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2017年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス(GI/芝内回り2000m)が行われる。昨年の優勝馬レイデオロは今年のダービーで優勝。今年からGIに昇格し、来年のクラシックを占う上でも注目の一戦だ。

タイムフライヤーは4戦2勝2着2回と安定した成績。上がり3Fも全4戦でメンバー中2位以内をマークしており、展開や馬場を問わず、常にしまいはしっかりとした脚を使っている。

前走の京都2歳Sも、手応えが良くて抜け出すのが早すぎた分、勝ったグレイルの目標にされてゴール前でかわされたが、わずかにアタマ差。3着以下には決定的な差を付けた。重賞を勝つのは時間の問題だろう。

今回も上位人気は確実だが、GIホープフルステークスの初代王者となるためにカギとなるポイントを探ってみる。


ポイント① 中山コース

ハーツクライ産駒の国内でのGI5勝はすべて東京コースで挙げたもの。父自身は2005年の有馬記念勝っているが、本質的にはスタミナを生かして末脚を発揮できる広いコースがベストだ。

中山の平地GI成績を見ても、同産駒は【0・1・1・18】と不振。24日の有馬記念でも4頭が出走し、2番人気のスワーヴリチャードが4着、3番人気のシュヴァルグランが3着と、人気を背負いながら敗れた。

ナスノシンフォニー、フラットレーを含め、ハーツクライ産駒のジンクスを覆せるか。

ポイント② 連戦の疲れ

キャリアはすでに4戦。2歳戦においてキャリアが豊富なのはプラス材料ではあるが、9月から月1回ペースでコンスタントに使われている点をどう捉えるか。

デビュー戦は、のちに札幌2歳Sを勝つロックディスタウンに食い下がり、前走は重賞でアタマ差の接戦を演じて2着。2走前は4馬身差の圧勝だったとはいえ、重馬場のレースだった。それなりに厳しい戦いが続いているだけに、そろそろ疲労が蓄積して競馬に影響しないかが心配だ。

また、最終追い切りは当初24日に予定していたが、前倒しして23日に行った。中山への輸送などを考慮してのものと考えられるが、やや引っ掛かるところではある。

ポイント③ 多頭数での競馬

これまで4戦しているが、初戦から順にレースの出走頭数は10頭、6頭、7頭、9頭。比較的、少頭数の競馬しか経験しておらず、多頭数でゴチャつく競馬を経験していない。

今回は、トリッキーな中山コースで多頭数が予想される。今の中山の馬場状態で大外を回れば厳しくなりそうなだけに、馬混みに入ったり、馬群を割るような形になったりしたときに、思わぬ弱点を露呈してしまう可能性はある。

まとめ

重賞勝ちの実績こそないが、現時点で2歳世代のトップクラスに位置づけられるタイムフライヤー。重賞初制覇を新設GIで決めることになれば、来年のクラシックの主役となることは間違いない。

日本で久々のGI制覇を狙うクリスチャン・デムーロ騎手を背に、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

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