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オルフェーヴル産駒の特徴とは?血統と戦績から導く傾向と距離適性

(C) Yusuke Tsutaya

「ダービーが終わり、これで競馬も一段落」

そんな風に感じてしまう競馬ファンも多いだろう。だが、競馬関係者にとってそんな思いはほんの一時のこと。のんびり息つく暇も与えられず、来年のダービーへ向けての戦いがすぐに始まることになる。さぁいよいよ今週から2歳戦の開幕だ。

「今年の2歳戦における楽しみは?」との問いに、あなたは何を思い浮かべるだろう。自分が応援している馬の弟や妹のデビュー……大好きだった牝馬の仔の動向……そして、「あの馬」の初年度産駒。そう、いよいよオルフェーヴルが種牡馬としてのデビューを迎える。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

ステイゴールド
オリエンタルアート
母の父 メジロマックイーン
母の母 エレクトロアート
性別
馬齢 5 歳
生年月日 2008年5月14日
毛色 栗毛
馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 池江泰寿(栗東)
生産牧場 (有)社台コーポレーション白老ファーム
産地 白老町
馬名意味 金細工師(仏)

賞金

総賞金 1,344,084,000
内付加賞 121,884,000
収得賞金(平地) 540,850,000
収得賞金(障害) 0

オルフェーヴルの戦績振り返り

今年9歳となったオルフェーヴルだが、現役時代に残した強烈な印象は、今もなお色褪せてはいないだろう。

ディープインパクトに続く史上7頭目となるクラシック三冠制覇は言うまでもなく、宝塚記念、有馬記念(連覇)を加えて国内GI6勝を果たした。

世界制覇を目指したフランスにおいてはフォワ賞の連覇に凱旋門賞2年連続2着。あと一歩のところで頂点に立つことは叶わなかったが、2012年の凱旋門賞で最後の直線、あっさりと抜け出して後続をちぎり捨てた場面は、この先何十年もの間、競馬を愛する人々の間で語り継がれるものだろう。

その凱旋門賞しかり、世紀の大逸走劇を演じた阪神大賞典しかり。記録だけでなく、記憶に刻み込まれる歴史的名馬であった。

日付 レース名 着順 人気
131222 有馬記念G1 1
130331 産経大阪G2 1
121125 JCG1 1
120624 宝塚記念G1 1
120429 天皇賞春G1 11 1
120318 阪神大賞G2 1
111225 有馬記念G1 1
111023 菊花賞G1 1
110925 神戸新聞G2 1
110529 東京優駿G1 1
110424 皐月賞G1 4
110326 スプリンG2 1
110206 きさらぎG3 2
110109 シンザンG3 3
101113 京王杯2G2 10 1
101003 芙蓉S 1
100814 新馬 2

オルフェーヴル産駒の特徴を予想

オルフェーヴル産駒の特徴を予想する上で、スピードやスタミナといったものよりもまず、真っ先に思い付くのが気性面の問題だろう。管理していた池江泰寿調教師をして「イレ込みが激しすぎて競走馬になれないかとすら思っていた」と語られていたほどだ。デビュー戦でのゴール後の放馬、ウィナーズサークルで暴れて撮影拒否、前述した阪神大賞典での逸走などなど、語り尽くせぬほどのエピソードが残されている。

気性面での特徴というものは、非常に色濃く遺伝される傾向が強いため、この「気の強さ」が決定的に現れてくる可能性も十分覚悟しておくべきだろう。気の強さが「闘争心」として現れるのか、はたまた「気性難」として終わってしまうのかは紙一重。オルフェーヴルが持つ「怪物」としてのDNAと「闘争心」が上手く融合したならば、爆発的な能力を有する産駒を量産する可能性も十分だ。

芝で活躍できる?

決してスピードタイプとは言えないオルフェーヴルではあるが、自身の戦績や血統的に考えても、芝が不向きとは考えづらい。

先に種牡馬デビューを果たした全兄ドリームジャーニーの産駒なども、芝での良績が断然多い。ただし、自身がどちらかと言えばパワータイプだった印象が強いのも事実。平坦小回りコースでスピードを活かすというよりも、中山や阪神のような急坂のあるコースにより適性が高いことが予想される。

ダートで活躍できる?

前述したように、ドリームジャーニーの例で考えるとダート適性には疑問が残る。

とはいいつつ、オルフェーヴル自身の特徴である「圧倒的なパワー」から考えるならば、兄の産駒以上にダート適性がある可能性も十分にある。決してダート向きの種牡馬という意味ではなく、芝ではスピードや切れ不足の馬であっても、ダートで活躍できるパワーを持ち合わせている馬が多い。という可能性である。

むしろあの父の圧倒的なパワーと闘争心を高いレベルで受け継いだなら、ダートの舞台で怪物を生み出す可能性も……?

