2019年6月16日、東京競馬場でユニコーンステークス（GⅢ／ダート1600m）が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるデアフルーグ、デュープロセス、ノーヴァレンダ、ワイドファラオ、ヴァイトブリックなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか？
なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。
目次
ユニコーンステークスの勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、勝ち馬全10頭が3番人気以内（1番人気が4勝、2番人気、3番人気がそれぞれ3勝）と、上位人気が強い。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① ダートのオープンで連対実績が理想
まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中8頭がダートのオープンクラスで連対していた。
さらに距離実績を見ると、勝ち馬10頭中9頭がダート1600m以上で勝っていた。例外の1頭はダートで3戦無敗だった。
予想参考データ② 前走はオープン特別か交流重賞で連対が理想
前走のクラス別成績は以下の通り。
500万下（1-1-2-48）
勝率 1.9％ │ 連対率3.8％ │ 複勝率7.7％
1000万下（1-0-0-2）
勝率 33.3％ │ 連対率33.3％ │ 複勝率33.3％
オープン特別（5-8-7-56）
勝率 6.6％ │ 連対率17.1％ │ 複勝率26.3％
ＧⅢ（0-0-0-2）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
ＧⅡ（0-0-0-3）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
ＧⅠ（0-0-0-11）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
交流重賞（3-1-1-4）
勝率 33.3％ │ 連対率44.4％ │ 複勝率55.6％。
また、前走着順は以下の通り。
前走1着（5-6-5-55）
勝率 7.0％ │ 連対率15.5％ │ 複勝率22.5％
前走2着（3-3-3-6）
勝率 20.0％ │ 連対率40.0％ │ 複勝率60.0％
前走3着（0-0-1-7）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率12.5％
前走4着（2-1-1-6）
勝率 20.0％ │ 連対率30.0％ │ 複勝率40.0％
前走5着（0-0-0-6）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
前走6～9着（0-0-0-19）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
前走10着以下（0-0-1-29）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率3.3％
勝ち馬10頭中7頭の前走がオープン特別か交流重賞で連対。
予想参考データ③ 牝馬はやや劣勢
牡・騸馬（9-8-11-107）
勝率 6.7％ │ 連対率12.6％ │ 複勝率20.7％
牝馬（1-2-0-21）
勝率 4.2％ │ 連対率12.5％ │ 複勝率12.5％
予想参考データ④ 関西馬が優勢
美浦（3-3-4-60）
勝率 4.3％ │ 連対率8.6％ │ 複勝率14.3％
栗東（7-7-7-68）
勝率 7.9％ │ 連対率15.7％ │ 複勝率23.6％
2019年の主役候補は？
中心となるのは、関西馬のデュープロセス。昇竜Ｓ、青竜Ｓとオープン特別を連勝中で、3連勝での重賞制覇に期待できる。
デアフルーグは伏竜Ｓを勝ち、前走の青竜Ｓで2着。その前走はデュープロセスに敗れたが、逆転の可能性はある。
青竜Ｓで3着だったニューモニュメントは、3走前の昇竜Ｓで2着と好走。東京ダート1600mで勝っており、巻き返しがあっても不思議はない。
ヴァイトブリックはデビューから4戦すべて連対し、ヒヤシンスＳ、交流ＧⅡ・兵庫チャンピオンシップと連続2着。ここでもチャンスはある。
