6月30日、中京競馬場でCBC賞(GⅢ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。
馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。
人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。
今回、人気が想定されるのはレッドアンシェル、アウィルアウェイ、アレスバローズ、セイウンコウセイ、ショウナンアンセムらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?
なお、今回はコースが改修された2012年以降7年のデータを対象とした。
目次
CBC賞の配当傾向
過去7年を見ると、三連単の最高額配当は2017年の417,490円で、その他に2018年(166,090円)や2016年(136,160円)、2014年(116,100円)と7年中4回十万超えの馬券が出ており、積極的に人気薄を狙いたいレースだ。
単勝オッズは2014年(950円)が最高配当であり、いずれの年も人気馬が勝利している。軸馬は人気馬から入るのが無難と言えよう。
馬連は2017年(18,380円)と2016年(11,420円)で万馬券が出ている。他にも2018年(7.910円)のように好配当が出る年もあれば、人気サイドで決着するケースもある。相手候補には人気馬・人気薄共にバランス良く選定する必要がある。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 好走血糖に注目
コース改装前は父ノーザンダンサー系の活躍が目立っていたものの、近年はミスタープロスペクター系やナスルーラ系が活躍する傾向にある。また、ディープインパクト産駒も過去4年で3勝しており、こちらもやはり無視できない存在だろう。
活躍が顕著なミスタープロスペクター系種牡馬産駒の母系の傾向としては母父サンデー系であることが挙げられる。
2018年 セカンドテーブル(母父サンデーサイレンス)
2017年 セカンドテーブル
2016年 レッドファルクス(母父サンデーサイレンス)
2015年 ダンスディレクター(母父サンデーサイレンス)
2009年 エイシンタイガー(母父サンデーサイレンス)
ディープ産駒や同じサンデー系種牡馬産駒の傾向は母系ナスルーラの血との相性の良さが挙げられる。
2018年 アレスバローズ(母父トニービン)
2017年 シャイニングレイ(母母父ウイニングチケット)
2015年 ウリウリ(母母父Rainbow Corner)
2014年 エピセアローム(母父Cozzene)
予想参考データ② 関西馬に注目
激走馬の所属に注目すると過去7年全て関西馬であることがわかる。今年もこの傾向に注目したい。
2018年 ナガラフラワー(9人気)/セカンドテーブル(8人気)
2017年 セカンドテーブル(13人気)/アクティブミノル(8人気)
2016年 ラヴァーズポイント(7人気)
2014年 ニンジャ(10人気)
2012年 スプリングサンダー(7人気)
予想参考データ③ 5,6歳馬に注目
激走馬の年齢に注目すると5,6歳馬が中心に活躍しており、3,4歳の若馬や高齢馬は傾向からは軽視したい。
2018年 ナガラフラワー(9人気/6歳)/セカンドテーブル(8人気/6歳)
2017年 セカンドテーブル(13人気/5歳)/アクティブミノル(8人気/5歳)
2016年 ラヴァーズポイント(7人気/6歳)
2014年 ニンジャ(10人気/5歳)
2012年 スプリングサンダー(7人気/5歳)
2019年の穴馬候補は?
以上のデータから面白そうなのはグランドボヌール、ビップライブラリー、ラベンダーヴァレイだ。
グランドボヌールは父ミスタープロスペクター系で母系サンデー系の組み合わせを満たす。5歳馬かつ栗東所属の点も期待が持てる。
ビップライブラリーは6歳関西馬である。父はダイワメジャーであるが、母系にナスルーラ系を持つ馬は人気薄では同馬のみであり注目したい。
ラベンダーヴァレイは6歳の関西馬で、かつディープインパクト産駒である点に注目した。人気のアレスバローズを除くと同馬が唯一の該当馬となるためピックアップしたい。