フェブラリーステークス2020の競馬予想分析!5つのデータから導く勝ち馬候補

2020年2月23日、東京競馬場でフェブラリーステークス(GⅠ/ダート1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるインティ、モズアスコット、アルクトス、ヴェンジェンス、サンライズノヴァなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

フェブラリーステークスの勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気が4勝、2番人気が2勝と、上位人気はまずまず強い。ただ、16番人気が優勝するなど波乱もある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① ダートGⅠ馬が強い

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬全10頭がダート重賞の勝ち馬で、うち7頭がGⅠを勝っていた。

さらにコース実績を見ると、勝ち馬10頭中9頭に東京ダートでVか重賞2着があった。例外は昨年優勝のインティだが、同馬は左回りダートの重賞を勝っており、東京は未経験だった。

また、勝ち馬全10頭にダート1600m以上でV実績があった。

予想参考データ② 前走はダート重賞で3着以内が理想

前走のクラス別成績は以下の通り。

1600万下(0-0-0-1)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

オープン特別(1-0-0-9)
勝率 10.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率10.0%

GⅢ(3-2-2-64)
勝率 4.2% │ 連対率7.0% │ 複勝率9.9%

GⅡ(3-1-1-12)
勝率 17.6% │ 連対率23.5% │ 複勝率29.4%

GⅠ(3-2-2-12)
勝率 15.8% │ 連対率26.3% │ 複勝率36.8%

地方(0-5-5-27)
勝率 0.0% │ 連対率13.5% │ 複勝率27.0%

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(7-4-4-25)
勝率 17.5% │ 連対率27.5% │ 複勝率37.5%

前走2着(0-3-3-15)
勝率 0.0% │ 連対率14.3% │ 複勝率28.6%

前走3着(1-2-1-14)
勝率 5.6% │ 連対率16.7% │ 複勝率22.2%

前走4着(0-0-0-11)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

前走5着(0-1-0-14)
勝率 0.0% │ 連対率6.7% │ 複勝率6.7%

前走6~9着(1-0-1-26)
勝率 3.6% │ 連対率3.6% │ 複勝率7.1%

前走10着以下(1-0-1-21)
勝率 4.3% │ 連対率4.3% │ 複勝率8.7%

勝ち馬10頭中9頭の前走がダート重賞で、うち7頭がそこで1着。

予想参考データ③ 4、5歳が中心

年齢別成績は以下の通り。

4歳(3-2-1-24)
勝率 10.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率20.0%

5歳(5-3-5-19)
勝率 15.6% │ 連対率25.0% │ 複勝率40.6%

6歳(2-2-2-32)
勝率 5.3% │ 連対率10.5% │ 複勝率15.3%

7歳(0-2-1-32)
勝率 0.0% │ 連対率5.7% │ 複勝率8.6%

8歳以上(0-1-1-20)
勝率 0.0% │ 連対率4.3% │ 複勝率8.7%

7歳以上は不振。6歳で優勝した2頭にはフェブラリーSで連対した実績があった。

予想参考データ④ 牝馬は苦戦

牡・騸馬(10-10-10-120)
勝率 6.7% │ 連対率13.3% │ 複勝率20.0%

牝馬(0-0-0-9)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

予想参考データ⑤ 関西馬が優勢

美浦(1-1-0-22)
勝率 4.2% │ 連対率8.3% │ 複勝率8.3%

栗東(9-8-10-101)
勝率 7.0% │ 連対率13.3% │ 複勝率21.1%

※他に、地方(0-1-0-4)

2020年の主役候補は?

中心となるのは、連覇を狙うインティ。昨年と同じく東海Sからの参戦で、GⅠ馬として臨む今年はさらに信頼度が高い。

サンライズノヴァは2走前の南部杯でGⅠ初制覇を飾った。東京ダートでメンバー最多の6勝をマークし、うち1600mの重賞を2勝と、舞台実績は最上位だ。

モズアスコットはダート初挑戦だった前走の根岸Sを制した。ダート1600m以上は未経験だが、安田記念勝ちの実績があり、距離延長を不安視する必要はないだろう。

アルクトスは3連勝で重賞初制覇を飾り、前走の南部杯で2着。東京ダート1600mで4勝しており、舞台適性も強調できる。

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