2017年7月2日、中京競馬場でCBC賞(GIII/芝1200m)が行われる。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
なお、好走血統は過去10年、コース種牡馬成績は2014年以降(精度を高めるために1、2番人気の人気馬、および単勝100倍以上の人気薄、新馬戦、長期休み明けなどの不確定要素が多いレース=血統意外の要因で決着した可能性が高いレースは、集計から除外)を参考に考察していく。
目次
過去5年好走馬血統
着順 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|
1 | スウェプトOB | サンデーサイレンス |
2 | マイネルラヴ | タマモクロス |
3 | サクラバクシンオー | ボストンハーバー |
1 | ディープインパクト | フレンチデピュティ |
2 | アルデバラン2 | サンデーサイレンス |
3 | ストーミングホーム | Green Desert |
1 | フジキセキ | Unbridled's Song |
2 | ダイワメジャー | Cozzene |
3 | グラスワンダー | アドマイヤベガ |
1 | アドマイヤコジーン | バブルガムフェロー |
2 | アドマイヤムーン | サクラバクシンオー |
3 | ストーミングホーム | Green Desert |
1 | アドマイヤコジーン | バブルガムフェロー |
2 | クロフネ | Kingmambo |
3 | サクラバクシンオー | Miswaki |
解説・分析:注目血統は?
近年のCBC賞の注目血統を挙げるとするなら……
・グレイソヴリン系
・ミスプロ系
まず最も注目されるのがグレイソヴリンの血だ。
中京競馬場が改修された2012年以降、実に5年連続でグレイソヴリンの血を持つ馬が連対を果たしている。
2016年
2着 ラヴァーズポイント 母父タマモクロス(グレイソヴリン系)
2015年
2着 ダンスディレクター 母母父トニービン(グレイソヴリン系)
2014年
1着 トーホウアマポーラ 母父アンブライドルズソング(その母父カロ=グレイソヴリン系)
2着 エピセアローム 母父コジーン(グレイソヴリン系)
3着 ニンジャ 母父アドマイヤベガ(その母父トニービン)
2013、2012年
1着 マジンプロスパー 父アドマイヤコジーン(グレイソヴリン系)
そして同じくミスプロ系も注目。過去5年で父か母父にミスプロの血を持つ馬が必ず馬券に絡んでいる。特に父ミスプロ系は3年で2頭以上が3着以内に入っている。
こちらにも注目していくべきだろう。
コース種牡馬別集計
種牡馬 | 着別度数 |
---|---|
オレハマッテルゼ | 1- 1- 1- 2/ 5 |
ゼンノロブロイ | 1- 1- 0-11/13 |
スウェプトOB | 1- 0- 0- 7/ 8 |
マイネルラヴ | 1- 0- 0- 0/ 1 |
ディープインパクト | 0- 3- 0- 8/11 |
ショウナンカンプ | 0- 1- 0- 5/ 6 |
マツリダゴッホ | 0- 0- 0- 6/ 6 |
シンボリクリスエス | 0- 0- 0- 6/ 6 |
アドマイヤコジーン | 0- 0- 0- 2/ 2 |
ストーミングホーム | 0- 0- 0- 3/ 3 |
スタチューオブリバティ | 0- 0- 0- 2/ 2 |
Fastnet Rock | 0- 0- 0- 1/ 1 |
種牡馬 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
オレハマッテルゼ | 20.0% | 60.0% | 122 | 226 |
ゼンノロブロイ | 7.7% | 15.4% | 78 | 95 |
スウェプトOB | 12.5% | 12.5% | 93 | 37 |
マイネルラヴ | 100.0% | 100.0% | 1130 | 330 |
ディープインパクト | 0.0% | 27.3% | 0 | 88 |
ショウナンカンプ | 0.0% | 16.7% | 0 | 53 |
マツリダゴッホ | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
シンボリクリスエス | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
アドマイヤコジーン | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
ストーミングホーム | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
スタチューオブリバティ | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
Fastnet Rock | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外
解説・分析:注目種牡馬は?