距離適性は?

これまでに述べてきた要素から紐解けば、距離適性の推測は比較的容易である。

平坦小回り向きの軽いスピードタイプではないであろうこと。そして父ステイゴールド、全兄ドリームジャーニーともに産駒が中〜長距離での良績が多いこと。これらのことから考えても、やはり中〜長距離が活躍のメインステージとなる可能性が高いだろう。


(C)minafl

2014年に史上3頭目の天皇賞春連覇を達成したフェノーメノ。今年は史上初となる3連覇に向けて期待が高まったが、追い切りの際に繋靭帯炎を発症して出走を断念。そのまま引退することになった。

GI2勝の実績が評価されて社台スタリオンステーションで種牡馬入りが決まり、新たな馬生を歩むことになる。

では、フェノーメノは種牡馬として成功できるのだろうか? 種馬としての可能性を検証していこう。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

ステイゴールド
ディラローシェ
母の父 Danehill
母の母 SeaPort
性別
馬齢 6歳
生年月日 2009年4月20日
毛色 青鹿毛
馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 戸田博文(美浦)
生産牧場 追分ファーム
産地 平取町
馬名意味 超常現象、怪物(ポルトガル語)

賞金

総賞金 629,108,000
内付加賞 22,908,000
収得賞金(平地) 172,750,000
収得賞金(障害) 0

種牡馬フェノーメノ徹底分析

熾烈を極めるステイゴールド産駒の種牡馬事情

実はステイゴールド産駒はディープインパクト産駒に勝るとも劣らない競争率となっている。

まず3冠馬でGI6勝のオルフェーヴルが思い出される。凱旋門賞で2年連続2着となったり、阪神大賞典で暴走したりと、人気と実力を兼ね揃えた最強後継種牡馬であることは間違いない。

ただし、彼だけではない。その全兄で2009年の春秋グランプリを連覇したドリームジャーニー、2010年に宝塚記念を制して凱旋門賞で2着となったナカヤマフェスタなどが既に種牡馬入りを果たしている。

さらに現役にはGI6勝のゴールドシップがいて、引退後は種牡馬入りが確実視されている。

まさにステイゴールド産駒の“大渋滞”が巻き起こっているわけだ。

長距離GI2勝というパンチ力不足

オルフェーヴルやゴールドシップに比べてキャリアのパンチ力に欠けていることも、フェノーメノにとってネガティブなポイントだ。

現代の馬作りでは「クラシックディスタンスで結果を出せるかどうか」が重視されている。すべてのホースマンが目指す日本ダービーや、日本における最高賞金レースであるジャパンカップはどちらも芝2400mだ。

年間で4レースしか行われない3000m以上の重賞ウィナーより、2000〜2400mで勝った馬が重視されるのは当然の流れといえる。実際、長距離GIは軽視されがちで、デルタブルース(菊花賞馬)やマイネルキッツ(天皇賞春馬)らは種牡馬入りすらできなかった。

フェノーメノのGI勝ち鞍は天皇賞春の連覇のみ。どうしても見劣ってしまうのだ。

天下の社台スタリオンステーションで種牡馬入りという光脈

もっとも、ポジティブな要素もある。種牡馬入りするスタッドが社台スタリオンステーションという点だ。

社台スタリオンステーションといえば競馬界の誇る最高の種牡馬が管理される施設である。ディープインパクトやキングカメハメハ、ハーツクライといった名だたる種牡馬がズラリ。

となれば、良質の繁殖牝馬が種付けに訪れることは言うまでもない。ライバルが多いとはいえ、社台スタリオンステーションに種牡馬入りしたということは「大きな期待の表れ」といっていい。

フェノーメノのGI勝利は天皇賞春の2回のみと書いたが、天皇賞秋やダービーで2着になるなど、中距離でも結果を残していた。その点が評価されて種牡馬入りしたのだとしたら、社台グループが保有する良血牝馬と交配する可能性も十分にある。そうなれば、成功への道を歩むこともできるはずだ。

差別化できる血統

血統面も他のステイゴールド産駒たちと大きな違いがある。オルフェーヴルやゴールドシップ、ドリームジャーニーはいずれも母父がメジロマックイーンだ。この配合はいわゆるステイゴールド産駒の黄金配合である。ただ言い換えると、同じような配合の馬が“飽和状態”とも表現できる。

極端な話、ステイゴールド×メジロマックイーンの配合馬が種牡馬として成功できないとわかった場合、他の配合馬にチャンスが巡ってくる可能性はある。

フェノーメノは母父デインヒルと、上記の3頭とは一線を介している。母の半兄がジャパンカップ2着のIndigenousというのも血統レベルの高さを感じさせる。

血統が良いというのは才能だ。良血馬でなければ大レースで勝てる可能性は格段に低くなる。そういう意味でフェノーメノは種牡馬として活躍できるだけのポテンシャルを秘めた血統といえる。

