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兵庫の宝オオエライジンが去って一年…帝王賞の全馬完走と“想いの継承”を願う


あれから一年…。

帝王賞が6月24日に行われます。昨年は兵庫の宝・オオエライジンの最期となったレースです。直線、外に寄れていく姿を見て以降、頭の中が真っ白になりました。そして、オオエライジンは育った兵庫に戻る事なく6歳という若さで競走馬として幕を下ろしました。後日、園田競馬場内だけでなく大井競馬場にも設置された献花台には溢れんばかりの花束や写真、想いが綴られた手紙など多くのファンから愛されていたんだという事が伝わる風景でした。

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夢、希望を抱かせてくれ、敗戦の悔しさ、壁の高さという厳しさを叩きつけられても挑み続けるオオエライジンに自然と惹きつけられ、いつの間にか「兵庫のオオエライジン」が全国でも応援される存在となったと思います。ここで少しではありますが、オオエライジンの戦績を振り返って行こうと思います。

父キングヘイロー、母フシミアイドルという血統で2008年5月に伏木田牧場で生まれたオオエライジンは2010年8月に兵庫・橋本忠厩舎からデビュー。もともと脚元が弱かった事もあり順調に使えない(2歳時、3歳時に一度ずつ除外と取り消しとなっている)時期もありましたが、2歳時には兵庫若駒賞と園田ジュニアカップを制覇。3歳時は菊水賞や兵庫チャンピオンシップには使えなかったものの兵庫ダービーを制した後は大井・黒潮盃や笠松・岐阜金賞を勝つなど兵庫競馬だけでなく各地で活躍。

そして、地元の誰もが「この馬なら中央馬にも!」を胸にデビュー10連勝で挑んだ兵庫ゴールドTで初めての敗戦。ここからオオエライジンにとっては中央馬というのは「越えなければいけない壁」という存在となりました。

翌年の2012年は兵庫大賞典こそ快勝するも、中央馬相手には中距離だけでなく1200m戦に挑むなど試行錯誤。そんな中、園田金盃でニシノイーグルの猛追に敗れ初めて地元馬相手に敗戦。そして年末の兵庫ゴールドTも3着と敗れた彼に待っていたのが突然の南関東への電撃移籍でした。

しかし、2013年早々南関東に移籍した彼は鼻出血が原因で南関東では出走することなく再び兵庫競馬に戻ってくる事となりましたが、デビューから所属した橋本忠厩舎ではなく寺嶋厩舎へと変わり主戦も木村健騎手から下原理騎手へと乗り替るなどオオエライジンの周辺は慌ただしく変化。そして、迎えた10月の復帰初戦は不良馬場ではあったものの勝利。

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この時に「帰って来た兵庫の宝物!」と実況でこの言葉が快勝したオオエライジンに向けて送られました。ファンも関係者も誰もがオオエライジンの復帰を待っており、その気持ちがあの実況に代弁されたようでした。その後、昨年敗れた園田金盃を勝利しオオエライジンは2013年シーズンを終えました。

年明け早々、川崎・報知オールスターカップへ遠征するものの突然のトラブルで鞍上の下原理騎手が現地に間に合わず急遽張田京騎手へと乗り替り。レースはアウトジェネラルとの叩きあいをハナ差制して南関東では2度目の重賞制覇を果たしました。その後、交流重賞を2戦走るも掲示板を確保するものの勝てなかったものの兵庫大賞典ではエーシンクリアーやハルイチバンという若い世代の馬に完勝し、春の目標を帝王賞と定めました。

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結果的にはこの兵庫大賞典が最後の勝利となり、そして起きたアクシデント…。

通算成績26戦16勝、重賞10勝。中央相手の交流重賞では9回挑むも、3着2回という成績が最高。しかし、掲示板は5回確保と立派な成績を残しました。

明日は、その帝王賞。空の上から全馬無事に走りきれるように見守ってほしいものです。

兵庫競馬には、何とかこのオオエライジンの功績を残してほしいものです。実際、笠松競馬では協賛レースながらもファンの方々による「オオエライジンメモリアル」という冠レースが実施されたほど。兵庫競馬でもオオエライジンの功績を讃えるものを作ってもらいたいものです。それには、いくつもの壁はあるのかもしれませんが実現してもらいたいものです。

個人が出来る事を主催者側が出来ない訳ではないと思います。そして、それがファンの想いでもあることを知っててもらいたいものですね。1周忌となる今月25日にはファンの方が主催の企画も行われる訳ですから何とかこのような想いに応えて頂きたいと思います。

そして、オオエライジン亡き後、兵庫デビュー馬から同じく全国で活躍している、またはこれから狙う馬が現れています。それがGDJ3歳シリーズを制したトーコヴィーナス、彼と同じく兵庫ダービー馬となり全国での活躍を狙うインディウム。この2頭にはオオエライジンの背中を追いかけいつかその背中を追い越す存在にまでなってほしいものです。

また、オオエライジンの半妹であるエンジェルツイートが今年初子を産んだという情報も以前にありました。オオエライジンが残したもの、手に出来なかったタイトルを次の世代の馬たちが実現してくれることを願うばかりです!


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