愛知杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

1月26日、中京競馬場で愛知杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはノームコア、レイホーロマンス、ランドネ、ウラヌスチャーム、コルコバードらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、本レースにおける検討は中京開催の2009年と2012年以降(2015年を除く)の過去7年のデータを対象とする。


目次

愛知杯の配当傾向

過去6年を見ると、三連単の高額配当は2014年の4712,080円で100万超えの年がある。その他の年も2015年(40,420円)を除いた全ての年で十万馬券超えと荒れる傾向の高い重賞と言える。

単勝オッズは2015年(410円)や2017年(500円)のように人気馬が来ることもあるが、2014年(4370円)や2016年(2190円)のように伏兵が台頭する年もあり、穴馬の出番も十分にある。

馬連も固く収まった年が2015年(1,270円)のみで他は7,000円台から万馬券(最高配当は2014年の58,120円)とこちらも高配当が続出している。馬連の組み合わせでも穴馬にしっかりと狙いを定めていく必要がある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 先行・追い込み馬に注目

人気薄で激走する馬の脚質に注目すると、先行(1-3番手)や後方一気の追い込み馬が絡むことが多い。

2018年 レイホーロマンス(12番手/18頭)
2017年 サンソヴール(2番手/15頭)/ クインズミラーグロ(3番手/15頭)
2016年 バウンスシャッセ(15番手/18頭)
2014年 スイートサルサ(17番手/18頭)
2013年 コスモネモシン(4番手/18頭)
2012年 エーシンメンフィス(1番手/18頭)/ サンシャイン(2番手/18頭)
2009年 ブラボーデイジー(1番手/18頭)

今年も逃げ・先行や追い込み一気にかける馬から穴馬をピックアップしたい。

予想参考データ② 好走血統に注目

これまでの穴馬に騎乗した騎手に注目すると幸騎手(メイショウウタゲ)、松山騎手(マイネルバイカ)、太宰騎手(アスカノロマン)など同条件での成績が良い騎手が挙げられる。人気馬であるが昨年テイエムジンソクで優勝した古川騎手も成績は良い

ハービンジャー ( 9- 9- 11- 91)
勝率 7.5% │ 複勝率 24.2%

マンハッタンカフェ ( 10- 14- 13-116)
勝率 6.5% │ 複勝率 24.2%

キングカメハメハ ( 20- 17- 11-107)
勝率 12.9% │ 複勝率 31.0%

ゼンノロブロイ ( 8- 5- 5- 90)
勝率 7.4% │ 複勝率 16.7%

ディープインパクト ( 30- 37- 29-194)
勝率 10.3% │ 複勝率 33.1%

ハーツクライ ( 22- 24- 18-163)
勝率 9.7% │ 複勝率 28.2%

その他には現時点の想定で相性の良い種牡馬を挙げると

メイショウサムソン ( 5- 3- 1- 53)
勝率 8.1% │ 複勝率 14.5%

ステイゴールド ( 19- 8- 16-178)
勝率 8.6% │ 複勝率 19.5%

ヴィクトワールピサ ( 5- 1- 0- 24)
勝率 16.7% │ 複勝率 20.0%

これらの種牡馬が挙げられ、穴馬を選定するうえで重要視したい。

予想参考データ③ クラシック出走組に注目

荒れるレースながらも激走馬のキャリアに注目するとクラシック戦線で戦ってきた馬が多いことがわかる。

2018年 エテルナミノル(フラワーカップ5着)
2017年 クインズミラーグロ(紫苑S1着、秋華賞9着)
2016年 バウンスシャッセ(フラワーカップ1着、オークス3着、秋華賞7着など)
2014年 スイートサルサ(クイーンカップ2着、フローラS6着、オークス7着)
2013年 キャトルフィーユ(フラワーカップ5着、オークス14着、秋華賞8着など)
2012年 サンシャイン(桜花賞10着、オークス8着、秋華賞7着など)

混戦でこそクラシック戦線で揉まれてきた経験が活きてくるのだろう。今年も上位人気馬はもちろんクラシック経験馬であるが、穴馬からもクラシック経験馬を狙いたい。

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはキンショーユキヒメ、スカーレットカラー、ワンブレスアウェイだ。

キンショーユキヒメはメイショウサムソン産駒で3歳時には秋華賞(11着)出走経験がある。前走のような後方待機の競馬になった際には過去の傾向と同様に後方一気で来るかもしれない。

スカーレットカラーはヴィクトワールピサ産駒、秋華賞は出走取り消しとなったが昨春はチューリップ賞・桜花賞と上位馬と僅差の走りを見せていた。上位に食い込む力はあるはずで激走に期待したい。

ワンブレスアウェイはステイゴールド産駒、脚質も後方待機型(先行策のこともあり)で穴馬の傾向として合致する。クラシック経験という点では減点となるが、昨年も2番手追走からの6着に好走しており、今年も期待したい。

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