ファルコンS2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？波乱含みの短距離重賞を展望

2018年3月13日

2018年3月17日、中京競馬場でファルコンS（GⅢ／芝1400m）が行われる。アサクサゲンキ、フロンティア、ダノンスマッシュ、タイセイプライド、テンクウらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

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日程・概要

2018年 3月17日(土)　2回中京3日目　19頭　[仮想出馬表]
【１１Ｒ】　第32回中日スポーツ賞ファルコンＳ (馬連5%UP/予定)
３歳・オープン・Ｇ３(別定)(国際)(特指)　芝1400m (A)

例年低調なメンバーになりがちのレースだが、今年は重賞ウィナーを始め既にオープン勝ちのあるメンバーが揃って混戦の予感。実績的には小倉2歳Sを勝利し京王杯2歳Sでも3着したアサクサゲンキが最右翼か。

気風の良いスプリンタータイプであり、流石に前走の朝日杯FSの阪神マイルコースはタフな条件で最後失速してしまった印象。距離短縮は好材料であり、左回りの1400mも京王杯2歳Sで対応しており条件は悪くない。

乗り難しいタイプであり、武豊騎手が継続して騎乗してくれるのも好材料だ。ある程度控えても競馬は出来るが、現状はハナに行ってスピードを活かす競馬が合っていそうで、スプリント路線に舵を切った今回は自然と前に行く競馬が予想される。スンナリなら崩れない。

新潟2歳Sの覇者フロンティアが巻き返しを狙っている。

この馬はデビュー以来マイルを使われ、今回は初の1400mとなる。血統的にはドリームパスポートの下でもあり、マイル以上の距離でこそと思われるタイプかもしれないが、折り合いに若干の不安があり、クラシック挑戦ではなくこのレースを選択してきたのだろう。

デイリー杯2歳Sと朝日杯FSは折り合いを欠いたこともあったが、今ひとつ右回りではスムーズに走れない印象があり、左回りに変わるのは好材料だ。

アサクサゲンキ、フロンティアに朝日杯FSで先着したダノンスマッシュも人気を集めそうだ。

こちらはロードカナロア産駒で母父ハードスパンということもあり、血統的なポテンシャルはスプリントに寄っている印象。初のマイル戦となった前走の朝日杯FSも悪くない競馬はできたが、脚を溜められた割に弾けなかったのは距離が影響したか。こちらも距離短縮でこその印象があり、捲土重来の一戦。

ダリア賞、クリスマスローズSでオープン2勝の実績を誇るタイセイプライドも侮れない。

ヨハネスブルグ産駒らしく単調なスプリンタータイプで、完成度はメンバー随一。若干、揉まれたり緩急のあるペースだと持ち味が生きない印象もあり、メンバーが強化される今回は試金石だろう。外目の枠からスピードを活かせれば一考。

同じくヨハネスブルグ産駒のテンクウも前走のジュニアC制覇の余勢を駆ってここに挑戦してきた。

タイセイプライドよりも自在性のあるタイプで、相手なりに走る印象。ここも大崩れは考えにくいが、メンバーが揃った今回のレースでスピード勝負になったときにどうか。

他にもムスコローソ、タイセイアベニール、ミスターメロディ、トロワゼトワル、モズスーパーフレアなど多士済々なメンバー構成で波乱の余地もありそうだ。

登録馬は以下の通り。