2018年12月9日、中山競馬場でカペラS(GⅢ/ダ1200m)が行われる。キタサンミカヅキ、ネロ、キングズガード、オウケンビリーヴ、コパノキッキングらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から激走の可能性がありそうな穴馬を探していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とし、主に6番人気以下で3着以内に入った13頭を中心に分析する。
目次
データ① 距離実績
6番人気以下で3着以内に入ったのは13頭。その13頭中12頭が準オープン以上のダート1200mで勝っていた。
データ② コース実績
6番人気以下で3着以内に入った13頭中9頭が、中山ダート1200m、もしくは同じく直線に急坂がある阪神のダート1200mで勝っていた。
データ③ 距離短縮組
6番人気以下で3着以内に入った13頭中、9頭が前走から距離短縮だった。
データ④ 差し馬
6番人気以下で3着以内に入った13頭中、10頭が4コーナー6番手以下だった。33秒台前半、時には33秒を切るようなハイペースになりやすく、差し馬が活躍している。
データ⑤ 外枠
6番人気以下で3着に入った13頭中、9頭が2桁馬番だった。一般的に外枠有利といわれるコースで、このレースでもその傾向が顕著に出ている。
結論
最も大きな魅力があるのはダノングッド。今春に中山ダート1200mのオープン特別・京葉Sで、メンバー最速の上がり3F35.6秒をマークしてV。その時が9番人気だったが、今回も距離短縮で激走が望める。
ニットウスバルも同じく距離短縮組。近走は不振だが、ダート1200mでオープン特別を勝ち、中山ダートでも新馬、準オープンと2勝しており、実績は文句なし。上がり34秒台を5回もマークしている末脚自慢で、大穴を開ける可能性は十分にある。
オウケンビリーヴは2走前のクラスターCで重賞初制覇を飾り、重賞で3戦連続連対中。オーバルスプリント2着から距離短縮になる。中山ダートは初出走ながら、阪神ダート1200mで準オープンを勝っている。