2017年11月5日、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯(GII/芝2500m)が行われる。開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。
人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?
目次
ポイント1 極端な人気薄は消し!
アルゼンチン共和国杯はスタミナや底力が問われるレースだ。このため、基本的に力のある人気馬は順当に走る傾向にある。
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 2- 1- 1- 6/ 10 |
2番人気 | 4- 2- 0- 4/ 10 |
3番人気 | 2- 1- 4- 3/ 10 |
4番人気 | 0- 5- 0- 5/ 10 |
5番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
6番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 |
7番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 |
8番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 |
9番人気 | 0- 0- 2- 8/ 10 |
10番人気 | 0- 1- 1- 8/ 10 |
11番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 |
12番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
13番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
14番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
15番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
16番人気 | 0- 0- 0- 8/ 8 |
17番人気 | 0- 0- 0- 7/ 7 |
18番人気 | 0- 0- 0- 7/ 7 |
人気 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 20.0% | 40.0% | 52 | 60 |
2番人気 | 40.0% | 60.0% | 177 | 108 |
3番人気 | 20.0% | 70.0% | 152 | 145 |
4番人気 | 0.0% | 50.0% | 0 | 135 |
5番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
6番人気 | 0.0% | 10.0% | 0 | 37 |
7番人気 | 10.0% | 10.0% | 127 | 35 |
8番人気 | 0.0% | 10.0% | 0 | 43 |
9番人気 | 0.0% | 20.0% | 0 | 113 |
10番人気 | 0.0% | 20.0% | 0 | 142 |
11番人気 | 10.0% | 10.0% | 251 | 92 |
12番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
13番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
14番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
15番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
16番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
17番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
18番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
集計期間:2007.11. 4 ~ 2016.11. 6
11番人気以下で好走したのは1頭のみ。
ちなみに唯一の例外、ミヤビランベリは11番人気だったものの、2、3走前に重賞を勝った実力馬だった。しかも3走前に勝っていたのは目黒記念。アルゼンチン共和国杯と同じ条件で行われるレースだった。
※以降、10番人気以内を対象に集計
ポイント2 高齢馬は消し!
アルゼンチン共和国杯の特徴は、とにかく若くて生きが良い馬が走るということだ。
年齢 | 着別度数 |
---|---|
3歳 | 0- 0- 2- 0/ 2 |
4歳 | 8- 4- 4-19/35 |
5歳 | 0- 4- 3-26/33 |
6歳 | 1- 2- 1-17/21 |
7歳 | 0- 0- 0- 4/ 4 |
8歳 | 0- 0- 0- 4/ 4 |
年齢 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 0.0% | 100.0% | 0 | 460 |
4歳 | 22.9% | 45.7% | 108 | 117 |
5歳 | 0.0% | 21.2% | 0 | 56 |
6歳 | 4.8% | 19.0% | 60 | 61 |
7歳 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
8歳 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
集計期間:2007.11. 4 ~ 2016.11. 6
6歳以上になると、極端に成績が落ちている。歳を取っていても5歳まで。できれば3、4歳を中心に考えていきたいところだ。
ポイント3 キャリアの多い馬は消し!
そして若いからいいというわけでもない。キャリアを重ねすぎている消耗している馬は、いい成績を残せない傾向にあるのだ。
キャリア | 着別度数 |
---|---|
16戦~ | 1- 7- 3- 61/ 72 |
キャリア | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
16戦~ | 1.4% | 15.3% | 17 | 47 |
集計期間:2007.11. 4 ~ 2016.11. 6
キャリア15戦以上になると、複勝回収値はわずか47。「若い」「キャリアが浅い」が、アルゼンチン共和国杯の最大のポイントなのだ。
ポイント4 後方待機組は消し!
アルゼンチン共和国杯はスピードよりスタミナや底力が求められるレースだ。直線に向いた段階でほとんどのスタミナを消費しているため、切れ味より我慢比べになる。
そうなると、切れ味で勝ってきたような馬は苦しい。
前走脚質 | 着別度数 |
---|---|
平地・逃げ | 0- 0- 0- 5/ 5 |
平地・先行 | 6- 3- 3-17/29 |
平地・中団 | 2- 5- 5-26/38 |
平地・後方 | 1- 2- 2-22/27 |
前走脚質 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
平地・逃げ | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
平地・先行 | 20.7% | 41.4% | 101 | 104 |
平地・中団 | 5.3% | 31.6% | 23 | 108 |
平地・後方 | 3.7% | 18.5% | 47 | 37 |
集計期間:2007.11. 4 ~ 2016.11. 6
前走、後方から競馬した馬の成績が極端に悪いことが分かる。最低でも中団以上につけていた馬を狙っていこう。
ポイント5 大外枠は消し
スタミナが問われやすいレースということで、スタミナを失う条件に合致している馬の成績は悪くなる。例えば、枠順が外になり、距離ロスのリスクを背負っている馬たちはなかなかいい成績を残せていない。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 1- 0- 1- 6/ 8 |
2枠 | 2- 1- 2-11/16 |
3枠 | 1- 1- 0- 5/ 7 |
4枠 | 0- 2- 2-11/15 |
5枠 | 1- 2- 1- 7/11 |
6枠 | 3- 1- 1- 8/13 |
7枠 | 1- 2- 2-13/18 |
8枠 | 0- 1- 1-10/12 |
枠番 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 12.5% | 25.0% | 38 | 78 |
2枠 | 12.5% | 31.3% | 86 | 97 |
3枠 | 14.3% | 28.6% | 54 | 50 |
4枠 | 0.0% | 26.7% | 0 | 112 |
5枠 | 9.1% | 36.4% | 46 | 70 |
6枠 | 23.1% | 38.5% | 176 | 86 |
7枠 | 5.6% | 27.8% | 11 | 85 |
8枠 | 0.0% | 16.7% | 0 | 42 |
集計期間:2007.11. 4 ~ 2016.11. 6
8枠は厳しい成績になっていることが分かる。割引するのが打倒だろう。
まとめ 消しデータを取り除くと?
では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?
着別度数 |
---|
8- 2- 4- 5/19 |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|
42.1% | 73.7% | 200 | 211 |
集計期間:2007.11. 4 ~ 2016.11. 6
なんと、好走率は73%超、回収率も200%オーバーという極めて優秀な成績となっている。
今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。