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2018年9月2日、小倉競馬場で小倉2歳ステークス(GⅢ/芝1200m)が行われる。牝馬が活躍するレースであり、勝つ馬の人気は安定している。それでも波乱が多いのは基本的に人気が低い馬がよく来るからだ。特に2014年のオーミアリスは単勝万馬券、3連単で47万馬券になった。

2着や3着に穴が来やすい。小倉2歳ステークスにはこんな傾向がある。1着になるのは人気、あとは穴馬もバンバン来ると分かれば、あとは穴馬の傾向を知るだけである。前走新馬戦ばかりで狙いにくいかもしれない。人気を呼ぶのは良血馬や新聞の印によるものだ。経験の浅い2歳戦線はとにかく中身を見てあげる。これでおいしい馬券はいくらでも狙える。

フェニックス賞を制したシングルアップがおり、人気が一本被りする可能性があるが、それは無視してまずは穴馬探し、そこから始めてみたい。


データ① 経験が大事

過去10年に穴を開けた馬を見ていくと、例えば2016年2着のダイイチターミナルや2008年2着のコウエイハートは小倉2歳ステークスが4戦目だった。コウエイハートは九州産馬ということで九州産馬限定レースで勝っていた。ひまわり賞を単勝1倍台で制しても小倉2歳ステークスでは53倍というオッズだった。これが2戦目という馬が多い中で4戦目の強みというのがある。

キャリア4戦目の馬はタガノジェロディとカシノティーダがいる。カシノティーダはひまわり賞を制した馬であり、連闘をかける。ただこれまでの戦績が一枚落ちる。コウエイハートよりやや力は落ちるならさすがにここは家賃が高いか。

タガノジェロディはこれまでにマイル戦しか使っていないが、前走マイルの馬は2頭いたがいずれも勝った。母タガノディーバは新馬勝ち、祖母ディーバは短距離馬だった。1200メートルに対応してもなんらおかしくない。

データ② ヨハネスブルグの血

血統のデータを見ていくと、2歳戦で強い馬の血統は何とかなく絞られる。ロードカナロア産駒が強さを見せるが、小倉競馬場で見ていくと実はヨハネスブルグ産駒も狙いやすい。元々距離の短いところで結果を残しており、2歳戦に強い。中でも2歳牡馬は夏場から結果を出しており、まさにこのレースに出てくるヨハネスブルグ産駒は狙いである。

該当するのはジャカランダシティだ。この馬が評価されるべきなのは、新馬戦でセプタリアンに勝っている点だ。セプタリアンは未勝利戦で3馬身差をつけて完勝したが、力量で言えばそれよりも上になる。それでいながら人気面ではセプタリアンが上になる可能性が出ている。勝負付けは1回なされており、それをそのまま受け取るならチャンスは十分にある。ヨハネスブルグ産駒の血がここで躍り出せばいい。

データ③ ダートのスピード侮れず

どういう馬が穴馬になるかだが、明らかに適性ではないだろうと思われる馬である。芝のレースなのにダートでしか走っていないが出てきてもなかなか買いにくい。未勝利なのにオープン特別に勝つわけがないという思い込みもある。それをあざ笑ったのがカシノティーダのひまわり賞であり、単勝30倍以上もついた。さすがに未出走馬はいくらなんでもだが、ダートで勝った馬の挑戦に注目したい。

スプリンターだったダッシャーゴーゴーは小倉1000メートルで快勝し、2009年の小倉2歳ステークスで2着に食い込んだ。それからの活躍は今更説明するまでもない。今回該当するのはエイシンノホシである。小倉ダート1000メートルを1分フラットで逃げ切った。物見をする余裕や良馬場を考えればまずまずの成績だったのではないか。

母エーシンスピカは勝つことこそできなかったが、適性はどちらかといえば芝にある。1200メートルの距離延長も大したことはないだろう。血統の因縁でいえば母エーシンスピカの兄、エイシンヴァイデンが小倉2歳ステークスで4着、フェニックス賞では勝っていた。母系の血統を見れば適性にないとは言い切れない。むしろここが狙わずにどこで狙うと言いたくなるような血統背景がある。

まとめ

タガノジェロディ、ジャカランダシティ、エイシンノホシ、この3頭が穴馬候補だ。どの馬も想定される人気が低い。ヒモ荒れが期待されるレースだからこそ、この3頭のいずれかが来るだけで結構な高配当になる。

小倉2歳ステークスはステップレースとしても注目される。来年に向けたクラシック戦線に向けて一歩抜け出すのはどの馬か、そして2着や3着に食い込む穴馬は果たしているのか。そのあたりに注目してみよう。

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