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2019年12月1日、中京競馬場でチャンピオンズカップ(GⅠ/ダート1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるチュウワウィザード、インティ、クリソベリル、オメガパフューム、ゴールドドリームらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

中京開催が始まった2014年からのデータを参考に予想を進めていく。


チャンピオンズカップの人気馬成績

過去5年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは1回で、2着は2回、3着はなし。去年ルヴァンスレーヴが勝ったが、ジャパンカップダート時代を含め1番人気が6連敗していた。

12番人気のサンビスタの勝利を始め、実は8番人気以下の馬が必ず1頭絡んでいる。伏兵馬探しがこのレースを予想する際には欠かせない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前目か末脚一発か

阪神開催時代は逃げ馬が勝ち続けた時期もあったが、メンツを見ればそれも納得という感じ。中京開催になってからは、残るケースもあるが、信頼度としてはあんまり。

とはいえ、前目でレースをしないと勝ちにくいことも言え、番手につけてレースを行っていくのが理想的と言えるだろう。

一方、4コーナー10番手以下からの巻き返しが行えるのもこのレースの特徴。35秒台の上がりで突っ込めるような馬なら直線だけでの巻き返しも十分に可能。前目で粘るか末脚一発か、そのどちらか。

予想参考データ② 前走地方組の取捨選択

中京開催となった2014年以降3着以内に入った15頭のうち、前走が地方だった馬は8頭いる。2年連続盛岡の南部杯組が勝ち、それより前は3年連続JBC組が勝っている。

傾向を見ると絶対条件は掲示板以内。1着だった馬がここも勝つケースは少なく、5年間では去年のルヴァンスレーヴだけ。1秒以内の負けにとどめるか連対か、その程度で問題ない。

5番人気以内までと広めにくくるが、できれば1番人気や2番人気に支持されてわずかに着順を落とすぐらいが理想形だろう。

予想参考データ③ 前走中央出走馬の取捨選択

過半数を占めた地方組に対し、中央のステップレースなどを使ったのが7頭。内訳は武蔵野ステークス3頭、みやこステークス3頭、エルムステークス1頭。ちなみに京都開催だったJBCの関係で去年だけみやこステークスはなかった。

そのみやこスタークスは当然勝利が欲しく、負けてもコンマ1秒まで。ただアスカノロマンが2番人気14着から3着に巻き返した。これは過去に同じ舞台の東海ステークスで勝っていたことが大きい。

武蔵野ステークスとエルムステークスは勝利が絶対条件か。ウェスタールンドのように巻き返すケースがあるが、これはシリウスステークス2着など距離が短かった可能性が指摘できる。

前走に関して基本的に勝ち負けに絡む、そうでない馬は中京や距離実績を問う。こんな感じで取捨選択をしていくべきだろう。

2019年の危険な人気馬は?

クリソベリルは人気になる見込みだが、日本テレビ杯は単に相手が微妙なところ。去年と違い、今年は3歳馬のレベルは高いとは思えず、4歳馬の牙城を崩せるとは思えない。地方にしか実績がなく、砂の深さなども違う中なら、大敗してもおかしくない。チャンピオンズカップの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、チュウワウィザードは2つ目の消しデータに合致している。浦和のJBCは見事に勝ったが、求められるものが浦和と中京では全く異なるため、参考にはしにくい。今週行われた浦和記念ではなくここを選んだのは色気がある証拠だが、川田騎手がクリソベリルを選んだのがどうか。

反対にインティは危険なデータに一つも当てはまらない。前走は明らかな参考外で、斤量も展開も騎手もすべてが違った。東海ステークス1着、武豊騎手に手が戻り、57キロ。有力馬がそろって人気はやや落ちるだろう。内枠ですんなり行ける、ここはうまみがある。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、インティと言えそうだ。

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