宝塚記念2017の最新予想オッズは?過去10年のデータ傾向を徹底分析

今週は阪神競馬場で春競馬の総決算・宝塚記念(GI/芝内回り2200m)が行われる。

キタサンブラック、シュヴァルグラン、ゴールドアクターらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

出走馬のおさらいとともに、予想のポイント(過去の傾向、データ、血統、人気、枠順など)を考察していこう。


目次

出走予定馬・登録馬

2017年 6月25日(日) 3回阪神8日目 11頭 [仮想出馬表] 【11R】  第58回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2200m・内 (B)

馬名性齢斤量
キタサンブラック牡558
クラリティシチー牡658
ゴールドアクター牡658
サトノクラウン牡558
シャケトラ牡458
シュヴァルグラン牡558
スピリッツミノル牡558
ヒットザターゲット牡958
ミッキークイーン牝5 56
ミッキーロケット牡458
レインボーライン牡458

今年は少頭数になることが確定。かつ、キタサンブラックの1強ムードが漂っている。

想定・予想オッズ

人気馬名予想オッズ
1キタサンブラック1.4
2シュヴァルグラン8.5
3サトノクラウン10.7
4シャケトラ11.5
5ミッキークイーン18.2
6ゴールドアクター19.7
7ミッキーロケット34
8レインボーライン46
9クラリティシチー154
10スピリッツミノル159
11ヒットザターゲット178

キタサンブラックが圧倒的な1番人気に支持される見込み。続いてシュヴァルグランやサトノクラウンが追走する。サトノダイヤモンドなどの有力馬が回避したことで、キタサンブラックの1強、かつ2番人気以下は混戦になりそうだ。

過去5年好走馬

着順人気馬名性齢
8マリアライト牝5
1ドゥラメンテ牡4
2キタサンブラック牡4
6ラブリーデイ牡5
10デニムアンドルビー牝5
11ショウナンパンドラ牝4
1ゴールドシップ牡5
9カレンミロティックセ6
8ヴィルシーナ牝5
2ゴールドシップ牡4
5ダノンバラード牡5
1ジェンティルドンナ牝4
1オルフェーヴル牡4
2ルーラーシップ牡5
6ショウナンマイティ牡4

データ考察

過去10年のデータを抽出して傾向を探っていく。なお、週中には注目のデータをピックアップし、激走馬を導き出す考察を行っていく。そちらのチェックも見逃さないようにしよう!

人気別集計

人気着別度数
1番人気2- 4- 2- 2/ 10
2番人気2- 2- 1- 5/ 10
3番人気1- 1- 2- 6/ 10
4番人気0- 0- 1- 9/ 10
5番人気1- 1- 0- 8/ 10
6番人気2- 0- 1- 7/ 10
7番人気0- 0- 0- 10/ 10
8番人気2- 0- 1- 7/ 10
9番人気0- 1- 0- 9/ 10
10番人気0- 1- 0- 9/ 10
11番人気0- 0- 2- 8/ 10
12番人気0- 0- 0- 9/ 9
13番人気0- 0- 0- 8/ 8
14番人気0- 0- 0- 8/ 8
15番人気0- 0- 0- 6/ 6
16番人気0- 0- 0- 6/ 6
17番人気0- 0- 0- 3/ 3
18番人気0- 0- 0- 1/ 1
人気勝率複勝率単回値複回値
1番人気20.0%80.0%59106
2番人気20.0%50.0%10078
3番人気10.0%40.0%6773
4番人気0.0%10.0%019
5番人気10.0%20.0%11367
6番人気20.0%30.0%27894
7番人気0.0%0.0%00
8番人気20.0%30.0%629188
9番人気0.0%10.0%081
10番人気0.0%10.0%064
11番人気0.0%20.0%0231
12番人気0.0%0.0%00
13番人気0.0%0.0%00
14番人気0.0%0.0%00
15番人気0.0%0.0%00
16番人気0.0%0.0%00
17番人気0.0%0.0%00
18番人気0.0%0.0%00

