10 0.0% 20.0%
9番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0%
10番人気 1- 1- 0- 8/ 10 10.0% 20.0%
11番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0%
12番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
13番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
14番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名 人気
ヒストリカル 8
ダコール 6
コスモソーンパーク 6
ダコール 11
カフナ 8
ヒットザターゲット 6
スマートギア 10
サンライズベガ 6
バトルバニヤン 9
サンライズマックス 7
アサカディフィート 6
シルクネクサス 7
アサカディフィート 10

注目点② 前走も人気薄!

今回の該当馬13頭中12頭までもが前走でも単勝5番人気以下の人気薄であった。

これは、小倉大賞典も含めて人気を落としてきた馬が、ハンデの恩恵、コース適性、体調の回復など様々な要因を踏まえて復活を遂げたことを示している。

前走人気別集計 小倉大賞典 過去10回

前走人気 着別度数 勝率 複勝率
前走1人気 1- 1- 2- 6/ 10 10.0% 40.0%
前走2人気 1- 2- 0- 9/ 12 8.3% 25.0%
前走3人気 0- 1- 0- 10/ 11 0.0% 9.1%
前走4人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0%
前走5人気 2- 0- 3- 14/ 19 10.5% 26.3%
前走6~9人 4- 5- 2- 31/ 42 9.5% 26.2%
前走10人~ 2- 1- 2- 48/ 53 3.8% 9.4%

集計期間:2007. 2. 3 ~ 2017. 2.19

馬名 前走人気
ヒストリカル 6
ダコール 9
コスモソーンパーク 8
ダコール 8
カフナ 3
ヒットザターゲット 6
スマートギア 7
サンライズベガ 5
バトルバニヤン 10
サンライズマックス 8
アサカディフィート 7
シルクネクサス 5
アサカディフィート 10

注目点③ 関西馬が有利

小倉大賞典は、九州にある唯一の競馬場である小倉競馬場で冬の開催唯一の重賞競走ということで滞在競馬にすることもできず、基本的には美浦・栗東それぞれのトレーニングセンターからの輸送による競馬となる。

輸送・遠征にはそれなりにコストがかかることから、関東馬は本来であればある程度見込みがなければ出走に踏み切れないが、人気薄の場合には同厩条件馬の帯同馬であったり、他に適したレースがなくやむを得ない出走だったりと各馬理由があることが多い。

実際、過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った13頭中12頭が関西馬という結果になっている。

調教師分類別集計 小倉大賞典 過去10回

調教師分類 着別度数 勝率 複勝率
美浦 1- 1- 2- 15/ 19 5.3% 21.1%
栗東 9- 9- 8-113/139 6.5% 18.7%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名 所属 厩舎
ヒストリカル 関西 音無秀孝
ダコール 関西 中竹和也
コスモソーンパーク 関東 池上昌弘
ダコール 関西 中竹和也
カフナ 関西 池江泰寿
ヒットザターゲット 関西 加藤敬二
スマートギア 関西 佐山優
サンライズベガ 関西 音無秀孝
バトルバニヤン 関西 池江泰郎
サンライズマックス 関西 増本豊
アサカディフィート 関西 鶴留明雄
シルクネクサス 関西 岡田稲男
アサカディフィート 関西 鶴留明雄

注目点④ 高齢馬が活躍

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った13頭の顔ぶれを見てみると、4歳馬は1頭も該当せず、すべて5歳以上となっていて、小倉大賞典では主場での重賞とは異なり、高齢馬でも活躍する余地が残されていることがわかる。

年齢別集計 小倉大賞典 過去10回

年齢 着別度数 勝率 複勝率
4歳 2- 1- 2- 22/ 27 7.4% 18.5%
5歳 3- 3- 4- 35/ 45 6.7% 22.2%
6歳 1- 1- 3- 28/ 33 3.0% 15.2%
7歳 2- 3- 1- 23/ 29 6.9% 20.7%
8歳 0- 2- 0- 11/ 13 0.0% 15.4%
9歳以上 2- 0- 0- 9/ 11 18.2% 18.2%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名 性齢
ヒストリカル 牡8
ダコール 牡8
コスモソーンパーク 牡7
ダコール 牡7
カフナ 牡6
ヒットザターゲット 牡5
スマートギア 牡7
サンライズベガ 牡7
バトルバニヤン 牡7
サンライズマックス 牡5
アサカディフィート セ10
シルクネクサス 牡6
アサカディフィート セ9

まとめ

ここまでの4つの注目点からすべて該当しそうな馬(単勝6番人気から11番人気まで)を選定すると次の2頭が該当する。

ケイティープライド
ヒットザターゲット

基本的には今回の該当馬を軸もしくは相手にして上位人気の馬との流しかフォーメーション馬券を検討すると良さそうだ。

また、仮に今回の該当馬が検討段階で単勝6番人気から11番人気に該当しなかった場合には、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想してボックス買いする方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気も確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
リンク経由で商品をご購入いただくと、当サイトに収益が発生する場合があります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次