このコースの特徴として挙げられるのが、ディープインパクト産駒が走るということ。
ディープインパクト産駒はマイル以上を得意とするクラシック種牡馬だ。反対にスプリント戦はやや苦手としている。しかし、中京芝1200mでは走る傾向にあり、CBC賞でも2015年にウリウリが勝っている。
このあたりにも注目していくといいかもしれない。
出走馬血統
アクティブミノル | 父 | スタチューオブリバティ |
系統 | ストームB系 | |
母 | ピエナアマゾン | |
母父 | アグネスタキオン | |
系統 | サンデー系 | |
アリンナ | 父 | マツリダゴッホ |
系統 | サンデー系 | |
母 | ヴンダーゾンネ | |
母父 | グラスワンダー | |
系統 | ロベルト系 | |
アルティマブラッド | 父 | シンボリクリスエス |
系統 | ロベルト系 | |
母 | アルティマトゥーレ | |
母父 | フジキセキ | |
系統 | サンデー系 | |
エイシンスパルタン | 父 | Zensational |
系統 | ミスプロ系 | |
母 | Lady Tak | |
母父 | Mutakddim | |
系統 | ミスプロ系 | |
オウノミチ | 父 | オレハマッテルゼ |
系統 | サンデー系 | |
母 | ナゾ | |
母父 | スターマン | |
系統 | セントS系 | |
オメガヴェンデッタ | 父 | ゼンノロブロイ |
系統 | サンデー系 | |
母 | ビハインドザマスク | |
母父 | ホワイトマズル | |
系統 | リファール系 | |
シャイニングレイ | 父 | ディープインパクト |
系統 | ディープ系 | |
母 | シェルズレイ | |
母父 | クロフネ | |
系統 | ヴァイス系 | |
スノードラゴン | 父 | アドマイヤコジーン |
系統 | グレイS系 | |
母 | マイネカプリース | |
母父 | タヤスツヨシ | |
系統 | サンデー系 | |
セカンドテーブル | 父 | トワイニング |
系統 | ミスプロ系 | |
母 | モカサンデー | |
母父 | サンデーサイレンス | |
系統 | サンデー系 | |
タイムトリップ | 父 | ロードアルティマ |
系統 | ミスプロ系 | |
母 | ミルフォードスバル | |
母父 | ホークアタック | |
系統 | ロベルト系 | |
ティーハーフ | 父 | ストーミングホーム |
系統 | ミスプロ系 | |
母 | ビールジャント | |
母父 | Green Desert | |
系統 | ダンジグ系 | |
トーセンデューク | 父 | ディープインパクト |
系統 | ディープ系 | |
母 | スーア | |
母父 | Fairy King | |
系統 | Fキング系 | |
トウショウドラフタ | 父 | アンライバルド |
系統 | サンデー系 | |
母 | ウイッチトウショウ | |
母父 | ジェイドロバリー | |
系統 | ミスプロ系 | |
ナリタスターワン | 父 | ショウナンカンプ |
系統 | Pギフト系 | |
母 | ボーンスター | |
母父 | サンデーサイレンス | |
系統 | サンデー系 | |
メイソンジュニア | 父 | Mayson |
系統 | ||
母 | アナアメリカーナ | |
母父 | American Post | |
系統 | ネイティヴ系 | |
メラグラーナ | 父 | Fastnet Rock |
系統 | ダンジグ系 | |
母 | Ghaliah | |
母父 | Secret Savings | |
系統 | ミスプロ系 | |
ラインスピリット | 父 | スウェプトオーヴァーボード |
系統 | ミスプロ系 | |
母 | リボンストライプ | |
母父 | トニービン | |
系統 | グレイS系 | |
ラヴァーズポイント | 父 | マイネルラヴ |
系統 | ミスプロ系 | |
母 | ハートフルシフォン | |
母父 | タマモクロス | |
系統 | グレイS系 |