※以下、10番人気以内を対象に集計

春のグランプリというだけあって、基本的には上位人気馬で決着する。二桁人気馬が台頭することはほとんどない。

ただし、阪神芝内回り2200mという特殊なコースで行われるため、中波乱は起こりやすい。昨年も伏兵マリアライトがドゥラメンテとキタサンブラックを下した。上位人気馬を倒せそうな穴馬をピンポイントで見つけられるかどうかが一つのポイントとなりそうだ。

※以下、10番人気馬を対象に集計

年齢別集計

年齢勝率複勝率単回値複回値
3歳0.0%0.0%00
4歳10.5%31.6%13362
5歳13.3%36.7%163120
6歳10.0%25.0%12486
7歳0.0%0.0%00
8歳0.0%0.0%00

明確に4〜6歳が中心であることが分かる。7歳以上になると、非常に厳しくなってくるため、評価を下げるのが無難だ。

斤量別集計

斤量勝率複勝率単回値複回値
~49kg
49.5~51kg0.0%0.0%00
51.5~53kg
53.5~55kg
55.5~57kg7.1%42.9%179155
57.5~59kg10.6%25.9%11765
59.5~

宝塚記念では、古馬の牡馬は58キロを背負う。普段、背負うことのない斤量のため、面を食らう馬も多い。

牝馬も普段、背負いなれない56キロを背負うが、牡馬に比べると好成績を残す傾向にある。牝馬に注目してみる必要がありそうだ。

馬体重別集計

馬体重勝率複勝率単回値複回値
~399kg
400~419kg
420~439kg40.0%40.0%644102
440~459kg9.1%36.4%29222
460~479kg9.5%23.8%21160
480~499kg6.3%28.1%7968
500~519kg12.5%31.3%3544
520~539kg7.7%23.1%10445
540~0.0%0.0%00

通常であれば、競馬では馬体重が重たい馬のほうが有利な傾向にある。しかし、宝塚記念では軽い馬が好成績を残している。

枠番別集計

枠番勝率複勝率単回値複回値
1枠8.3%25.0%11355
2枠0.0%50.0%073
3枠7.7%30.8%51141
4枠0.0%30.8%060
5枠0.0%23.1%084
6枠23.1%23.1%16649
7枠0.0%7.7%08
8枠29.4%41.2%486124

注目されるのは、なんと過去10年で8枠の馬が5勝を挙げていることだ。

ナカヤマフェスタ
ゴールドシップ×2
ラブリーデイ
マリアライト

ゴールドシップのような人気馬だけでなく、ナカヤマフェスタ、ラブリーデイ、マリアライトといった伏兵が穴を開けている。特にナカヤマフェスタとラブリーデイはその後の充実ぶりを見ると“伏兵”と表現することがはばかられるものの、少なくともこの段階では主役ではなかった。そんな馬でも、8枠から勝ちきっているのだ。

6枠も3勝と、全体的に外が有利な結果が出ている。外枠の馬に注目してみてもいいかもしれない。

馬番別集計

馬番勝率複勝率単回値複回値
1番0.0%0.0%00
2番11.1%44.4%15188
3番0.0%40.0%0194
4番0.0%50.0%0132
5番0.0%33.3%0166
6番14.3%28.6%95118
7番0.0%11.1%018
8番0.0%33.3%046
9番25.0%37.5%23071
10番16.7%16.7%4823
11番25.0%50.0%7372
12番0.0%0.0%00
13番0.0%0.0%00
14番0.0%0.0%00
15番0.0%0.0%00
16番40.0%40.0%786164
17番50.0%100.0%1890435
18番0.0%0.0%00

「外枠に注目」と書いたが、馬番別に見ると二桁馬番はそこまで好成績というわけではない。

ただし、今年は少頭数で行われることが確実になっているため、極端な外枠の傾向に関して気にする必要はないだろう。

脚質上り別集計

脚質上り勝率複勝率単回値複回値
平地・逃げ14.3%42.9%161181
平地・先行11.1%36.1%9291
平地・中団9.8%19.5%18748
平地・後方6.3%25.0%2073
平地・マクリ
3F 1位60.0%100.0%604255
3F 2位10.0%40.0%25185
3F 3位20.0%40.0%27282
3F ~5位11.1%50.0%141138
3F 6位~0.0%5.3%024