輝き続けるフェノーメノから受け継がれる血

今は亡きステイゴールドの血が産駒たちによって未来に繋がれているという状況は大変喜ばしいことだ。

ただし、フェノーメノが種牡馬として成功するためには強力なライバルたちに勝たなければならない。決して簡単なミッションではないだろう。

もっとも、成功できる可能性が限りなくゼロに近い、というわけではない。彼は父が果たせなかった社台スタリオンステーションでの種牡馬入りという難しいミッションをクリアした。チャンスを得たわけだから、成功の可能性は高まったといえる。

“怪物”として親しまれた天皇賞馬は種牡馬としても称賛を勝ち取れるのか。注目してみていきたい。

全競走成績・結果

日付 レース名 着順 人気
150328 日経賞G2 2
141228 有馬記念G1 10 6
141130 JCG1 9
141102 天皇賞秋G1 14 3
140504 天皇賞春G1 4
140329 日経賞G2 2
130623 宝塚記念G1 3
130428 天皇賞春G1 2
130323 日経賞G2 1
121125 JCG1 4
121028 天皇賞秋G1 1
120917 セントラG2 1
120527 東京優駿G1 5
120428 青葉賞G2 1
120304 弥生賞G2 2
120129 500万下* 2
111225 ホープフ 1
111030 新馬 4

集計期間:2011.10.30 ~ 2015. 3.28

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稀代のバイプレーヤー!ウインバリアシオンとステゴ産駒の“闘争”の歴史

(C)Sleep

ウインバリアシオンが現役生活にピリオドを打った。5月3日に行われた天皇賞春(GI/芝3200m)で起こったアクシデントにより競争能力を喪失し、引退を余儀なくされたのだ。

GIで2着になること4回。常に第一線で活躍し続けたが、遂にビッグタイトルを取れなかった。

しかし、ウインバリアシオンの輝きが色褪せることはない。“主役”になることはできなかったが、競馬ファンの心にその名前は深く刻まれたはずだ。そんな“稀代のバイプレーヤー”のキャリアを振り返ると、ある馬たちとの“戦いの歴史”があったことが分かる。

名馬だけで名勝負は生まれない

“オルフェーヴル世代の不動のNo.2”。ウインバリアシオンを思い浮かべるとき、そんなフレーズが頭をよぎるのではないだろうか?

彼らは常に名勝負を演じてきた。

不良馬場の中で行われた2011年の日本ダービーでは馬場をもろともしない2頭の追い比べが競馬ファンの心をがっちり掴んだ。オルフェーヴルの3冠がかかった菊花賞では最後方からのまくりという奇策に出た。結果、及ばなかったものの、上がり最速をマークしてライバルを脅かした。

さらにオルフェーヴルの引退レースとなった2013年の有馬記念でも“定位置”の2着を確保。気づけばキャリアで8回あった2着のうち、4回がオルフェーヴルの2着という結果となった。

名作に名脇役あり。名勝負は名馬だけでは生まれない。オルフェーヴルという怪物の物語が名作として語り継がれるなら、そのかたわらには必ずウインバリアシオンがいる。まさに“助演男優賞”を送るにふさわしい、記憶に残る“名脇役”だった。

続ステゴ産駒との戦い

オルフェーヴルが引退したあとも、同じステイゴールド産駒との戦いは続いた。

2014年の春の天皇賞では初のGI制覇を期待されたが、それを阻んだのがステイゴールド産駒のフェノーメノだった。振り返るとGI2着が4回、そのすべてで勝ち馬がステイゴールド産駒だったのだ。

日本ダービー2着 優勝オルフェーヴル(ステイゴールド産駒)
菊花賞2着 優勝オルフェーヴル
有馬記念2着 優勝オルフェーヴル
天皇賞春2着 優勝フェノーメノ(ステイゴールド産駒)

さらに最後のチャンスと位置づけられていた今年の春天でも、優勝したのはステイゴールド産駒のゴールドシップだった。引退レースとなったレースの勝ち馬までもがステイゴールド産駒だったというのは感慨深い。

GIタイトルは取れなかったが……

遂に無冠のまま現役生活を終えることになった。

ただし、彼が世代屈指の馬であったことは間違いない。たまたま“怪物”と同じ年に生まれてしまったことで悲運のキャリアを送ることになったが、力がなければ“助演男優賞”は取れない。

今のところ、今後に関する一報は伝わってきていないが、おそらく種牡馬になるのだろう。こういう馬こそ、種牡馬としてチャンスを与えてあげてほしい。たまたまタイトルが取れなかっただけで、GI級の力を持っていたことは間違いないのだから。

