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2019年6月9日、東京競馬場でエプソムカップ(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるミッキースワロー、プロディガルサン、ダノンキングダム、レイエンダ、ソーグリッタリング、ソウルスターリングらの中で危険なのはどの馬か。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


エプソムカップの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は4勝、2着は3回、3着はなしという成績。連対率が高く、比較的信頼度はあるか。

上位勢も人気なりのアベレージを残し、2番人気も4勝と上位人気で決まりやすく、穴党にはやや肩身の狭い傾向にある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 充実の4歳勢

4歳(7- 5- 2-18)
勝率 21.9% │ 複勝率 43.8%

圧倒的に成績がいいのは4歳勢。秋競馬で活躍を見せる馬が目立ち、エイヒンシカリ、ジャスタウェイなどもここを勝って飛躍に結び付けた。

ちなみに、年齢を重ねるごとに勝率は落ちることから、フレッシュな馬が強いという見方もできる。7歳以上は53頭出走しながら3着が3頭しかいないことからもそのようにうかがえる。

人気の中心は5歳馬が多く、4歳馬は意外と少ない。少ない点数で勝負をかけるなら腹をくくって4歳勢というのがいいかもしれない。

予想参考データ② 前走東京の取捨選択

様々な路線からやってくるエプソムカップだが、GⅢということもあって、3勝クラスやオープン特別の勝ち上がりで一気に第一線に駆け上がりたい馬もそれなりにいる。

ここでポイントになるのが前走東京を使った馬。前走条件戦だった馬は5頭参戦して2頭3着以内に入っているが、いずれも東京で1着だった馬である。

オープン特別に目を向けると、オープン特別で掲示板、できれば3着以内に入っている馬の好走可能性が高い。ルージュバックのようにヴィクトリアマイル5着も十分いい。

前走東京で勝っていれば最高だが、少なくとも掲示板、少しでも差のない競馬。これはオープン特別だろうがGⅠだろうが、関係ない。

予想参考データ③ 意外や意外な前残り

ここまでの東京開催、前に行かなきゃ話にならず、安田記念のように不利を被って前に行けず、それが致命的になったアーモンドアイやダノンプレミアムのケースもあるが、逃げが残りやすいわけではない。

ただ、エプソムカップは過去10年を見ても逃げが検討を見せ、先行馬もそれなりのアベレージを残す。

上がり3ハロンで最速を出しても信頼度はそこまで高くなく、5位までの脚を見せれば十分なことから、前目で5位ぐらいの脚を出しておけば十分足りる。

そうなると追い込み一辺倒の馬には厳しく、好位で折り合える馬が狙い目か。まして馬場の傾向から見て、その傾向はより強まるだろう。

2019年の危険な人気馬は?

ソウルスターリングは人気に支持される見込みだが、ヴィクトリアマイルでは伸び切れず、牝馬の一線級が集まると抵抗できない。牡馬との対決は1年以上のご無沙汰だが、まだまだ過去の栄光のイメージが強く、人気先行なら積極的に嫌っていいだろう。エプソムカップの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、レイエンダは2つ目の消しデータに合致している。こちらも兄の影響で人気先行だが、後ろからの競馬が多い割にずば抜けて切れる脚はない。4歳勢ではあるが、実力的にそもそも足りるかどうか。今後を考えると勝っておきたいが、強調はしにくい。

反対にダノンキングダムは危険なデータに一つも当てはまらない。前走の府中ステークスは好位で折り合って、33秒4の脚で勝利。関西馬だが、関西圏では1回だけしか走らず、相性のいい左回りのレースを使うため、中京や新潟、そして東京に遠征し、ある種の遠征慣れをしている。相性がいい東京で一気に重賞ウィナーとなりたい。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ダノンキングダムと言えそうだ。

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