2019年11月9日、京都競馬場でデイリー杯2歳ステークス(GⅡ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるサクセッション、トリプルエース、ペールエール、ライティア、レッドベルジュールなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?
なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。
目次
デイリー杯2歳ステークスの勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、勝ち馬全10頭が6番人気以内で、うち1番人気と2番人気がそれぞれ3勝。波乱は少ない。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 実績より素質重視
前走のクラス別成績は以下の通り。
新馬(4-2-2-17)
勝率 16.0% │ 連対率24.0% │ 複勝率32.0%
未勝利(3-4-1-25)
勝率 9.1% │ 連対率21.2% │ 複勝率24.2%
オープン特別(2-2-4-21)
勝率 6.9% │ 連対率13.8% │ 複勝率27.6%
GⅢ(1-2-3-10)
勝率 6.9% │ 連対率13.8% │ 複勝率27.6%
勝ち馬全10頭が前走1着。うち9頭がキャリア2戦以下で、残る1頭もキャリア3戦だった。オープンに出走していた馬より、初勝利を挙げたばかりの馬の方が好成績。
予想参考データ② 前走1番人気か2番人気で勝った馬が中心
前走距離は以下の通り。
前走1番人気(5-6-5-23)
勝率 12.8% │ 連対率28.2% │ 複勝率41.0%
前走2番人気(4-2-3-13)
勝率 18.2% │ 連対率27.3% │ 複勝率40.9%
前走3番人気(0-1-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率14.3% │ 複勝率14.3%
前走4番人気(0-0-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
前走5番人気(0-0-1-8)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率11.1%
前走6~9番人気(1-1-1-19)
勝率 4.5% │ 連対率9.1% │ 複勝率13.6%
前走10番人気以下(0-0-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
予想参考データ③ 牝馬が活躍
牡・騸馬(7-9-10-67)
勝率 7.5% │ 連対率17.2% │ 複勝率28.0%
牝馬(3-1-0-15)
勝率 15.8% │ 連対率21.1% │ 複勝率21.1%
予想参考データ④ 関東馬は劣勢
美浦(0-0-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
栗東(10-10-10-75)
勝率 9.5% │ 連対率19.0% │ 複勝率28.6%
2019年の主役候補は?
中心となるのは、牝馬のライティア。阪神芝1600mの新馬戦を圧倒的人気に応えて快勝した。兄姉に重賞ウイナーが3頭おり、血統も一流だ。
レッドベルジュールは阪神芝1800mの新馬戦を2番人気でV。今回も上位人気に推されるようなら、優勝争いの可能性は高まる。
2戦とも1番人気に応えて連勝中のサクセッション、小倉2歳Sで2番人気に推されて2着だったトリプルエースにもチャンスがある。