前に行けば行くほど、好成績になっていることが分かる。ただし、上がり6位以下の馬がほとんど来ていないように、あくまでも前に行って末脚をまとめられることが条件になる。

前に行って惰性で粘り込むような馬が上位に来ることは難しいわけだ。

間隔別集計

間隔勝率複勝率単回値複回値
連闘
2週0.0%0.0%00
3週6.3%31.3%88124
4週15.8%31.6%26376
5~ 9週12.8%31.9%12885
10~25週0.0%12.5%014
半年以上0.0%0.0%00
初出走他
不明・他
明け2戦10.0%25.0%25785
明け3戦13.3%36.7%11377
明け4戦9.1%36.4%60186
明け5戦0.0%50.0%085
明け6~15.8%26.3%17165

注目されるのが、休み明けの馬の成績が良くないということだ。

宝塚記念は春の総決算、かつ馬場が荒れやすい梅雨の時期に、JRAの中央4場の中で最もタフな阪神競馬場で開催される。非常にタフなシチュエーションで行われるため、休み明けでレース感のない馬はなかなか上位に来られないのだ。

前走脚質別集計

前走脚質勝率複勝率単回値複回値
平地・逃げ14.3%42.9%161181
平地・先行6.9%24.1%17783
平地・中団10.0%26.7%15464
平地・後方11.1%27.8%3274
平地・マクリ33.3%33.3%9646
3F 1位0.0%14.3%025
3F 2位5.9%41.2%8381
3F 3位16.7%16.7%5330
3F ~5位29.2%45.8%418142
3F 6位~0.0%11.5%068

「前走前々で競馬をした馬」かつ「上がりを5位以内にまとめられている馬」が好成績を残していることが分かる。宝塚記念における傾向(当日のレース傾向)とも合致しているため、この項目に合った馬を選んでいくことがポイントになりそうだ。

前走クラス別集計

前走クラス勝率複勝率単回値複回値
同クラス10.3%27.6%13581
昇級戦0.0%0.0%00
降級戦
新馬
未勝利
500万下
1000万下0.0%0.0%00
1600万下
OPEN特別100.0%100.0%3780710
G39.1%36.4%129170
G210.7%21.4%17852
G18.5%27.7%3365

あまり明確な傾向はないが、意外とOPやGIIIから歩みを進めてきた馬が結果を出している。

前走距離別集計

前走距離勝率複勝率単回値複回値
同距離
±200以内13.5%29.7%225104
±400以内11.5%28.8%20989
±600以内9.0%28.4%16286
今回延長7.5%26.4%8681
今回短縮12.8%29.8%16771

あまり明確な傾向はないが、距離短縮馬のほうが勝ち切る可能性が高い、という点はデータとして出ている。

前走レース名別集計

前走レース名勝率複勝率単回値複回値
天皇賞春G112.9%29.0%5160
金鯱賞G216.7%33.3%20776
鳴尾記念G311.1%44.4%157208
目黒記念HG216.7%33.3%41890
メトロポH100.0%100.0%3780710
クイーG1100.0%100.0%670190
ヴィクトG10.0%37.5%0132
DSCG10.0%50.0%057
QE2G10.0%33.3%056
安田記念G10.0%16.7%018
産経大阪G20.0%0.0%00
菊花賞G10.0%0.0%00
日経賞G20.0%0.0%00
エアCG10.0%0.0%00
東京優駿G10.0%0.0%00
中山記念G20.0%0.0%00
新潟大賞HG30.0%0.0%00
三木特H10000.0%0.0%00
阪神大賞G20.0%0.0%00
マイラーG20.0%0.0%00
エプソムG30.0%0.0%00
QESG10.0%0.0%00
DWCG10.0%0.0%00
おすすめの記事