2019年1月30日、川崎競馬場で川崎記念（JpnⅠ／ダート2100m）が行われる。今回は日程や出走時間などのレース概要、注目の出走馬（出走予定登録馬）、想定される人気と予想オッズを見ていく。
ケイティブレイブ、オールブラッシュ、サウンドトゥルー、ミツバ、アポロケンタッキーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？ 台頭する可能性を秘めた伏兵とは？
なお、競馬TIMESでは今後、当重賞を徹底的に検証していく。データ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。
まずは出走予定馬の一覧と、勢力図（想定オッズ・人気）を確認していこう。
目次
川崎記念2019の日程・時間
2019年1月30日（水） 16：10発走
農林水産大臣賞典 第68回川崎記念(JpnI)
注目の出走予定馬（登録馬）
JRA勢、地方勢ともに低調な印象のある一戦で、さすがに昨年の覇者ケイティブレイブで仕方のないところだろうか。
昨年の川崎記念でジーワン２勝目を挙げて以降、京都競馬場で行われたJBCクラシックの勝利を含め、交流重賞に限れば馬券圏内を外していない安定感が光る。前走の東京大賞典では早めに勝負に行った結果、勢いのある現４歳世代のオメガパフューム、実績馬ゴールドドリームにこそ離されたが、４着のサウンドトゥルー以下は引き離しての３着と悪くはない内容だった。
中距離（D1800m）以上のレースなら崩れることが無くなってきており、前々走のチャンピオンズCは太め残りの仕上げが響いただけで度外視して良さそう。ここも前走程度の仕上がりさえ維持していれば崩れることは無さそうだ。
一昨年のこのレースを制しているオールブラッシュは前走の浦和記念で一気のマクリを決めて久々の美酒。田辺騎手が完全に手の内に入れており侮れない1頭。
一昨年のこのレースを勝って以降精彩を欠いていたが、昨年のかしわ記念で田辺騎手が手綱を取り一気の逃げ作戦で２着と検討した。前走の浦和記念も一気のマクリでグリム以下に圧勝しており、とにかく４角で勝負どころにつける積極策なら持ち味が存分に活かせそう。今回のメンバーはサルサディオーネ以外にそれほど主導権を握りたいタイプもおらず、マークの形で４角進出の競馬で勝負に出るだろう。相手関係からも期待ができそう。
ムラだが前走の名古屋グランプリでは力を出したミツバもこのメンバーなら勝負になっていい。
時計のかかる条件ならコンスタントに力を発揮しており、前走の名古屋グランプリでは気が向いたようで先行策を取ることが出来た。勝ったチュウワウィザードは続く東海Sでも怪物インティ相手に健闘しているように、レースレベルは低くなかった一戦。気が向かないと後方からの競馬になってしまうのがネックだが、追って味のあるタイプで追い上げる競馬もできる。能力全開なら面白い。
アポロケンタッキーは不振が続いていたが、前走の東京大賞典では久々に先行することができた。それが刺激になれば地力は上位だけに注意が必要か。
他には、展開のカギを握るであろう牝馬のサルサディオーネ、船橋の森騎手騎乗で変わり身あればのコパノチャーリーまでが争覇圏か。他にも地方馬の登録があるが、地元の重賞でも苦しい戦いが続いているメンツだけに大望は出来ないか。
登録馬は以下の通り。
1-1 ポッドジョイ（牡7┃楢崎功祐┃大井・高野毅）
2-2 ケイティブレイブ（牡6┃福永祐一┃栗東・杉山晴紀）
3-3 アサクサポイント（セ11┃高松亮┃愛知・今津博之）
4-4 コパノチャーリー（牡7┃森泰斗┃栗東・村山明）
5-5 アポロケンタッキー（牡7┃戸崎圭太┃栗東・山内研二）
6-6 ミツバ（牡7┃和田竜二┃栗東・加用正）
6-7 カガノカリスマ（牡7┃渡辺竜也┃笠松・湯前良人）
7-8 オールブラッシュ（牡7┃田辺裕信┃栗東・村山明）
7-9 サルサディオーネ（牝5┃丸山元気┃栗東・羽月友彦）
8-10 ツィンクルソード（セ8┃瀧川寿希也┃川崎・田辺陽一）
8-11 コスモマイギフト（牡10┃大原浩司┃笠松・湯前良人）
想定人気・予想オッズ
1番人気 ケイティブレイブ 1.4倍
2番人気 オールブラッシュ 4.5倍
3番人気 ミツバ 8.9倍
4番人気 アポロケンタッキー 10.5倍
5番人気 コパノチャーリー 14.5倍
6番人気 サルサディオーネ 21.3倍
7番人気 ポッドジョイ 99.5倍
8番人気 ツインクルソード 355倍
9番人気 アサクサポイント 587倍
10番人気 カガノカリスマ 771倍
11番人気 コスモマイギフト 856倍
