2018年2月11日、京都競馬場で京都記念(GⅡ/芝2200m)が行われる。レイデオロ、モズカッチャン、アルアイン、ミッキーロケット、クロコスミア、ディアドラ、クリンチャーらが出走を予定しているが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵は果たしているのか?
開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。
人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?
目次
ポイント1 極端な人気薄は消し!
春に国内外で行われるビッグレースに向けてのステップレースとしての価値が高まっていて実力馬が実力通りの結果を残すようになっていることや、少頭数でのレースとなることもあり、堅い配当になりやすいレースだ。
人気 | 着別度数 |
---|---|
7-16人気 | 0- 0- 2-59/61 |
人気 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
7-16人気 | 0.0% | 3.3% | 0 | 34 |
集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.12
特に2010年以降は単勝7番人気以下で馬券圏内に入った馬が1頭もいないことから、消しの判断をして問題ないと言える。
※以降、6番人気以内を対象に集計
ポイント2 母父・ナスルーラ系は消し!
本来、「京都競馬場」「芝」「中距離」はそれぞれ母父・ナスルーラ系では活躍することが多い要素なのだが、京都記念では当てはまらない。
母父系統 | 着別度数 |
---|---|
ナスルーラ系 | 1- 0- 0- 8/ 9 |
母父系統 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
ナスルーラ系 | 11.1% | 11.1% | 381 | 125 |
集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.12
2014年の勝馬デスペラードが唯一の対象馬だが、単勝6番人気だったこともあり、回収率は高い数字となっているものの要注意だ。
ポイント3 前走先行中団脚質以外は消し!
京都競馬場の芝2200mでは、時折、極端な逃げや追込の戦法を取った馬があっと言わせる勝ち方をすることもあるが、本来は先行中団での戦い方が中心の馬が活躍するコースである。
前走脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ・後方・マクリ | 1- 1- 1-12/15 |
前走脚質 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
逃げ・後方・マクリ | 6.7% | 20.0% | 22 | 36 |
集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.12
ポイント2でも登場したデスペラードが前走の有馬記念では中団からのレースで7着に敗れたのに対し、京都記念では逃げて1着に入った例などがある。
ポイント4 前走GⅡ及び重賞以外に出走した馬は消し!
前走からのステップで見た場合に、12月1月に行われているステイヤーズS・日経新春杯・AJCCなどのGⅡ出走組の成績が奮わないことがわかる。
同じような距離で行われていることから、成績もリンクすると考えがちだが、結果は異なるので要注意だ。
また、こちらは今回該当馬が1頭もいないが、前走で重賞以外のレースに出走した馬は実力的に対抗できず芳しくない結果となっている。
前走クラス | 着別度数 |
---|---|
GⅡ・重賞以外 | 0- 2- 1-15/18 |
前走クラス | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
GⅡ・重賞以外 | 0.0% | 16.7% | 0 | 37 |
集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.12
なお、今年は該当馬が1頭もいないものの、本来は前走・有馬記念出走組が好成績を残しているレースとなっている。
まとめ 消しデータを取り除くと?
では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?
着別度数 |
---|
8- 7- 6- 8/29 |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|
27.6% | 72.4% | 202 | 153 |
集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.12
なんと、好走率は70%超、回収率も170%を超える数字を弾き出し極めて優秀な成績となった。
今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。