実力が競走成績に見合わない馬というのは稀にいる。フロックでGIを取る馬がいる中、ウインバリアシオンがタイトルホルダーでないというのは不思議な感じがする。

しかし、いや、だからこそ、ウインバリアシオンという馬は愛らしく、オルフェーヴルと同じようにファンに愛されたのかもしれない。彼の第2の馬生が明るいものになることを期待する。再びライバルと同じ土俵に立つのだろうから、今度は追いつき、追い越すくらいの活躍を願いたい。

ファンはきっと、ライバルとの新たな戦いに胸を躍らせることになるのだろう。そういう未来があればいいし、それが競馬の、何にも代えがたい魅力なのだから。

【追記】5月5日、ウインレーシングクラブはウインバリアシオンが「乗馬」となると発表。なんとも残念……。

ウインバリアシオンは引退し乗馬に…GIで4度の2着も種牡馬になれず

【追記】5月6日、一転して種牡馬入りが決定!

ウインバリアシオンが種牡馬入り!乗馬から一転、オルフェーヴルと“再戦”へ

【追記】5月7日、JRAの発表が誤報だったと判明……やっぱり乗馬に

ウインバリアシオンは乗馬へ…JRA発表は行き違い「血統背景で種牡馬入り困難」

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調教師コメントの信頼性は?オルフェーヴルから学ぶ“三重のリスク”

(C) Yusuke Tsutaya

厩舎や調教師の言葉をどこまで信じていいのか? 競馬ファンの永遠のテーマだ。

「メイチ」と言っていたのに惨敗し、「無事に回ってきてくれれば」と言っていた馬が重賞で勝つことは決して珍しくない。

最近で言えば2015年の京都金杯におけるゴールデンナンバーが該当する。故障明けだったゴールデンナンバーの関係者はレース前、「まずは無事に回ってきてほしい」とコメントを出していた。しかし、終わってみれば15番人気ながら2着と激走した。

もっと有名な馬を例にあげてみよう。2012年、宝塚記念におけるオルフェーヴルだ。

この年、オルフェーヴルは天皇賞春でまさかの惨敗を喫していた。宝塚記念を臨むにあたり、池江泰寿調教師は「オルフェーヴルは70%の仕上げ」と公言してはばからなかった。さらに「ファン投票で2、3番人気なら回避していた」とも語り、状態が万全ではないと示唆していた。

結局、オルフェーヴルは1番人気に支持されたものの、単勝オッズは3.2倍。ファンの不安が現れた数字となった。しかし、終わってみればご存知の通り、完勝も完勝。前走までが嘘だったかのような走りを披露した。

さらに池江調教師はオルフェーヴルの引退レースでも「あまり状態は良くない」と語っていたが、いざレースになると歴史的大勝を収めている。

なぜこういうことが起こるのか?

また、馬券を買う上で調教師の言葉をどのように判断すればいいのか?

私は明確な考えを持っている。今回はその“3つのファクター”を紹介しよう。

1.厩舎・調教師が本音を言うとは限らない

池江調教師は基本的に本音を語る調教師として知られている。(オルフェーヴルの件があってやや信頼性が落ちたようだが。)

しかし、何を考えているかなんてことは本当のところ、当人にしかわからない。だから、そもそもそういった嘘か本当か分からないコメントを鵜呑みにして馬券を買うべきではないのだ。

2.厩舎・調教師が馬の本質を理解しているとは限らない

子供の頃、「先生は何でも知っている」と思っていた方、あるいは10代の頃に「社会人は何でも知っている」と思っていた方は多いのではないだろうか? しかし、大人になってみると、過去の自分が抱いていた考えが“幻想”だったことに気付かされる。

私は調教師になったことがないため、想像の域を超えない。ただ、おそらく調教師にも同じことが言えるのではないだろうか?

調教師が何でも知っている、分かっていると思ったら大間違いなのだ。

「この馬は馬場が渋ると……」という謳い文句を目にする。しかし、そんな馬が平気で重馬場をこなすことはよくある。(最近で言えば小倉大賞典のダコール。)一番近くにいる調教師でも、馬の本質を理解しているとは限らない。

盲目的に調教師を信じるのは、かしこくないわけだ。

3.馬が毎回本気を出しているとは限らない

調教で走る馬、走らない馬、まじめに走る馬、ヤル気のない馬など、馬のタイプは千差万別だ。調教師は馬のキャラクターは把握しているだろうが、毎度毎度、その見方が正しいとは限らない。

よって、調教で走らなかったからレースでも走らないとは限らないのである。

いかがだろうか?

つまり、調教師の言葉を信じて馬券を買うというのは“三重のリスク”を負うことになるのだ。

そういうリスクを背負って馬券を当てるというのは簡単なことではない。

「調教師の言葉を信じるのはほどほどに!」

今振り返ると、オルフェーヴルは競馬ファンに向け、そんなメッセージを送っていたのかもしれない。


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