Mリーグは、2018年に発足した日本初のチーム制麻雀プロリーグである。年々注目度が高まる中で、各シーズンの優勝チームやMVP、個人成績はファンにとって欠かせない情報となっている。
本記事では、歴代優勝チームをはじめ、MVP受賞者、最高スコア記録、4着回避率など、Mリーグを彩ってきた主要データを一挙にまとめた。数字を追えば、選手たちの強さやスタイルが見えてくる。記録から読み解くMリーグの奥深さを堪能してほしい。
歴代優勝チーム一覧（シーズン別）
Mリーグでは毎年、各チームが総力を挙げてシーズンを戦い、ファイナルラウンドを制した1チームが年間王者として名を刻む。以下は、2018-19シーズンから最新の2024-25シーズンまでの順位表である。
| 年度 | 1位 | 1位Pt | 2位 | 2位Pt | 3位 | 3位Pt | 4位 | 4位Pt |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018-19 | ドリブンズ | 594.5 | 風林火山 | 83.0 | ABEMAS | -147.0 | 麻雀格闘倶楽部 | -282.0 |
| 2019-20 | Pirates | 244.7 | フェニックス | 185.1 | ABEMAS | 78.0 | サクラナイツ | -249.1 |
| 2020-21 | 風林火山 | 242.3 | サクラナイツ | 103.4 | ABEMAS | 101.7 | ドリブンズ | -59.7 |
| 2021-22 | サクラナイツ | 202.0 | フェニックス | 141.6 | ABEMAS | 54.2 | 麻雀格闘倶楽部 | -58.9 |
| 2022-23 | ABEMAS | 495.4 | 麻雀格闘倶楽部 | 204.6 | 雷電 | -97.8 | 風林火山 | -150.4 |
| 2023-24 | Pirates | 555.1 | ドリブンズ | 184.3 | サクラナイツ | -42.1 | 風林火山 | -104.3 |
| 2024-25 | フェニックス | 354.4 | Pirates | 288.6 | ドリブンズ | 282.9 | 雷電 | -3.5 |
歴代MVP（シーズン別）
Mリーグでは、シーズン終了後に最も優れたパフォーマンスを見せた選手に「MVP（最優秀選手賞）」が贈られる。MVPはチームの勝利に大きく貢献した個人成績をもとに選出され、各選手の活躍が際立ったシーズンを象徴する存在でもある。
| 年度 | 選手名 | 所属チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 2018-19 | 多井隆晴 | 渋谷ABEMAS | 476.3 |
| 2019-20 | 魚谷侑未 | セガサミーフェニックス | 451.4 |
| 2020-21 | 佐々木寿人 | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 494.1 |
| 2021-22 | 瑞原明奈 | U-NEXT Pirates | 440.6 |
| 2022-23 | 伊達朱里紗 | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 320.2 |
| 2023-24 | 鈴木優 | U-NEXT Pirates | 437.7 |
| 2024-25 | 醍醐大 | セガサミーフェニックス | 438.6 |
歴代最高スコア（シーズン別）
Mリーグにおける「最高スコア」は、1試合単位での爆発力を示す重要な指標であり、ファンに強い印象を残す記録でもある。以下は各シーズンで最も高得点を記録した選手の一覧である。
| 年度 | 選手名 | 所属チーム | スコア（点） |
|---|---|---|---|
| 2019-20 | 魚谷侑未 | セガサミーフェニックス | 94,400 |
| 2020-21 | 佐々木寿人 | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 94,000 |
| 2021-22 | 伊達朱里紗 | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 105,500 |
| 2022-23 | 黒沢咲 | TEAM雷電 | 112,700 |
| 2023-24 | 鈴木たろう | 赤坂ドリブンズ | 112,800 |
| 2024-25 | 鈴木大介 | BEAST Japanext | 91,300 |
歴代4着回避率（シーズン別）
Mリーグでは、最下位（4着）をいかに避けられるかがチーム戦略において極めて重要である。以下は各シーズンにおいて、もっとも高い4着回避率を記録した選手の一覧である。
| 年度 | 選手名 | 所属チーム | 4着回避率 |
|---|---|---|---|
| 2018-19 | 滝沢和典 | 風林火山 | 0.90 |
| 2019-20 | 近藤誠一 | セガサミーフェニックス | 0.9545 |
| 2020-21 | 小林剛 | U-NEXT Pirates | 0.9677 |
| 2021-22 | 多井隆晴 | 渋谷ABEMAS | 0.9600 |
| 2022-23 | 勝又健志 | 風林火山 | 0.9130 |
| 2023-24 | 伊達朱里紗 | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 0.9000 |
| 2024-25 | 日向藍子 | 渋谷ABEMAS | 0.9500 |
平均打点賞（2018-19シーズン）
Mリーグ初年度にのみ設定された特別賞「平均打点賞」は、対局ごとの得点平均が最も高かった選手に贈られた。
この記念すべき初代受賞者は、セガサミーフェニックス所属の茅森早香選手。攻撃的かつ華麗な打ち回しで観る者を魅了し、平均打点「7,873点」という高水準を記録しての受賞となった。
| 年度 | 選手名 | 所属チーム | 平均打点 |
|---|---|---|---|
| 2018-19 | 茅森早香 | セガサミーフェニックス | 7,873 |
まとめ
Mリーグは、麻雀を“頭脳スポーツ”として確立し、プロの真剣勝負を通じてその魅力を広く伝える存在である。歴代の優勝チームやMVP、個人タイトル受賞者の歩みは、競技としての麻雀が着実に成長してきた証であり、選手たちの努力と進化の軌跡そのものだ。
本記事では、Mリーグの過去シーズンにわたる主なタイトルと記録を網羅的に紹介した。データは年々更新され、競技性はさらに高まっている。今後のシーズンでも、新たなヒーローや記録の誕生が期待されるだろう。
Mリーグを視聴することで、麻雀の奥深さや駆け引きの妙をリアルに体感できる。まだ観戦したことがない読者は、ぜひABEMAでその興奮を味わってほしい。
