宝塚記念2019の競馬予想分析!5つのデータから導く勝ち馬候補

2019年6月23日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるアルアイン、エタリオウ、キセキ、リスグラシュー、レイデオロなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

宝塚記念の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、勝ち馬10頭中5頭が6番人気以下と、かなりの波乱含み。1番人気と2番人気はそれぞれ2勝で、その4頭が全てステイゴールド産駒というのは、注目ポイントかも知れない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① GⅠかGⅡ勝ち実績が不可欠

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中6頭がGⅠ馬。残る4頭はGⅡを勝っていた。また、10頭中8頭が重賞2勝以上していた。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬全10頭が芝2000m以上で重賞を勝ち、うち9頭は芝2200m以上で重賞を勝っていた。

予想参考データ② 天皇賞(春)組が好成績

前走のクラス別成績は以下の通り。

1600万下(0-0-0-3)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

オープン特別(1-0-0-2)
勝率 33.3% │ 連対率33.3% │ 複勝率33.3%

GⅢ(1-2-1-18)
勝率 4.5% │ 連対率13.6% │ 複勝率18.2%

GⅡ(2-1-2-33)
勝率 5.3% │ 連対率7.9% │ 複勝率13.2%

GⅠ(6-7-7-59)
勝率 7.6% │ 連対率16.5% │ 複勝率25.3%

レース別で見ると、天皇賞(春)組が5勝2着2回と好成績。

また、前走人気は以下の通り。

前走1番人気(3-3-3-16)
勝率 12.0% │ 連対率24.0% │ 複勝率36.0%

前走2番人気(2-1-2-14)
勝率 10.5% │ 連対率15.8% │ 複勝率26.3%

前走3番人気(3-1-1-16)
勝率 14.3% │ 連対率19.0% │ 複勝率23.8%

前走4番人気(0-0-0-14)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

前走5番人気(1-1-0-5)
勝率 14.3% │ 連対率28.6% │ 複勝率28.6%

前走6~9番人気(1-1-1-12)
勝率 6.7% │ 連対率13.3% │ 複勝率20.0%

前走10番人気以下(0-0-2-26)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率7.1%

掲示板外から巻き返して優勝した馬が3頭いるように、前走着順はそれほど重要ではないが、優勝馬10頭中8頭が前走3番人気以内で、前走の人気には注目しておくべきだろう。

予想参考データ③ 4、5歳が中心

年齢別成績は以下の通り。

3歳(0-0-0-1)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

4歳(3-2-6-36)
勝率 6.4% │ 連対率10.6% │ 複勝率23.4%

5歳(6-4-4-31)
勝率 13.3% │ 連対率22.2% │ 複勝率31.1%

6歳(1-3-0-21)
勝率 4.0% │ 連対率16.0% │ 複勝率16.0%

7歳(0-1-0-15)
勝率 0.0% │ 連対率6.3% │ 複勝率6.3%

8歳以上(0-0-0-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

予想参考データ④ 牝馬も活躍

牡・騸馬(9-7-6-105)
勝率 7.1% │ 連対率12.6% │ 複勝率17.3%

牝馬(1-3-4-11)
勝率 5.3% │ 連対率21.1% │ 複勝率42.1%

予想参考データ⑤ 関東馬に妙味あり

美浦(3-2-0-25)
勝率 10.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%

栗東(7-7-10-90)
勝率 6.1% │ 連対率12.3% │ 複勝率21.1%

勝率で上回る関東馬は、単勝回収率も239%と高い数字。

2019年の主役候補は?

中心となるのは、5歳の関東馬レイデオロ。GⅠ2勝を含む重賞5勝の実績は、メンバー中でNo.1だ。

同じ5歳のスワーヴリチャードは、昨年の大阪杯など重賞4勝。阪神内回りは3戦2勝2着1回と相性がいい。

同じく5歳のキセキは、一昨年の菊花賞馬。前走の大阪杯は2番人気で2着など、GⅠで常に上位争いをしており、今回もチャンスは十分。

牝馬のリスグラシューは、昨年のエリザベス女王杯など重賞3勝。前年のエリザベス女王杯を勝った5歳牝馬というのは、2016年に優勝したマリアライトと同じだ。

芝2000mのGⅠを2勝しているアルアインは、2200m以上で未勝利の分、やや割り引きが必要。

天皇賞(春)で4着だったエタリオウは重賞未勝利。今回のメンバーに入ると、実績で劣る。

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