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2018年11月25日、東京競馬場でジャパンカップ(GⅠ/芝2400m)が行われる。

最大の注目は、今年の牝馬3冠を圧倒的な強さで制したアーモンドアイ。クリストフ・ルメール騎手が「今、日本で一番強い」というほどで、名牝への道を着実に歩みつつある。

牡馬を差し置いて1番人気に支持されることが濃厚だが、本当に死角はないのか。3つのポイントに焦点を当てて探っていく。


ポイント① 古馬一線級との力関係は?

今回は年長馬と初対戦。ましてや牡馬を含めたトップクラスが相手になる。1981年の第1回から見ても、ジャパンCで3歳牝馬は37頭が出走してわずかに1勝。いかに厳しい戦いを強いられているかがわかる。ただ、その1頭というのが、アーモンドアイと同じ牝馬3冠を制したジェンティルドンナだ。

アーモンドアイのオークスの優勝タイムは、レース史上2番目に速い2.23.8。オークスで2分24秒を切るタイムで走破したのは、ジェンティルドンナと2頭しかいない。さらに上がり3F33.2秒は史上最速だった。これは、単純に例年のジャパンCに当てはめても十分に通用する時計。春からの成長分と、当時より2kg軽い斤量53kgで出走できることを考慮すれば、さらに短縮できる可能性はある。また、ジェンティルドンナと比較しても、3歳時点で能力は遜色ないと見ていいだろう。

こうなれば、その能力を最大限に発揮できることができるかがポイントになる。

ポイント② 前走の反動は?

もともと体質の弱い面があり、そういったことを考慮し、間隔を空けて大事に使われてきた。中5週以内での出走はオークス以来2度目となる。

前走の秋華賞は、6F前からゴールまで11秒台のラップが続く厳しい流れを後方から差し切った。圧倒的な能力の高さがあればこそできた芸当ではあるが、大きく離れていた逃げ馬を捕らえなければならない消耗の激しい競馬だったことは間違いない。レース後に歩様が乱れるシーンがあるなど、やはり疲労はかなりあっただろう。

肉体、精神の両面において、状態はしっかりと戻り切っているのか。当日の馬体重はもちろん、パドックや返し馬でのテンション、歩様などをしっかりとチェックしておきたいところだ。

ポイント③ 揉まれる競馬への対応は?

どこまで改善されているかはわからないが、怖がりな面があったためにロスを承知の上で馬群の外を回る競馬をしてきた。これまでは同世代の牝馬が相手で能力が違っていたので問題はなかったが、今回は牡馬も含めた古馬の一線級が相手。同じような外々を回っての大外一気はさすがに通用しないだろう。

過去のGⅠ3戦は全て11番枠から外だったが、今回の枠順は1枠1番。さらに、これまで以上にマークが厳しくなることも予想される。馬群や後方で揉まれる競馬を強いられた時に、今までと同じようなパフォーマンスを発揮できるかどうかは未知数だと言わざるを得ない。

まとめ

3歳牝馬として、稀代の名牝ジェンティルドンナ以来となる史上2頭目の偉業に挑むアーモンドアイ。今回も常識を覆すようなパフォーマンスを披露し、現役最強の座に就くことができるか。

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