フェブラリーS2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率5割超、回収率230超

2018年2月18日、東京競馬場でフェブラリーS(GⅠ/ダート1600m)が行われる。テイエムジンソク、ゴールドドリーム、ノンコノユメ、サンライズノヴァ、ケイティブレイブ、アウォーディー、ベストウォーリアらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 人気薄は消し!

フェブラリーSでは2014年に単勝16番人気のコパノリッキーが勝利してはいるが、他のレースと同様に人気薄が馬券圏内に入ることは多くはなく、単勝8番人気以下の人気薄を検討の対象とすることは得策と言えない。

人気着別度数
8-16人気1- 1- 0- 87/ 89
人気勝率複勝率単回値複回値
8-16人気1.1%2.2%30543

集計期間:2008. 2.24 ~ 2017. 2.19

過去10年の結果から見ると、コパノリッキー以外にも2013年には単勝9番人気のエスポワールシチーが2着に入った例もあるものの基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、7番人気以内を対象に集計

ポイント2 前走4着以下は消し!

前年秋から中央・地方各競馬場で行われてきたダートGⅠがフェブラリーSで一区切りになることから、毎年豪華メンバーが揃い大いに盛り上がりを見せる。

そのため、前走大敗した馬の巻き返しはほとんどなく、馬券圏内に入るのは難しい。

前走着順着別度数
4着以下1- 1- 1-16/ 19
前走着順勝率複勝率単回値複回値
4着以下5.3%15.8%2041

集計期間:2008. 2.24 ~ 2017. 2.19

前走4着からフェブラリーSで馬券圏内に入った馬は上記の集計どおり3頭いるが、東京大賞典1頭、チャンピオンズカップ2頭とすべてGⅠとなっている。

ポイント3 高齢馬は消し!

ダートのトップクラスの馬は芝よりも長い間にわたって活躍を続けることも多いが、フェブラリーSにおいては7歳以上の高齢馬が活躍する機会は限られている。

馬齢着別度数
7歳以上0- 3- 2-10/15
馬齢勝率複勝率単回値複回値
7歳以上0.0%33.3%076

集計期間:2008. 2.24 ~ 2017. 2.19

なお、7歳以上で馬券圏内に入っている5頭の内、7歳が昨年のベストウォーリアをはじめとした4頭、8歳は2008年に2着となったブルーコンコルドただ1頭となっている。

ポイント4 関西馬以外は消し!

関東馬・関西馬・地方馬の所属で比べた場合、地方馬よりは確実に中央馬のほうが優勢、さらには関東でのレースとは言え、西高東低の傾向を覆すことは出来ず、圧倒的に関西馬が活躍するレースとなっている。

所属着別度数
美浦・地方0- 3- 1- 8/12
所属勝率複勝率単回値複回値
美浦・地方0.0%33.3%058

集計期間:2008. 2.24 ~ 2017. 2.19

なお、地方馬・関東馬で馬券圏内に入った馬はすべて単勝3番人気以内に支持されている。

ポイント5 前走右回りは消し!

現在、フェブラリーSのステップレースとされているレースのほとんどが左回りの競馬場で行われていて、前走右回りの競馬場で走った馬の成績は奮わない。

前走場所着別度数
右回り2- 0- 4- 7/13
前走場所勝率複勝率単回値複回値
右回り15.4%46.2%4084

集計期間:2008. 2.24 ~ 2017. 2.19

ちなみに、前走右回りの1着馬2頭は共に阪神競馬場で行われていたときのジャパンカップダートからの参戦馬だった。

また、3着馬4頭中1頭はやはり阪神競馬場でのジャパンカップダート、残りの3頭は大井競馬場の東京大賞典だが直近5年で見ると1頭も馬券圏内に入っていない。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
6- 4- 2- 9/21
勝率複勝率単回値複回値
28.6%57.1%291181

集計期間:2008. 2.24 ~ 2017. 2.19

なんと、好走率は50%超、回収率も230%超の優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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