2017年11月11日、京都競馬場でデイリー杯2歳ステークス(GII/芝外回り1600m)が行われる。
フロンティア、メガリージョン、カツジ、ケイアイノーテックらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?
5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。
目次
消しデータまとめ
今回、ピックアップしたデータは以下だ。
ポイント1 極端な人気薄は消し!
ポイント2 馬体重の軽すぎる馬は消し!
ポイント3 キャリアの浅すぎる馬は消し!
ポイント4 間隔の詰まりすぎている馬は消し!
ポイント5 上がり下位は消し!
※詳細は過去の記事を参照
一つずつ、見ていくことにしよう。
ポイント1 極端な人気薄は消し!
デイリー杯2歳ステークスでは、極端な人気薄がほとんど走らない。
今年のデイリー杯2歳Sは9頭立てのため、単勝オッズ100倍を超える超人気薄を対象外としていこう(単勝オッズ100倍以上の馬が好走したケースは過去10年でゼロ)
馬名 | 単勝オッズ |
ロードイヒラニ | 31.8 |
フロンティア | 2.9 |
ジャンダルム | 6.9 |
メガリージョン | 4.1 |
ケイアイノーテック | 6.1 |
ヒシコスマー | 26 |
カクリョウ | 151.9 |
カツジ | 4.3 |
ナムラアッパレ | 160 |
単勝オッズ100倍以上なのは……
カクリョウ
ナムラアッパレ
まずはこの馬たちが消える。
ポイント2 馬体重の軽すぎる馬は消し!
馬格があるというのは一種の才能。小さすぎる馬は、色々な不利を受ける可能性が高いため、どうしても成績は落ちてしまう。
馬名 | 前走馬体重 |
ロードイヒラニ | 462 |
フロンティア | 444 |
ジャンダルム | 480 |
メガリージョン | 470 |
ケイアイノーテック | 450 |
ヒシコスマー | 480 |
カクリョウ | 470 |
カツジ | 472 |
ナムラアッパレ | 466 |
今回、該当馬はいないが、フロンティアやケイアイノーテックは440キロを切る可能性があるため、注意していこう。
ポイント3 キャリアの浅すぎる馬は消し!
キャリア1戦の馬というのは2つの面でマイナス要素を持っている。
・未知の魅力で人気になりやすい
・経験が浅く、競馬がうまくない
よって、相対的に成績は良くない。
馬名 | キャリア |
ロードイヒラニ | 3 |
フロンティア | 2 |
ジャンダルム | 1 |
メガリージョン | 2 |
ケイアイノーテック | 1 |
ヒシコスマー | 1 |
カクリョウ | 5 |
カツジ | 1 |
ナムラアッパレ | 8 |
キャリア1戦なのは……
ジャンダルム
ケイアイノーテック
ヒシコスマー
カツジ
ここではこの馬たちが消える。
ポイント4 間隔の詰まりすぎている馬は消し!
デイリー杯2歳Sは素質馬たちの集まりだ。しっかりと目標をここに定め、賞金を重ねて来年のクラシック戦線を見据えているような馬のほうがいい成績を残している。
馬名 | 間隔 |
ロードイヒラニ | 3 |
フロンティア | 11 |
ジャンダルム | 9 |
メガリージョン | 4 |
ケイアイノーテック | 23 |
ヒシコスマー | 2 |
カクリョウ | 3 |
カツジ | 3 |
ナムラアッパレ | 3 |
前走からの間隔が4週未満なのは……
ロードイヒラニ
ヒシコスマー
カクリョウ
カツジ
ナムラアッパレ
ここではこの馬たちが消える。
ポイント5 上がり下位は消し!
日本の競馬では、速い上がりを使えるかどうかが一種の才能とみなされる。よって、才能の片鱗を見せつけている馬のほうが、強い可能性が高い。
馬名 | 前走上がり順位 |
ロードイヒラニ | 1 |
フロンティア | 2 |
ジャンダルム | 2 |
メガリージョン | 5 |
ケイアイノーテック | 1 |
ヒシコスマー | 1 |
カクリョウ | 5 |
カツジ | 1 |
ナムラアッパレ | 12 |
前走上がり4位以下だったのは……
メガリージョン
カクリョウ
ナムラアッパレ
ここではこの馬たちが消える。
残った激走馬候補とは?
さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……
フロンティア
今回の激走馬候補は1頭。
馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。