ダイヤモンドS2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率約7割、回収率170超!

2018年2月17日、東京競馬場でダイヤモンドS(GⅢ/芝3400m)が行われる。フェイムゲーム、プレストウィック、ソールインパクト、ホウオウドリーム、レジェンドセラー、サイモントルナーレらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 人気薄は消し!

ダイヤモンドSは生粋のステイヤー達が集まるレースということもあり、単勝1番人気2番人気を中心とした上位人気馬の成績が良く、単勝7番人気以下の人気薄を検討の対象とすることは得策と言えない。

人気着別度数
7-16人気1- 1- 5- 84/ 91
人気勝率複勝率単回値複回値
7-16人気1.1%7.7%20886

集計期間:2008. 2.17 ~ 2017. 2.18

過去10年の結果から見ると、単勝7番人気以下でも3着中心に時折馬券圏内に入る馬もいるものの基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、6番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外の血統が不振の傾向にある。

ダイヤモンドSで結果を残しているハーツクライやダンスインザダークの産駒をはじめとして、日本における代表的な血統といっていいのロイヤルチャージャー系の血を父に持っている馬、そしてキングカメハメハなどネイティブダンサー系以外の産駒が馬券圏内に入るのは難しい。

父系統着別度数
上記以外1- 1- 0- 7/ 9
父系統勝率複勝率単回値複回値
上記以外11.1%22.2%4045

集計期間:2008. 2.17 ~ 2017. 2.18

過去10年では昨年2008年の勝馬アドマイヤモナークが父ニアークティック系となっていて以ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外の唯一の勝ち馬だ。

ポイント3 母父・ニアークティック系・セントサイモン系以外も消し!

血統について先に父をポイントにしたが、母父でも同様にニアークティック系・セントサイモン系以外は奮わない結果となっている。

母父ロイヤルチャージャー系は昨年2017年こそ1着から3着まで独占をしたものの、それ以前では単勝1番人気で着外となったことが2回あるなど、危険な人気馬となっている。

母父系統着別度数
上記以外3- 3- 3- 23/32
母父系統勝率複勝率単回値複回値
上記以外9.4%28.1%2464

集計期間:2008. 2.17 ~ 2017. 2.18

なお、母父セントサイモン系の好成績は2014年・2015年連覇、2016年2着で2018年も出走を予定しているフェイムゲームによる所が大きい。

ポイント4 前走中山競馬場・京都競馬場以外での出走馬は消し!

長距離レースが多く行われているのは中山競馬場と京都競馬場ということもあり、長距離適性の馬が活躍するダイヤモンドSでは前走それ以外の競馬場で走った馬が好走することは稀といえる。

前走場所着別度数
中山京都以外0- 4- 0- 6/10
前走場所勝率複勝率単回値複回値
中山京都以外0.0%40.0%091

集計期間:2008. 2.17 ~ 2017. 2.18

なお、2着の4頭のうち2頭は前走海外遠征馬だが、今年の出走予定馬に該当馬は登録していない。

ポイント5 レース間隔4-8週以外は消し!

レース間隔では、長期休養明けの馬がダイヤモンドSで活躍することはあまりなく、冬の間に行われる長距離レースをステップに挑戦してきている馬たちが結果を残していることが多い。

レース間隔着別度数
4-8週以外0- 5- 2-18/25
レース間隔勝率複勝率単回値複回値
4-8週以外0.0%28.0%069

集計期間:2008. 2.17 ~ 2017. 2.18

この中では同じ長距離レースで中山競馬場で冬に行われているGⅡ・ステイヤーズSからの直行組はコース形態や間隔が空くことが影響してか特に成績が悪く、2015年に2着に入ったファタモルガーナ以外はすべて馬券圏外に去っているので注目しておきたい。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
6- 3- 2- 5/16
勝率複勝率単回値複回値
37.5%68.8%195158

集計期間:2008. 2.17 ~ 2017. 2.18

なんと、好走率は約70%、回収率も170%超を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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