かしわ記念2018の競馬予想分析…モーニン完全復活への3つの足がかりとは


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大器復活へ――。

2018年5月2日、船橋競馬場でかしわ記念(JpnⅠ/ダート1600m)が行われる。今年のフェブラリーステークスを制したノンコノユメを始め、去年の2つの中央ダートGⅠを制したゴールドドリーム、フェブラリーステークスで3着のインカンテーションなどが参戦を予定する。その中で復活が有力視されるのがモーニンだ。

前走はオープン特別のコーラルステークスに出走したが、斤量58.5キロという中で2016年フェブラリーステークス以来の勝利をマークした。キャリアが浅いながらあっさりとダートの最高峰レースで勝利をしたモーニンは将来を嘱望されたがなかなか勝つことができなかった。その中で芝のレースへの参戦など活路を見出してきた中、ついにコーラルステークスでオープン特別とはいえ勝利を収めた。

今回のかしわ記念はメンバーが非常に強力であり、フェブラリーステークスのリターンマッチのような様相を呈している。実績だけで見ればモーニンは一見すると劣っているように思えるが、実際はそんなことはない。今までのレースの質などを見ていけば決してまぐれで勝ったわけではない内容を残している。フェブラリーステークスの上位馬が人気を集める可能性があるが、その中でモーニンの復活に期待し、いい配当を狙いたい。


ポイント① 地方で先行できる

モーニンの中央でのレースを見ていくと、中団待機もしくは多少後ろに位置し、最後の直線で抜き去るというレースが目立つ。しかし地方競馬のレースを見ていくと軒並み先行し、船橋競馬でのレースでは常に逃げの手を打っている。逃げの手が打てず、結果的に普段のレースと同じレース運びとなった2016年のかしわ記念は8着に惨敗している。

ちなみに去年のかしわ記念も逃げの手を打ったが、最後は交わされ、3着になっている。地方交流競走では先行するのはたいてい中央馬であり、地方馬は中央馬の一番後ろになんとか追走するだけで精一杯である。いわば中央馬数頭でレースをしているようなものであり、スパート合戦のようなことにはなりにくい。

そうなれば先行している馬が自分のペースで逃げられるので残しやすくなる。モーニンは常にこのレースをしてきた。今回も同じレースをできれば、十分に勝機はある。そして後続の馬が追い込んでも差し届かない可能性が高い。先行できるかどうか、ここにかかっている。

ポイント② 安定した地方実績

去年はコパノリッキーのように地方競馬で滅法強い馬がおり、交流重賞の乗り方を日本で一番熟知しているといっても過言ではない武豊騎手を背に快勝している。今回登場する馬の中には川崎記念を制したオールブラッシュこそいるが、ほとんどの馬はあまり地方競馬で実績を残していない。そのオールブラッシュもマイル戦は未知数であり、距離が短い可能性が高い。

モーニンの地方実績も一見するとパッとしないように見えるが、2016年のかしわ記念は明確に敗因が想定でき、マイル戦でも少し長いと思われるモーニンにとって、ダート1800メートルの日本テレビ盃で2着と4着に粘ったのは健闘の部類である。今年からかしわ記念はナイター競馬で行われるが、ナイター競馬への戸惑いもないだろう。時折ナイター競馬に対する戸惑いを見せる馬がおり、初めてナイター競馬に参戦する馬には注意が必要だ。

中央と地方では砂の厚さなどが違うため、中央での力量通りの結果にはなりにくい。そう考えた時に、安定感があり、負けた理由も明確なモーニンが心強い。

ポイント③ スピード抜群

今年のかしわ記念はここ3年のフェブラリーステークスの覇者が揃い踏みする。マイルのダート重賞自体少なく、ここを狙って帝王賞というのがリズム的にもちょうどいい。だからこそ、有力馬が参戦するわけだが、タイムを見た時にモーニンが群を抜いている。重馬場ではあったものの東京のダート1600メートル を1分34秒0で駆け抜けている。この時の2着はノンコノユメだったが、1分34秒2である。時計勝負になっても、モーニンなら勝てる。

モーニンは阪神カップなどで芝のレースに挑戦したが、芝1400メートルで1分20秒1でまとめ、阪神カップでは6着に健闘した。しかも阪神内回りコースで後方でレースをし、上がりタイム3位で巻き返したわけだから、芝でもそのスピードは通用したと言える。モーニンの弱点はマイルがギリギリという部分であり、他の馬が競りかけたら厳しい展開を強いられる。ただこのスピードがあれば、無理に追いかけることはしない可能性が高い。先行したい馬にとってこの武器はかなりプラスに働く。

まとめ

2016年のフェブラリーステークスを制した時は将来を嘱望されていたが、そこからがなかなか勝てなかった。ダート1600メートルまでの重賞がそこまで多いわけではなく、主流となるのはダート2000メートルや1800メートルだ。またコーラルステークスのように重い斤量を背負わされるなど、うまくレースが使えない中でかしわ記念は久しぶりに巡ってきたチャンスと言える。

うまく先行ができればチャンスは大きい。芝のレースを使うなど活路を見出してきた中でその経験をここにぶつけたい。


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