ショウナンアデラが引退!産駒への期待や血統から導く可能性は?

2014年に阪神ジュベナイルフィリーズ(GI/阪神芝外回り1600m)を制して2歳女王に輝いたショウナンアデラ(牝5)が競走馬登録を抹消し、引退が決まった。

今後は北海道日高町のクローバーファームで繁殖牝馬となる予定だ。

ショウナンアデラの血統や繁殖牝馬としての素質、産駒への期待はどういったものなのだろうか?


目次

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

ディープインパクト
オールウェイズウィリング
母の父ElusiveQuality
母の母AlwaysLoyal
性別
馬齢5歳
生年月日2012年2月10日
毛色鹿毛
馬主国本哲秀
調教師二ノ宮敬宇(美浦)
生産牧場下河辺牧場
産地日高町
馬名意味冠名+人名より

賞金

総賞金84,175,000
内付加賞1,575,000
収得賞金(平地)20,750,000
収得賞金(障害)0

血統評価は?

ショウナンアデラはディープインパクト×Elusive Qualityという血統。典型的なディープインパクトの成功配合だ。

母系を見てみると、比較的仕上がりが早い血脈であることが分かる。

父Elusive Qualityは仕上がりの早いミスプロ系種牡馬。母母のAlways Loyalはフランス1000ギニー(桜花賞に相当)の勝ち馬だ。早い段階で活躍できるだけの素質を持った馬だった、と言える。

実際、阪神ジュベナイルフィリーズはクラシック血統×早熟血統という配合の馬が走りやすいレースとして知られている。ショウナンアデラにとって、最高の舞台で、最高の勝ち方ができた、と言えるわけだ。

繁殖牝馬としての可能性と、産駒への期待

父ディープインパクト、母父ミスプロ系ということで、配合できる種牡馬の幅はそれほど多くない。ただでさえ体質があまり強くないだけに、あまり血が濃くなりすぎるのは避けたいところ。現実的にはノーザンダンサー系種牡馬と交配するのがベターではないか。

「つけられる種牡馬の選択肢に限りがある」と書くとあまり良い印象を抱かないかもしれないが、強い仔を産む可能性は十分にあるのではないだろうか?

なぜなら、母母Always Loyalだけでなく、その母のBalbonellaもフランスGIロベールパパン賞の勝ち馬であり、フランスで発展してきた名牝系なのだ。さらにAlways Loyalの半兄アナバーは種牡馬としても大成功を収めている。

ショウナンアデラ自身が2歳GIを勝っているわけで、能力の高さに疑いの余地はない。

「名牝系×能力が高い」という、繁殖牝馬としてこれ以上ない素質を持っているわけだ。

母と同じように、仔が再びGIの舞台で輝くシーンが待たれる。

全競争成績・結果

日付レース名人気着順
170401ダービーHG3916
160724福島テレ36
160515ヴィクトG11116
141214阪神ジュG151
141122からまつ500*11
141012未勝利・牝*11
140803新馬12

集計期間:2014. 8. 3 ~ 2017. 4. 1

おすすめの記事