阪急杯2020の競馬予想分析!5つのデータから導く勝ち馬候補

2020年3月1日、阪神競馬場で阪急杯(GⅢ/芝1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるクリノガウディー、ステルヴィオ、ダイアトニック、フィアーノロマーノ、マイスタイルなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

阪急杯の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、勝ち馬10頭中7頭が4番人気以内で、うち1番人気が2勝、2番人気が3勝と、上位人気がまずまず強い。ただ、近3年の優勝馬は全て7番人気以下で、2017年は3連単248万円超となるなど、近年は波乱傾向。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 重賞実績、距離実績が必要

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中8頭に芝重賞で3着以内の実績があった。残る2頭は近2走以内に準オープンを勝っていた。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬10頭中9頭中が1000万下クラス以上の芝1400m以下で勝っており、うち7頭は芝1400mで勝っていた。

予想参考データ② 前走は芝1400m以下の重賞が理想

前走のクラス別成績は以下の通り。

1600万下(0-0-0-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

オープン特別(1-0-2-33)
勝率 2.8% │ 連対率2.8% │ 複勝率8.3%

GⅢ(4-6-3-58)
勝率 5.6% │ 連対率14.1% │ 複勝率18.3%

GⅡ(3-3-3-19)
勝率 10.7% │ 連対率21.4% │ 複勝率32.1%

GⅠ(2-1-2-9)
勝率 14.3% │ 連対率21.4% │ 複勝率35.7%

なお、掲示板外から巻き返して優勝した馬が6頭いるように、前走着順は問われない。

予想参考データ③ 5歳が中心

年齢別成績は以下の通り。

4歳(1-4-5-22)
勝率 3.1% │ 連対率15.6% │ 複勝率31.3%

5歳(6-2-1-29)
勝率 15.8% │ 連対率21.1% │ 複勝率23.7%

6歳(2-2-2-39)
勝率 4.4% │ 連対率8.9% │ 複勝率13.3%

7歳(1-1-1-26)
勝率 3.4% │ 連対率6.9% │ 複勝率10.3%

8歳以上(0-1-1-16)
勝率 0.0% │ 連対率5.6% │ 複勝率11.1%

予想参考データ④ 牝馬はやや劣勢

牡・騸馬(9-7-8-111)
勝率 6.7% │ 連対率11.9% │ 複勝率17.8%

牝馬(1-3-2-21)
勝率 3.7% │ 連対率14.8% │ 複勝率22.2%

予想参考データ⑤ 東西ほぼ互角

美浦(2-2-3-26)
勝率 6.1% │ 連対率12.1% │ 複勝率21.2%

栗東(8-8-7-106)
勝率 6.1% │ 連対率12.4% │ 複勝率17.8%

2020年の主役候補は?

中心となるのは、5歳のダイアトニック。昨年のスワンSを含め、芝1400mで5勝を挙げており、距離短縮は歓迎と言える。

フィアーノロマーノは昨年、ダービー卿CTを制し、阪神Cで2着。GⅢなら上位の存在だ。

ライラックカラーは奥多摩S、カーバンクルSと連勝中。もともと芝1400~1600mを中心に走っていたように、距離延長は問題ないだろう。

一昨年のマイルCSを制したステルヴィオはメンバー唯一のGⅠ馬。初めての芝1400m戦がカギになる。

昨年の覇者スマートオーディン、全5勝を芝1400mでマークして昇級初戦となるベストアクターにもチャンスがある。

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