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2019年5月25日、京都競馬場で葵ステークス(重賞/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるアウィルアウェイ、ディアンドル、ディープダイバー、アスターペガサス、ココフィーユ、ローゼンクリーガーらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

葵ステークスは2018年から重賞に昇格したが、2009年以降のオープン特別時代を含めた9年分のデータを参考にする。


葵ステークスの人気馬成績

過去9年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは2回、2着は1回、3着はなしとなっており、1番人気の信頼度はお世辞にも高いとは言えない。

上位人気も似たような数字が並ぶ一方、6番人気は未勝利ながら複勝率が5割を超えるなど、人気薄が結構絡むのが注目か。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 牝馬の取捨選択

牝馬(6- 7- 2-44)
勝率 10.2% │ 複勝率 25.4%

夏の短距離重賞シリーズで牝馬が強さを見せるが、葵ステークスもその1つ、牝馬が3連勝しており、ここは牝馬の取捨選択が重要視される。

面白い傾向をご紹介すると、別定戦のため、2歳重賞などで活躍した馬は斤量が重くなるが、55キロを背負った牝馬が来たケースはほとんど人気薄だった。

これは牡馬も同じで、57キロを背負った牡馬は嫌われやすく人気を落とすが、そういう馬ほど狙い目ということになる。

前走1200で勝ってその流れで一気に勝つケースもあるにはあるが、ほとんどは距離短縮で、しかも負けていることが多い。斤量も人気も背負う馬には注意が必要だ。

予想参考データ② すべては逃げ次第

脚質別に成績を見ると、多少のバラつきこそあるが、逃げ、先行、中団、後方である程度きれいに分かれており、明確な傾向があるとは言い難い。

ただ、先行馬が残りやすい傾向にあり、2番手3番手までにいた馬が粘りこみを図って、馬券圏内を確保することが高い。もちろん、中団や後方の馬だけで決まることもあるが。

それを左右するのが逃げ馬なのだが、ここ2年は2連勝している。充実した芝コースというのもあるのか、前半3ハロンを33秒台で逃げても残ることがある。

何が逃げるのか、そこが重要だろう。最後まで淀みなく流れるため、末脚はあんまり有効ではないことは覚えておきたい。

予想参考データ③ 橘ステークスの狙いどころ

橘ステークスは京都1400メートルで行われ、葵ステークスが1200メートルで行われるまでは、逆に橘ステークスが1200メートルで行われるなど、相互関係がある。

それもあってか、毎年のように橘ステークス組が馬券に絡むので、ここは取捨選択、狙いどころをきっちりと見定めておきたい。

まず橘ステークスの勝ち馬は1頭も絡んでいないこと、前走人気に関係なく掲示板以上の着順、負けてもコンマ5秒まで、これが狙いどころだ。

今年は勝ち馬ディープダイバーが参戦しているがどうか。また掲示板以上の着順でもタイム差がコンマ5秒以上あり、狙いどころに該当する馬はいないといっていい。全切りでもいいかも。

2019年の危険な人気馬は?

アウィルアウェイは人気になる見込みだが、オープン勝ちもあって55キロを背負う。ファンタジストとタイム差なし2着もあったが、それは2歳での話。3歳に入ってからやや微妙な面があり、斤量も背負ってどうか。葵ステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ディープダイバーは3つ目の消しデータに合致している。57キロを背負うなど、不安要素がある。抜けた馬がいない中での斤量1キロ増はハンデ戦における1キロ増よりきついものがある。割引でいいだろう。

反対にローゼンクリーガーは危険なデータに一つも当てはまらない。ファルコンステークスは先行して3着、2歳秋にはディープダイバーに勝ち、その前はプールヴィル、さらにその前がアウィルアウェイにそれぞれ2着と決して弱いレベルに居続けたわけではない。それで人気に少しでも陰りがあるのだとすれば狙わずにはいられない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ローゼンクリーガーと言えそうだ。

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