2018年12月08日、中山競馬場でカペラS(GⅢ/ダ1200m)が行われる。今年はコパノキッキング、キタサンミカヅキ、オールドベイリー、ネロなどが出走を予定している。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。
目次
過去10年好走馬血統
2017年 1着(カネヒキリ/ワイルドラッシュ/Mr.Prospector)
2着(アドマイヤコジーン/タヤスツヨシ/サウスアトランティック)
3着(ダイワメジャー/デインヒル/Greinton)
2016年 1着(アドマイヤオーラ/フレンチデピュティ/Dayjur)
2着(メイショウボーラー/アフリート/サンシャインボーイ)
3着(サウスヴィグラス/ミシックトライブ/アジュディケーティング)
2015年 1着(スタチューオブリバティ/Fabulous Dancer/Mille Balles)
2着(サクラバクシンオー/ブライアンズタイム/Sadler's Wells)
3着(アフリート/タヤスツヨシ/ノーザンテースト)
2014年 1着(Macho Uno/Storm Cat/Honour and Glory)
2着(キングカメハメハ/サンデーサイレンス/ファバージ)
3着(スペシャルウィーク/Miswaki/Alydar)
2013年 1着(アグネスタキオン/Machiavellian/Nureyev)
2着(アドマイヤコジーン/タヤスツヨシ/サウスアトランティック)
3着(ゴールドアリュール/アルワウーシュ/Wolf Power)
2012年 1着(ゴールドアリュール/アルワウーシュ/Wolf Power)
2着(Trippi/Our Emblem/Sabona)
3着(キングカメハメハ/ブライアンズタイム/Dayjur)
2011年 1着(Smarty Jones/Danzig/Damascus)
2着(ワイルドラッシュ/フォーティナイナー/Lyphard)
3着(キングカメハメハ/メジロマックイーン/ニチドウアラシ)
2010年 1着(エイシンサンディ/サウスアトランティック/ノーザンアンサー)
2着(ワイルドラッシュ/フォーティナイナー/Lyphard)
3着(クロフネ/ジャッジアンジェルーチ/ノーザンテースト)
2009年 1着(アフリート/トニービン/Dike)
2着(アフリート/ドクターデヴィアス/Danzig)
3着(Gland Slam/Broad Brush/Cox's Ridge)
2008年 1着(Gone West/Carnivalay/Fappiano)
2着(アフリート/トウショウボーイ/ダンディルート)
3着(ブラックタイアフェアー/Stop the Music/Sir Ivor)
(血統の分類:ヘイロー系・・・サンデーサイレンス系、非サンデーサイレンス系、ロベルト系;ニアークティック系・・・欧州型、 米国型、豪州型;ミスタープロスペクター系; ナスルーラ系;他系統)
解析・分析:注目血統は?
様々な系統が活躍しているがナスルーラ系、ミスタープロスペクター系、他にニアークティック系は米国型の活躍が目立つ。サンデーサイレンス系でもカネヒキリやゴールドアリュールのような母系が米国型ニアークティック系の種牡馬が活躍している。中でも好走歴の多いパターンがサンデー系との組み合わせとなる。
2017年 ディオスコリダー(父サンデーサイレンス系×母母父ミスタープロスペクター系)
スノードラゴン(父ナスルーラ系×母父サンデーサイレンス系×母母父ナスルーラ系)
2016年 ノボバカラ(父サンデーサイレンス系×母父ニアークティック系[米])
2015年 マルカフリート(父ミスタープロスペクター系×母父サンデーサイレンス系)
2014年 サトノタイガー(父ミスタープロスペクター系×母父サンデーサイレンス系×母母父ナスルーラ系)
メイショウノーベル(父サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系)
2013年 ノーザンリバー(父サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系×母母父ニアークティック系[米])
スノードラゴン(父ナスルーラ系×母父サンデーサイレンス系×母母父ナスルーラ系)
シルクフォーチュン(父サンデーサイレンス系×母父ニアークティック系[米])
2012年 シルクフォーチュン
2010年 セイクリムズン(父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系)
今年はコパノキッキング、ネロ、タテヤマ、ハットラブ、オウケンビリーヴ、ヴェンジェンスが該当する。過去の傾向通りにこれらの馬たちが好走するか注目したい。
出走予定馬・種牡馬コース成績
To Honor and Serve 0- 0- 0- 0 / 0.0% / 0.0%
クロフネ 14- 9-13-173 / 6.7% / 17.2%
キングヘイロー 11-10- 6-103 / 8.5% / 20.8%
シニスターミニスター 9- 2- 6- 87 / 8.7% / 16.3%
Spring At Last 0- 0- 0- 0 / 0.0% / 0.0%
パイロ 14-16-14-136 / 7.8% / 24.4%
ヨハネスブルグ 8- 4- 6- 55 / 11.0% / 24.7%
ファスリエフ 17-36-24-198 / 6.2% / 28.0%
ノボジャック 5- 7- 6- 36 / 9.3% / 33.3%
集計期間:2013.1. 1 〜 2017. 12. 28
解説・分析:注目血統は?
ヨハネスブルグ産駒の相性の良さが目立っており、交流重賞2着の実績があるネロが芝に続いてダートスプリント重賞制覇となるが注目だ。人気を集めるであろうコパノキッキングの父Spring At Lastやオールドベイリーの父To Honor and Serveの産駒は同コースでの実績はないが過去の本レースでも同系統の好走例も多く懸念材料にはならないだろう。