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2019年2月17日、東京競馬場でフェブラリーステークス(GⅠ/ダート1600m)が行われる。インティ、ゴールドドリーム、コパノキッキング、サンライズノヴァなど新旧勢力勢ぞろいだが、4歳世代のトップクラスに位置するオメガパフュームは外せない存在だ。ルヴァンスレーヴ不在の中ではここは勝っておきたいところだろう。

オメガパフュームの前走は東京大賞典だったが、門別最強馬スーパーステションが逃げ、大外からアポロケンタッキーが押していく展開の中、オメガパフュームは13番手と後方から競馬を行う。4コーナーでも8番手、ケイティブレイブが先に押し切ろうとしたところ、上がり最速の脚を繰り出してケイティブレイブを交わし、最後にゴールドドリームを4分の3馬身突き放して勝利した。当然フェブラリーステークスも人気の中心となる。

その一方で、不安がないと言い切れない要素もいくつか見られる。それらの情報を踏まえて、来る可能性があるかどうかを見ていきたい。


不安① マイルはちょっと短い?

オメガパフュームはこれまでの競馬で掲示板を1回も外しておらず、安定感は抜群だ。大負けはしにくいと考えるのが普通だが、ここで気になるのはマイル経験の乏しさである。東京のマイルは2018年に3歳限定のオープン特別で走っているが、この時は3着に敗れている。2000メートルでは安定した力を見せるが、1600メートルではスピードが足りない可能性がある。

母オメガフレグランスの戦績を見てもマイルでもやれそうではあるが、中山に良績が集まっているのが引っかかる。左回りは2戦していずれも3着と5着、右回りではすべて連対しているのと対照的だ。コースと距離、決してフェブラリーステークスの舞台が合っているとは思えない。不安を感じる部分と言える。

不安② 同型タイプがやけに多い

インティの逃げが確実視されているが、何か絡む馬がいれば一気にペースは速くなり、後ろからでも勝負できる。オメガパフュームにはもってこいと言いたいところだが、そうも言いきれない。ノンコノユメ、モーニン、コパノキッキング、サンライズソアなど追い込み馬が結構いるからだ。少なければ気にしなくて済むが、これだけ有力馬がいると意識せざるを得ない。

伏兵の逃げ馬がそのまま逃げ切るケースは得てして後方にいた馬たちの牽制によるものだ。さすがにインティが相手では牽制しないだろうが、追い込みにすべてを賭ける馬は出来るだけベストのタイミングで追い出したい。オメガパフュームの勝ち方には3コーナーから押していき、ポジションを上げるスタイルがある。それがここでも出来るかが注目だろう。

不安③ 血統的にも強調しにくい?

母オメガフレグランスは中山のダート1800に良績を残していたという、息子のオメガパフュームとあまり変わらない傾向だったが、父親から見たらどうか。父スウェプトオーヴァーボードは基本的に短距離馬を多く輩出し、時折長い距離で活躍する馬を出すというよく分からない種牡馬だったが、東京ダート1600メートルでは良績とは言い難い結果しか残されていない。

ダート1400メートルではさらにアベレージを落とすなど、あまり東京競馬場との相性も良くない。まして母親も東京巧者だったわけでもなく、オメガパフューム自体が左回りに疑問符が残る。そうなってくると、人気先行感が否めず狙うのをためらいそうだ。

まとめ

さらに不安なデータとして過去10年東京大賞典組は1勝もしていないという部分だ。3着が多いので複勝率はそれなりだが、連対のハードルはそこそこ高い。シリウスステークスを勝ち、JBCクラシックでも一定の結果は残したが、あくまでも右回りでどちらかといえば得意な環境にあった。今回はそうではなく、鵜呑みにするのはどうか。

インティの存在で人気がさほど上がらず、オッズ的には旨味があると誰もが考える。その状態でもまだ人気先行感があることを最初に知っておきたい。中央でも地方でも高いレベルで競馬をするゴールドドリームがいる中で、ルヴァンスレーヴに歯が立たない関係性にあることがどう影響するか、あと1週間、頭を悩ませたい。

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